NVP-vProxy：バックアップは失敗とマークされているが、すべてのVMは成功している 「ID "vm-MOREF"の選択されたvCenterコンテナ作業アイテムが見つかりません」

NetWorker VMware Protection (NVP)統合は、vProxyアプライアンスを使用して構成されています。
NMC(NetWorker管理コンソール)の[モニタリング]タブには、VMwareポリシー ワークフローが失敗ステータスで表示されますが、すべてのVMは正常にバックアップされています。
VMware保護グループは、ルールによる動的な関連づけを使用して構成され、どの仮想マシンとコンテナがグループ内で動的に配置されるかを決定します。

バックアップ サマリーに次のエラーが表示されます。

このエラーは、NetWorkerサーバーのバックアップ アクション ログにも表示されます。

• Linuxの場合/nsr/logs/policy/POLICY_NAME/WORKFLOW_NAME/ACTION_JOBID.raw
• Windows(デフォルト): C:\Program Files\EMC NetWorker\nsr\logs\policy\POLICY_NAME\WORKFLOW_NAME\ACTION_JOBID.生
• NetWorker：nsr_render_logを使用して.rawログ ファイルをレンダリングする方法

[root@nsr ~]# nsr_render_log "/nsr/logs/policy/VMware Protection/VMware Protection - Full VM/backup_192212.raw"
151761 09/12/2025 01:08:33 PM  1 5 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR notice Action backup vmware-vproxy 'backup' has initialized as 'vproxysave job' with job id 192212
204343 09/12/2025 01:08:33 PM  0 26 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR info Starting nsrvim.
185813 09/12/2025 01:08:33 PM  0 0 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR info Calling the nsrvim program to collect the inventory data.
185814 09/12/2025 01:08:33 PM  0 0 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR info Setting default timeout 1800.
185818 09/12/2025 01:08:33 PM  0 0 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR info Using a timeout of 1800 seconds for the nsrvim request. Minimum timeout is 360 seconds. Maximum timeout is 3600 seconds.
204344 09/12/2025 01:08:34 PM  0 26 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR info Getting list of VM work items.
0 09/12/2025 01:08:34 PM  1 5 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR notice 09/12/25 13:08:34.166306 nsrvproxy_save-D0 libCURL SSL support is Enabled.
165099 09/12/2025 01:08:39 PM  3 0 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR error Unable to find selected vCenter container work item with ID "vm-23014" in vCenter, the work item will be skipped.
165099 09/12/2025 01:08:39 PM  3 0 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR error Unable to find selected vCenter container work item with ID "vm-23013" in vCenter, the work item will be skipped.
205578 09/12/2025 01:08:39 PM  1 5 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR notice Transport mode selected from the user for backup: 'Auto'.
205578 09/12/2025 01:08:39 PM  1 5 0 3478079296 18737 0 nsr.amer.lan nsrvproxy_save NSR notice Transport mode selected from the user for backup: 'Auto'.
...

エラー メッセージにより、VMware管理オブジェクト参照(MoRef)IDが報告されます。これらのIDは、VMwareテンプレートVMに関連づけられています。 

これは、次の 2 つの方法のいずれかを使用して識別されます。

vProxy(vProxy) vmconfigが使用するJava Runtime Environmentへのパスを定義します。

1. vCenter上のいずれかのvProxyへのSSHセッションを開き、管理者としてログインします。
2. rootに切り替えます。 sudo su -
3. vProxyのbinディレクトリーに移動します。 cd /opt/emc/vproxy/bin
4. vProxy環境変数ファイルをロードします。 source /opt/emc/vproxy/unit/vproxy.env
5. 次のコマンドを実行し、 VALUES を環境の対応する値に置き換えます。

./vmconfig -c info -k "vm-MOREF" -l moref -p 'Password-for-vCenter' -u username-for-vCenter -v vcentername

Example:

nsr-vproxy:~ # cd /opt/emc/vproxy/bin
nsr-vproxy:/opt/emc/vproxy/bin # source /opt/emc/vproxy/unit/vproxy.env
nsr-vproxy:/opt/emc/vproxy/bin # ./vmconfig -c info -k "vm-23013" -l moref -p '!Password1' -u networker_user@vsphere.local -v vcsa.amer.lan
VM Config
vCenter: "vcsa.amer.lan", User: "networker_user@vsphere.local", Password: "!Password1", Lookup Mode: "moref", Lookup Key: "vm-23013", HypervisorMode: "vSphere", Command: "info"
Logged into vCenter 'vcsa.amer.lan'.
Connected to session on vCenter 'vcsa.amer.lan' Version '8.0.3 build-24322831, API:8.0.3.0', Uuid:e5390e5f-912e-4818-ad6e-ea9b878ff57d.
Found virtual machine 'win-template' with MORef 'vm-23013'.
vm-23013: Name: "win-template".
vm-23013: CBT Enabled: false.
vm-23013: Migration Enabled: false.
vm-23013: Backup Locked: false.
Disconnected from session on vCenter 'vcsa.amer.lan'.
Logged out from vCenter 'vcsa.amer.lan'.

VMware管理オブジェクト ブラウザー(MOB):

1. Webブラウザーを開き、次のURLを入力します。 VALUES を環境固有のURLに置き換えます。 https://VCENTER_ADDRESS/mob/?moid=VM-MOREF
2. プロンプトが表示されたら、vCenterユーザー認証情報を入力します。

Example:

NetWorker保護グループで構成されたルールは、バックアップ時にVMを動的に選択します。VMテンプレートを含めるルール セットがあるため、VMwareテンプレートVMが選択されます。例： 

• があります。 VirtualMachine 特定の文字列を含むVMを含めるように設定された名前ベースのルール。テンプレート文字列が一致します。
• があります。 VmFolder VMware内の特定の「VMおよびテンプレート」フォルダーを除外するように設定された名前ベースのルール。VMテンプレートはVMwareフォルダーには存在せず、ワークフローの一部として取得されます。

NetWorkerでは、VMwareテンプレートのバックアップはサポートされません。ワークフローは、VMがサポートされていないためにスキップされるという警告を示しています。ワークフローは失敗としてマークされるため、対応処置を講じてルールベースの選択から削除できます。 

VMテンプレートは、動的選択から除外する必要があります。 

NetWorker保護グループで使用される「ルール」を更新します。次に、テンプレートを動的選択から削除する方法の例をいくつか示します。VMware環境と動的なルール ベースの選択を管理する方法に応じて、1つ以上のルールを構成できます。テンプレートを防止するために使用する方法は、VMwareおよびNetWorker管理者の裁量に委ねられています。

• VMwareテンプレートをVMware内の特定のフォルダーに移動します。NetWorkerで 名前ベースの ルールを作成して、そのフォルダーをバックアップに含めないようにします。
   
• テンプレートVMに共通の文字列(例:テンプレート)が含まれている場合。その文字列を含む仮想マシンを含めないように、 名前ベースの ルールを作成します。
   
• VMwareでカテゴリー タグを作成し、そのタグをテンプレートVMに割り当てます。これは、VMware管理者が行う必要があります。NetWorkerで、そのタグを持つVMまたはテンプレートを含めない タグベースの ルールを作成します。
  • 詳細については、NVP vProxy：カテゴリー タグ付けベースのVMware保護

動的選択によってテンプレートが選択されなくなると、仮想マシンのバックアップ完了ステータスに応じて、ワークフローは成功または失敗としてマークされます。

NVP vProxy：UUIDが「UUID」の選択したVM作業アイテムがvCenterで見つからない場合、作業アイテムはスキップされます。