Azure Stack HCIでドライブを交換する手順は、PowerShellまたはWindows Admin Center (WAC)を使用して非常に簡単に実行できます。
Windows PowerShellを使用したドライブの交換
- Azure Stack HCIクラスターのノードで、管理者特権でPowerShellプロンプトを起動します。
- 正常な状態でないすべての物理ディスクを列挙するには、Get-PhysicalDisk | Where-Object ($_.HeathStatus -ne "Healthy"}を実行します。
- 前のコマンドで特定されたすべてのディスクを破棄するには、Get-PhysicalDisk | Where-Object ($_.HeathStatus -ne "Healthy"} | Set-PhysicalDisk -Usage Retiredを実行します。
- Get-PhysicalDiskを実行して、前の手順で特定されたディスクの[Usage]列に[Retired]と表示されていることを確認します。
- Get-StorageJobを実行して、ストレージ ジョブがまだ進行中かどうかを確認します。それらを完了させてから続行します(これには時間がかかる場合があります)。
- 障害が発生したドライブを物理的に取り外して交換します。
- Get-PhysicalDiskを実行して、交換用ディスクの存在を確認します。ストレージ プールに自動的に追加されますが、これには時間がかかる場合があります。
- ディスクがプールに追加されたら、Get-StorageJobコマンドを使用して、実行中のストレージ ジョブが完了するまで監視できます。
Windows Admin Center (WAC)を使用したドライブの交換
- WACでクラスターを選択し、Cluster Manager機能を開きます。
- 左側のペインで[Drives]をクリックし、[Inventory]をクリックして、クラスター内のドライブを列挙します。
- 交換するドライブを選択し、インベントリー リストの上のバーにある[Retire]をクリックします。ポップアップ ウィンドウで[Retire]をクリックして確定します。ドライブの[Status]列に、廃棄されたことを示すメッセージが表示されます。
- ドライブを物理的に取り外して交換します。
- WACでドライブ インベントリーを更新します。交換用ドライブは、ストレージ プールにまだ追加されていない場合もありますが、リストに表示されます。これは自動的に実行されますが、しばらく時間がかかる場合があります。
- 古いドライブがリストから消え、新しいドライブがストレージ プールに追加されるまで、ドライブ インベントリー リストを更新し続けます。