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文書番号: 000219463


Windows Server: Windows Updateの自動更新および再起動を無効化する方法

概要: Windows Updateの自動更新の無効化についてのまとめ

文書の内容


手順

WindowsUpdateの自動更新の無効化設定

  • グループポリシーで以下の設定を行います。
    [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windowsコンポーネント] - [Windows Update] - [自動更新を構成する]を”無効”に設定します。

    [自動更新を構成する]が”無効”に設定されていることを示すレジストリ値
    キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
    値:NoAutoUpdate : 1 (Reg_DWORD)

    *上記設定を行っても、以下のような場合は自動再起動されることがあります。

 

自動更新を構成するの無効化だけでは解消しない場合の対処

  • 手動でWindowsUpdateを実行した場合
    "更新プログラムをチェックする"のボタンをクリックしてしまうと、そのままアップデートが始まり再起動されてしまいます。
    グループポリシーでこのボタンを無効化することで回避可能です。

    [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [Windows Update] - [Windows Updateのすべての機能へのアクセスを削除する]を”有効”に設定します。

  • WindowsUpdate以外の要因がある場合
    Windows Defenderの定義ファイルの更新、ストアアプリの更新、ドライバーの更新等で、再起動される場合があります。
    対策として、それぞれのグループポリシーを設定します。

    • Windows Defenderによる定義ファイルの更新を無効化
      [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windowsコンポーネント] - [Endpoint Protection] - [Endpoint Protectionを無効にする]を“有効”に設定します。
      または
      [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windowsコンポーネント] - [Windows Defenderウイルス対策] - [Windows Defenderウイルス対策を無効にする]を"有効"に設定します。
    • ストアアプリの自動更新を無効化
      [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windows コンポーネント] - [ストア] - [更新プログラムの自動ダウンロードおよび自動インストールをオフにする]を“有効”に設定します。
    • Microsoftコンシューマーエクスペリエンスの無効化
      [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [Windowsコンポーネント] - [クラウドコンテンツ] - [Microsoftコンシューマーエクスペリエンスを無効にする]を“有効”に設定します。
    • ドライバーの検索を無効化
      [コンピューターの構成] - [管理用テンプレート] - [システム] - [デバイスのインストール] - [デバイスドライバーを検索する場所の順序を指定する]を“有効”に設定します。
      さらに、オプション[検索順序を選択する]にて、“Windows Updateを検索しない”を指定します。
    ご留意事項
    SQLやOffice関連のアップデートが要因となる場合がありますので、該当する環境の場合は、Microsoft製品窓口へお問い合わせをお願いします。
  • WindowsUpdate自動更新の設定が意図せず変更された場合
    グループポリシーの設定反映には、時間がかかることがあります。
    すぐに反映させる場合は、コマンドプロンプトを開き、gpupdate /forceコマンドにて更新を実施してください。
    グループポリシーの設定が反映してもすぐに解除されてしまう場合は、グループポリシーがOUやドメインレベルで設定されていないか、サードパーティ製のアプリケーション等が、勝手に設定を変えていないかをご確認ください。

  • WSUSサーバーを利用している環境のにおける注意点
    WSUSサーバーには、自動承認という強制適用の機能が備わっています。
    この機能は、承認の期限を設定しその期限までに適用されない場合に、強制的に適用処理を開始するため、この設定が有効である場合、WindowsUpdateの自動再起動を無効化している場合でも再起動が発生します。

 

自動再起動関連のカスタマイズ設定

  • ユーザーが利用中の自動再起動はしたくない場合の設定
    [コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windowsコンポーネント] -> [Windows Update]
    -> [スケジュールされた自動更新のインストール]で、[ログオンしているユーザーがいる場合には自動的に再起動しない]を "有効"にし、
    -> [自動更新を構成する]を”有効”、オプションにて[4 ? 自動ダウンロードしインストール日時を指定]に指定します。

  • 業務時間中の自動再起動をしたくない場合の設定
    [コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windowsコンポーネント] -> [Windows Update] -> [アクティブ時間内の更新プログラムの自動再起動をオフにします]を"有効"、オプションでアクティブ時間を指定します。
    [コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windowsコンポーネント] -> [Windows Update] -> [自動再起動のアクティブ時間範囲を指定する]を"有効"、オプションにて最大範囲を8-18時間の範囲で指定します。

  • 更新プログラムをインストールした直後に自動再起動させたい場合の設定
    [コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windowsコンポーネント] -> [Windows Update] -> [スケジュールされた時刻に常に自動的に再起動する]を"有効"にし、
    -> [自動更新を構成する]を”有効”、オプションにて[4 ? 自動ダウンロードしインストール日時を指定]に指定します。

  • 更新プログラムのインストールと再起動のタイミングを別々にする設定
    [コンピューターの構成] -> [管理用テンプレート] -> [Windowsコンポーネント] -> [Windows Update] -> [自動更新を構成する]を”有効”、オプションにて[3 ? 自動ダウンロードとインストールを通知]に指定します。

 

参考情報

 

文書のプロパティ


影響を受ける製品

Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019, Microsoft Windows Server 2022

最後に公開された日付

07 3月 2024

バージョン

1

文書の種類

How To