ハード ドライブを使用した BIOS のリカバリー
このタスクについて
注:デルのサポートサイトから使用可能な BIOS の前のバージョンと最新バージョンを持っていることを確認します。
注:オペレーティング システム(OS)に表示されるファイルタイプの拡張子があることを確認します。
手順
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BIOS アップデート実行(.exe)ファイルの場所に移動します。
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BIOS 実行ファイルの名前を、BIOS の前のバージョンの場合は BIOS_PRE.rcv に、BIOS の最新バージョンの場合は BIOS_CUR.rcv に変更します。
例えば、最新バージョンのファイル名が PowerEdge_T30_1.0.0.exe の場合はそれを BIOS_CUR.rcv と変更し、前のバージョンの名前が PowerEdge_T30_0.0.9.exe の場合はそれを BIOS_PRE.rcv と変更します。
注:
- ハード ドライブが新しい場合は、オペレーティング システムがインストールされていません。
- ハード ドライブがデルの工場でパーティション分割されている場合は、リカバリー パーティション が使用可能です。
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ハード ドライブを外して、オペレーティング システムが完全に機能する別のシステムにハード ドライブを取り付けます。
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システムを起動し、Windowsオペレーティング システムの環境でこれらの手順を実行して、BIOSリカバリー ファイルをリカバリー パーティションにコピーします。
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Windows コマンドプロンプトウィンドウを開きます。
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プロンプトで diskpart と入力し、Microsoft DiskPart を開始します。
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プロンプトで list disk と入力し、使用可能なハード ドライブを列挙します。
手順 3 で取り付けたハード ドライブを選択します。
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プロンプトで list partition と入力し、このハード ドライブで使用可能なパーティションを表示します。
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Recovery PartitionであるPartition 1を選択します。パーティションのサイズは39 MBです。
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プロンプトで set id=07 と入力しパーティション ID を設定します。
注:パーティションは、データの読み取りと書き込みを行うためのローカル ディスク(E)としてオペレーティング システムに表示されます。
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ローカルディスク (E) に次のフォルダを作成します。E:\EFI\Dell\BIOS\Recovery
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BIOS_CUR.rcv と BIOS_PRE.rcv 両方の BIOS ファイルを ローカルディスク(E)のリカバリー フォルダにコピーします。
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コマンドプロンプト ウィンドウの DISKPART プロンプトで、set id=DE と入力します。
このコマンドの実行後は、パーティション ローカルディスク(E) に OS でアクセスできなくなります。
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システムをシャット ダウンしてハード ドライブを取り外し、元のシステムに取り付けます。
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システムを起動してセットアップユーティリティを起動し、 メンテナンス セクションで ハード ドライブからの BIOS のリカバリー が設定のBIOS リカバリー セクションで有効になっていることを確認します。
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電源ボタンを押して、システムをシャットダウンします。
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Ctrl+Escキーを長押しし、電源ボタンを押してシステムを起動します。BIOS Recovery Menuページが表示されるまで、Ctrl+Escキーを長押しします。
BIOS のリカバリー ラジオボタンが選択されていることを確認し、続行 をクリックして BIOS のリカバリーを開始します。