NetWorker：クラスターでのSQLデータベースのリストアが失敗します。「クラスター化されたサーバーにファイル '<path>' を使用できません」

NetWorker Module for Microsoft (NMM) SQLデータベースのリストアが次のエラーで失敗します。

nsrsqlrc: Cannot use file ‘<path>’  for clustered server.
Only formatted files on which the cluster resource of the server has a dependency can be used.
Either the disk resource containing the file is not present in the cluster group or the cluster 
resource of the Sql Server does not have a dependency on it.

例：

The file  F:\TestRestore\mdd_restore.mdf is the Destination location on a Cluster Drive (Volume)

この問題の根本原因は、宛先パスのクラスター ボリュームとSQL ServerのMicrosoftフェールオーバー クラスター リソースに関連しています。
SQL Serverクラスター リソース グループに、リストア先のパスに対応するディスクの依存関係がありません。

この問題を解決するには、SQL Serverデータベース管理者は、SQL Serverクラスター リソースとディスクの依存関係に関するMicrosoftガイドラインに従う必要があります。

• クラスター ディスクの依存関係: 次のMicrosoftの記事を参照してください。
• SQL Serverが最初にインストールされていなかった共有クラスター ドライブでデータベースを作成するか、ディスク ファイルの場所を変更します

目標は、データベースのリストア先であるクラスター ボリュームに依存するように、SQL Serverリソースの依存関係を追加することです。

上記の記事の手順を以下に示します。

ディスクの依存関係を SQL Server に追加するには、共有クラスタ ディスクがクラスタ アドミニストレータの SQL Server リソースと同じグループにある必要があります

共有クラスタ ディスクを移動するには、SQL Server グループに移動するディスクを選択し、そのリソースを右クリックします。[グループの変更] をクリックします。ディスクが SQL Server リソースが存在するのと同じグループに入ったら、次の手順に従って SQL Server 依存関係として追加します。

1. クラスタ アドミニストレータを開きます。
2. SQL Serverデータベースを含むすべてのハード ドライブ リソースが、SQL Serverリソースと同じグループにあることを確認します。
3. SQL Serverリソースを右クリックし、[オフラインにする]を選択してリソースをオフライン状態にします。
4. SQL Serverリソースを右クリックし、プロパティを選択します。
5. 依存関係タブを選択します。
6. Modifyを選択して、そのリソースの依存関係リストにディスクを追加します。
7. SQL Serverリソースをオンラインに戻し、その共有クラスター ディスクにSQL Serverファイルを配置します