VxRail: vCenter Server 8.0 Update 3bのアップグレード後にvSphere Clientが応答しなくなる

この問題は、さまざまな症状で発生することがあります。通常、セッションが長時間アイドル状態(1〜2時間)続いた後に発生します

• vCenter Serverを8.0.3.00200にアップグレードした後、vSphere Clientが不安定になり、セッション タイムアウトが発生します。
• ローディングサークルインジケーターが回転し続けます。
• インベントリーの参照は、「このオブジェクトを表示する権限がないか、削除されています」などのエラーで失敗することがあります。
• • クライアントにログインしようとすると、ログインボタンがグレー表示されることがあります。
  • 認証が失敗し、次のエラーが表示されることがあります。IDプロバイダーのフェッチ中にエラーが発生しました

この問題は、このリリースでのTomcat内のRECYCLE_FACADESのデフォルトの動作の変更によるものです。 

この問題はvCenter Server 8.0U 3cリリースで修正されています - リリース ノート リンク 
 

この問題を回避するには、次の手順を使用してRECYCLE_FACADESを無効にします。

1. SSHを使用してvCenter Serverにログインします
    
2. catalina.propertiesファイルのバックアップを作成します。
    

   cp /usr/lib/vmware-vsphere-ui/server/conf/catalina.properties /root/catalina.properties.bak

   
    
3. 次のコマンドを実行して、元のcatalina.propertiesファイルの末尾に行を追加してRECYCLE_FACADESを無効にします。
    

   echo "org.apache.catalina.connector.RECYCLE_FACADES=false" >> /usr/lib/vmware-vsphere-ui/server/conf/catalina.properties

   
    
4. 次のコマンドを使用して、vsphere-uiサービスを再起動します。
    

   service-control --restart vsphere-ui