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Dell PowerStore vVols with Redhat OpenShift and VMware CNS
Itzikr's Blog 日本語翻訳版
*オリジナルブログは以下URLから参照可能です
https://volumes.blog/2022/04/28/dell-powerstore-vvols-with-redhat-openshift-and-vmware-cns/
先月Red Hat OpenShift 4.10がリリースされました。この、現在利用できる、新しい4.10リリースはCRI-O 1,23ランタイムのKubernetes 1.23がベースになっています。OpenShift 4.10は開発者と管理者の両方にとっていくつかの魅力的な機能強化と特徴を持っています。ここではOpenShiftとDell PowerStore vVolとVMware Cloud Native Storageドライバの統合について注目していきます。
PowerStoreはVAAIとVASAサポート、イベント通知、スナップショット管理、VMware vSphere Virtual Volumes (vVols)、そしてPowerStore Managerでの仮想マシンディスカバリーとモニタリングを含む、VMware vSphere環境とディープに統合されるようにデザインされています。これらの統合はPowerStoreをEKS Anywhereとコンテナ化されたアプリケーションやサービス群に対する理想的なプラットフォームにしています。
vSphere 7.0で追加された機能の一つはvSphere Cloud Native Storage (CSI)ドライバを経由してVirtual Volumes (vVols)をKubernetes Persistent Volumes (PVs)にプロビジョンすることが可能となったことです。OpenShift 4.10はVirtual OpenShiftクラスターに対するvSphere Cloud Native Storageとの統合、そしてPowerStore vVolsと紐づくPersistent Volumesを作成することを可能とします。
vVolデータストアからPersistent Volumeを作成するために、我々はSPBMポリシーを作成してそれをvVolデータストアに紐づける必要があります。
PowerStore vVolはStorage Policy Based Management (SPBM) を、VMが全体のライフサイクルを通じて適切なストレージ能力を確実に所有するために活用します。これらのポリシーはVMがプロビジョンされている際に必要とされるストレージ能力を決める為に利用されます。
次に、我々はストレージポリシーを作成する必要があり、それはOpenShift UIのstorage classesページに行くことで実現できます。
我々はそれに名前を付け、VMware CSIドライバへのprovisionerを設定し、そのストレージポリシー名をvSphereで作成したSPBMポリシーに当てはめます、これが意味することはこのストレージクラスからのそれぞれのPVCは、VMware CNSドライバを利用してPowerStore上の一つのvirtual volumeから作成されるということです。
この段階で、我々はステートフルなアプリケーションをプロビジョンする準備が整い、あと行わなくてはならないことはそのアプリケーションのストレージクラスを我々が新たに作成したストレージクラスに当てはめることです。
vSphereに加えてOpenShiftも利用する際の一つの主なアドバンテージはCNS経由で我々が受け取ることができるインサイトです。アレイViewとデータストアコンテンツViewの間を行ったり来たりし続けることなく、vSphereストレージを利用しているPersistent Volumeに関連する情報をすべて1か所で見ることができます。PVsに関するvVolsを使う際にも違いはありません。ここにあるのはvSphere UIにおいて我々のPVsを表示しているContainer Volumes Viewです:
我々はPV名を見ることができ、それはストレージポリシーに準拠したPowerStore-vvolデータストア上に見えます。また正常性や容量も見ることができます。
PowerStore Managerを操作し、そのvVolをクリックすることにより、我々はVMware FCDsである新しく作成されたvVol群を見ることができます。
FCDは単なる仮想ディスク群ですが、APIではそれらは1stクラスオブジェクトです- それらは一つのVMに独立して存在して作成されます。そのことはコンテナにとって意味を成します。FCDsは作成され、スナップショットされ、サイズ変更されるなど、仮想ディスクのようですが、VMがなくともそれらを実現可能で、これは正にKubernetes Persistent Volume Claimであるということです。
プロビジョンされたvVolのタイプは保存されているデータのタイプに依存します:
- Config:.vmxファイル、ログ、そしてNVRAMなどのスタンダードなVM構成データを保存
- Data vvols:VMDK、スナップショット、Fullクローン、Fastクローンなどのデータを保存
- Swap:VMがパワーオンされた際にVMメモリページのコピーを保存。Swap vVolsはVMsがパワーオンとオフされた時に自動的に作成されて削除される。
それに加え、我々は基本的にはPowerStoreの仮想ボリュームであるそれぞれのKubernetes Persistent VolumeのトータルIOPS、帯域幅、レイテンシー、IOサイズが表示されているストレージパフォーマンスメトリクスを見ることができます。
Dell PowerStore vVol統合は本ソリューションの鍵となるコンポーネントであり、数多くのフレキシビリティとコンテナアプリケーションが必要とするであろう粒度を提供します。あなたはOpenShirt、もしくはあなたのニーズに本当にフィットするその他のKubernetesディストリビューションにおいて、異なるストレージクラスにアサインすることが可能な複数のVMストレージプロファイルを定義することができるのです。
Tomer Eitanによるゲスト投稿
翻訳者:Uehara Y.