Isilon Gen6：ノードが稼働中なのにGen6クラスターにイベント「HW_INFINITY_I2C_FAULT」が表示される - イベントID：900160007、900160014

Gen6クラスターでは、すべてのノードが稼働しているにもかかわらず、複数のノードで重大レベル イベント「HW_INFINITY_I2C_FAULT」が表示されることがあります。通常、このイベントは数分後にキャンセルされますが、後で再発する場合があります。このイベントは、I2C通信エラーが発生したことを意味しますが、これは必ずしもハードウェア障害が発生したことを示すわけではありません。イベント自体を除いて、ノードまたはクラスターに悪影響はないはずです。これらのI2C通信は2つのノード間で行われることが多いため、シャーシ内の複数のノードでこのイベントが発生することがよくあります。

これらのエラー メッセージの多くを引き起こしていると思われる特定のGen6ノードに含まれるBMCコンポーネントの出荷ファームウェアで問題が特定されました。この問題は、ノード ファームウェア パッケージ10.2.1でリリースされたGen6 BMCファームウェア23.90で一部緩和されています。エンジニアリング チームは、この問題を緩和するためにさらなる改善策を調査中です。この問題による影響はありません。ノードの冗長I2Cバスにより、必要なシステム通信が正常に継続されるはずです。

この問題は、ノード ファームウェア パッケージ10.2.1でリリースされたGen6 BMCファームウェア バージョン23.90で一部緩和されています。多くのクラスターでは、これらのアラートはこれで完全に解決されます。このノード ファームウェア パッケージには、他のいくつかのGen6固有の問題に対する修正も含まれています。このイベントが警告レベルではなく重要なイベント レベルで生成されるのを防ぐための改善もリリースされています。また、OneFS 8.1.0.4以降のファームウェア アップグレード プロセスも改善されました。次回のメンテナンス ウィンドウまたは最も早い機会に、クラスターをOneFS 8.1.0.4以降、ノード ファームウェア パッケージ10.2.1以降にこの順序でアップグレードすることをお勧めします。現時点でOneFSのアップグレードがオプションではない場合は、ノード ファームウェア パッケージ10.2.1以降に直接アップグレードすると、この誤ったエラー メッセージのほとんどは解決されるはずです。

注：ノード ファームウェアおよび/またはOneFSをアップグレードするには、アップグレード サイクルの最後に各ノードを再起動する必要があります。これはアップグレード プロセスに必要であり、回避することはできません。

最新のノード ファームウェア パッケージとOneFSのインストール パッケージ、および付属のリリース ノート ドキュメントは、support.emc.comのWebサイトからダウンロードできます。ファームウェア パッケージのインストールとクラスター ファームウェアのアップデートに関する手順、およびOneFSのアップデート手順については、それぞれのリリース ノート ドキュメントを参照してください。