vRealize Operations Managerバージョン1.1用Dell EMC OpenManage管理パック

VMware vRealize Operations（別名 vROPS）は、VMwareの洗練された監視と分析のソリューションです。vRealize Operations Managerは、ハードウェアデータや仮想化データを取り込み、環境が長期間（最長6ヶ月間）にわたってどのように実行されているかを示すタイムテーブルデータにコンパイルし、すべての監視対象エンティティに対して標準化された動作基準を設定します。これにより、システムの異常な動作を発見し、ドリルダウンによってその原因となっている問題を識別できます。また、現在の傾向に基づいて、監視対象エンティティが問題を発生させるタイミングを予測できる機能も備えています。
VMwareは現在「管理パック」と呼ばれるモジュールを通じてサードパーティ製ハードウェアの収集を可能にしています。デルのシステム管理情報を管理パック経由でvROPSに取り込むことで、より詳細なトラブルシューティングを行って、デル製システムで特定のイベントまたはボトルネックが発生している理由を識別できます。管理パックは、アダプタ、ダッシュボード、ビュー、レポート、アラート定義、およびシンプトム定義で構成できます。アダプタはメトリックスを収集し、それをvROPSデータベースに保存します。収集されたメトリックスに基づいて、さまざまなダッシュボード項目、ビュー、レポートをvROPS Webコンソールに表示できます。シンプトム定義とアラート定義、およびリソースの収集されたデータマトリクスと一致するルールに基づいて、シンプトムおよびアラートをそれぞれ生成することもできます。