セットアップユーティリティのオプション
注: お使いのコンピュータおよび取り付けられているデバイスによっては、本項に一覧表示された項目の一部がない場合があります。
表 1. 一般規定次の表には、コンピュータに関する一般情報について記載されています。
オプション |
説明 |
システム情報 |
以下の情報が表示されます。
- システム情報:BIOS バージョン、サービスタグ、アセットタグ、購入者タグ、購入日、製造日、エクスプレスサービスコードを表示します。
- メモリ情報:搭載メモリ、使用可能メモリ、メモリ速度、メモリチャネルモード、メモリテクノロジ、DIMM 1 サイズ、DIMM 2 サイズを表示します。
- PCI 情報:SLOT1_M.2、SLOT2_M.2 を表示します。
- プロセッサ情報:プロセッサのタイプ、コア数、プロセッサ ID、現在のクロック スピード、最小クロック スピード、最大クロック スピード、プロセッサ L2 キャッシュ、プロセッサ L3キャッシュ、HT 対応、および64 ビットテクノロジを表示します。
- デバイス情報:SATA-0、M.2 PCIe SSD-0、LOM MAC アドレス、ビデオコントローラ、オーディオコントローラ、Wi-Fi デバイス、Bluetooth デバイスを表示します。
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起動順序 |
このリスト内の指定されたデバイスからコンピュータが OS を探す順序です。 |
詳細起動オプション |
UEFI 起動モードのときに、Enable Legacy Option ROMs(レガシーオプション ROM を有効にする)オプションを選択できます。このオプションはデフォルトで選択されています。
- Legacy(レガシー)
- UEFI(デフォルトで選択)
注: Intel 第 7 世代プロセッサでは、Legacy(レガシー)オプションはサポートされていません。 |
Date/Time |
日付と時刻を設定できます。システムの日付と時刻の変更はすぐに有効になります。 |
表 2. システム設定次の表は、システム設定について説明しています。
オプション |
説明 |
内蔵 NIC |
オンボード LAN コントローラを制御できます。Enable UEFI Network Stack(UEFI ネットワークスタックを有効にする)オプションは、デフォルトでは選択されていません。オプションは次のとおりです
- Disabled(無効)
- Enabled(有効)
- Enabled w/PXE(PXE で有効)(デフォルト)
注: お使いのコンピュータおよび取り付けられているデバイスによっては、本項に一覧表示された項目の一部がない場合があります。 |
SATA オペレーション |
統合ハードドライブコントローラの動作モードを設定することができます。
- Disabled(無効) = SATA コントローラは非表示
- RAID ON = SATA は RAID モードをサポートするように構成されます(デフォルトで選択)。
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ドライブ |
各種オンボードドライブを有効または無効に設定することができます。
- SATA-0(デフォルトで有効)
- M.2 PCIe SSD-0
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Smart Reporting |
このフィールドでは、統合ドライブのハードドライブエラーをシステム起動時に報告するかどうかを制御します。Enable Smart Reporting(スマートレポートを有効にする)オプションはデフォルトでは無効になっています。 |
USB 設定 |
以下のオプションについて、内蔵 USB コントローラを有効または無効に設定できます。
- Enable Boot Support(起動サポートを有効にする)
- Enable Front USB Ports(前面 USB ポートを有効にする)
- Enable Rear USB Ports(背面 USB ポートを有効にする)
すべてのオプションがデフォルトで有効に設定されています。 |
Front USB Configuration |
前面 USB ポートを有効または無効にすることができます。すべてのポートはデフォルトで有効に設定されています。 |
Rear USB Configuration |
背面 USB ポートを有効または無効に設定できます。すべてのポートはデフォルトで有効に設定されています。 |
USB PowerShare |
このオプションで、携帯電話や音楽プレーヤなどの外付けデバイスを充電することができます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
オーディオ |
内蔵オーディオコントローラを有効または無効にすることができます。Enable Audio(オーディを有効にする)オプションはデフォルトで選択されています。
- Enable Microphone(マイクを有効にする)
- Enable Internal Speaker(内蔵スピーカーを有効にする)
両方のオプションがデフォルトで選択されています。 |
表 3. ビデオ次の表には、コンピュータのビデオに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
Primary Display |
複数のコントローラがシステムで利用可能なときに、プライマリディスプレイを選択できます。
- 自動(デフォルト)
- Intel HD グラフィックス
注: Auto(自動)を選択しない場合は、オンボードグラフィックスデバイスが存在し、有効に設定されます。 |
表 4. セキュリティ次の表には、コンピュータのセキュリティに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
管理者パスワード |
管理者パスワードを設定、変更、および削除することができます。 |
システムパスワード |
システムパスワードを設定、変更、および削除することができます。 |
Internal HDD-0 Password |
コンピュータの内蔵 HDD を設定、変更、および削除することができます。 |
Internal HDD-3 Password |
コンピュータの内蔵 HDD を設定、変更、および削除することができます。 |
Strong Password |
システムの強力なパスワードを有効または無効に設定することができます。 |
Password Configuration |
管理者パスワードとシステムパスワードの最小、および最大文字数をコントロールすることができます。文字の範囲は 4 ~ 32 の間です。 |
Password Bypass |
このオプションを選択すると、システムの再起動時、System (Boot) Password(システム(起動)パスワード)と内蔵 HDD パスワード入力のダイアログをスキップすることができます。
- Disabled(無効)- パスワードが設定されると、システムおよび内蔵 HDD パスワード入力のダイアログが表示されます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。
- Reboot Bypass(再起動時にスキップ)- 再起動時、パスワード入力のダイアログをスキップします(ウォームブート)。
注: オフの状態から電源を入れると(コールドブート)、システムはシステムパスワードと内蔵 HDD パスワードの入力を常に指示します。また、モジュールベイ HDD がある場合でも、パスワードの入力が常に指示されます。 |
パスワードの変更 |
管理者パスワードが設定されている場合に、システムおよびハードディスクパスワードの変更を許可するかどうかを決定するオプションです。 Allow Non-Admin Password Changes(管理者以外のパスワードによる変更を許可) - このオプションはデフォルトで有効に設定されています。 |
UEFI Capsule Firmware Updates |
このオプションで、システムが UEFI カプセルアップデートパッケージから BIOS をアップデートできるかどうかを制御します。このオプションは、デフォルトで選択されていますこのオプションを無効にすると、Microsoft Windows Update や Linux Vendor Firmware Service(LVFS)のようなサービスからの BIOS のアップデートをブロックします。 |
TPM 1.2 Security |
TPM(Trusted Platform Module)をオペレーティングシステムが認識できるかどうかを制御することができます。
- TPM On(デフォルト)
- Clear(クリア)
- 有効なコマンドの PPI をスキップ
- 無効なコマンドの PPI をスキップ
- Disabled(無効)
- Enabled(有効)(デフォルト)
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Computrace |
オプションの Absolute Software 社製 Computrace サービスの BIOS モジュールインタフェースをアクティベートまたは無効に設定することができます。資産管理用に設計されているオプションの Computrace サービスを有効または無効にします。
- Deactivate(非アクティブ) - このオプションはデフォルトで選択されています。
- Disable(無効)
- Activate(アクティブ)
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CPU XD サポート |
プロセッサの Execute Disable(実行無効)モードを有効または無効にすることができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
Admin Setup Lockout |
管理者パスワードが設定されている場合、セットアップユーティリティを起動するオプションを有効または無効にすることができます。このオプションは、デフォルトでは設定されていません。 |
表 5. Secure Boot次の表には、コンピュータの安全起動に関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
Secure Boot Enable |
安全起動機能を有効または無効にできます。
- Disable(無効)(デフォルトで選択)
- Enable(有効)
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Expert key Management |
システムが Custom Mode(カスタムモード)の場合のみ、セキュリティキーデータベースを操作できます。Enable Custom Mode(カスタムモードを有効にする)オプションはデフォルトでは無効になっています。オプションは次のとおりですCustom Mode(カスタムモード)を有効にすると、PK、KEK、db、および dbx の関連オプションが表示されます。オプションは次のとおりです
- Save to File(ファイルに保存)- ユーザーが選択したファイルにキーを保存します。
- Replace from File(ファイルから交換)- 現在のキーをユーザーが選択したファイルのキーと交換します。
- Append from File(ファイルから追加)- ユーザーが選択したファイルから現在のデータベースにキーを追加します。
- Delete(削除)- 選択したキーを削除します。
- Reset All Keys(すべてのキーをリセット)- デフォルト設定にリセットします。
- Delete All Keys(すべてのキーを削除)- すべてのキーを削除します。
注: Custom Mode(カスタムモード)を無効にすると、すべての変更が消去され、キーはデフォルト設定に復元されます。 |
表 6. Intel Software Guard Extensions次の表には、コンピュータの Intel Software Guard Extensions に関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
Intel SGX Enable |
Intel Software Guard Extensions を有効または無効に設定して、メインオペレーティングシステムのコンテキストでコードを実行する / 機密情報を保存するための安全な環境を提供できます。
- Disabled(無効)(デフォルト)
- Enabled(有効)
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Enclave Memory Size |
Intel SGX エンクレイブリザーブメモリサイズを設定できます。
- 32 MB
- 64 MB(デフォルトで無効)
- 128 MB(デフォルトで無効)
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表 7. パフォーマンス次の表には、コンピュータのプロセッサに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
Multi Core Support |
このフィールドでは、プロセスが 1 つのコアを有効にするか、またはすべてのコアを有効にするかを指定します。このオプションはデフォルトで有効化されています |
Intel SpeedStep |
プロセッサの Intel SpeedStep モードを有効または無効にすることができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
C States Control |
追加プロセッサのスリープ状態を有効または無効に設定することができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
Limited CPUID Value |
プロセッサ標準 CPUID 機能の最大値を制限することができます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
Intel TurboBoost |
プロセッサの Intel TurboBoost モードを有効または無効にすることができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
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表 8. 電源管理次の表には、コンピュータの電源管理に関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
AC リカバリ |
停電後の AC 電源投入時にシステムがどのように対応するかを決めます。AC リカバリは次のいずれかに設定できます。
- 電源オフ
- Power On(電源オン)
- Last Power State(直前の電源状態)
このオプションはデフォルトでPower Off(電源オフ)に設定されています。 |
Auto On Time |
コンピュータに自動的に電源を入れる時刻を設定します。時刻は標準の 12 時間形式(時間:分:秒)です。時刻と AM/PM のフィールドに値を入力して、起動時刻を変更します。 注: この機能は、電源タップのスイッチやサージプロテクタでコンピュータの電源をオフにした場合、または Auto Power(自動電源)が無効に設定されている場合は動作しません。 |
Deep Sleep Control |
ディープスリープを有効にするタイミングの制御を定義することができます。
- Disabled(無効)
- Enabled in S5 only(S5 のみで有効)
- Enabled in S4 and S5(S4 と S5 で有効)
このオプションは S4 と S5 ではデフォルトで有効化されています。 |
Fan Control Override |
システムファンの速度を決定できます。このオプションが有効に設定されている場合、システムファンは最大速度で動作します。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
USB Wake Support |
USB デバイスでコンピュータを待機状態からウェイクさせることができます。Enable USB Wake Support(USB ウェイクサポートを有効にする)オプションはデフォルトで選択されています。 |
Wake on LAN/WWAN |
このオプションでは、特殊な LAN 信号でトリガすることで、コンピュータの電源をオフ状態からオンにすることができます。この機能は、コンピュータが AC 電源に接続されている場合にのみ正常に動作します。
- Disabled(無効) - LAN またはワイヤレス LAN からウェークアップ信号を受信すると、特殊な LAN 信号によるシステムの起動が許可されなくなります。
- LAN or WLAN(LAN または WLAN) - 特殊な LAN 信号または無線 LAN 信号によりシステムの電源がオンになります。
- LAN Only(LAN のみ) - 特殊な LAN 信号によるシステムの起動を許可します。
- LAN with PXE Boot(PXE 起動を伴う LAN) - S4 または S5 状態のシステムに送られるウェークアップパケットは、システムが起動してすぐに PXE を起動するようになります。
- WLAN Only(WLAN のみ)‐ 特殊な WLAN 信号によりシステムに電源を投入することができます。
このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
スリープのブロック |
OS の環境でスリープ(S3 ステート)に入るのをブロックすることができます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
Intel Ready Mode |
Intel Ready Mode テクノロジの機能を有効にすることができます。このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
表 9. POST 動作次の表には、コンピュータの POST 動作に関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
Numlock LED |
コンピュータの起動時に、Numlock 機能を有効または無効に設定することができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
Keyboard Errors |
コンピュータの起動時に、キーボードエラーのレポートを有効または無効に設定することができます。このオプションはデフォルトで有効化されています |
Fast Boot |
一部の互換性手順をスキップすることにより、起動プロセスをスピードアップするオプションです。
- Minimal(最小) - BIOS が更新されたり、メモリが変更されたり、または以前の POST が完了していない限り、システムは高速で起動します。
- Thorough(完全) - システムは、起動プロセスの手順をスキップしません。
- Auto(自動) - オペレーティングシステムでこの設定をコントロールできるようになります(オペレーティングシステムが Simple Boot Flag(シンプル起動フラグ)をサポートしている場合のみ、有効です)。
このオプションは、デフォルトでThorough(完全)に設定されています。 |
表 10. 管理機能次の表は、Manageability(管理機能)オプションについて説明しています。
オプション |
説明 |
USB プロビジョニング |
このオプションは、デフォルトでは選択されていません。 |
MEBx Hotkey |
このオプションは、デフォルトで選択されています |
表 11. 仮想化サポート次の表には、コンピュータの仮想化サポートに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
バーチャライゼーション |
このオプションでは、Intel® バーチャライゼーションテクノロジが提供する付加的なハードウェア機能を VMM(Virtual Machine Monitor)で使用できるようにするかどうかを指定します。Enable Intel Virtualization Technology(Intel バーチャライゼーションテクノロジを有効にする) - このオプションはデフォルトで無効に設定されています。 |
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表 12. Wireless(ワイヤレス)次の表は、ワイヤレスサポート情報について説明しています。
オプション |
説明 |
Wireless Device Enable |
内蔵ワイヤレスデバイスを有効または無効にすることができます。すべてのオプションがデフォルトで有効に設定されています。 |
表 13. メンテナンス次の表には、コンピュータのメンテナンスに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
サービスタグ |
お使いのコンピュータのサービスタグが表示されます。 |
資産タグ |
資産タグが未設定の場合、システムの資産タグを作成できます。このオプションは、デフォルトで設定されています。 |
SERR Messages |
SERR メッセージメカニズムを制御します。このオプションは、デフォルトで設定されています。SERR メッセージメカニズムが無効になっていることが必要なグラフィックスカードもあります。 |
BIOS ダウングレード |
前のバージョンへのシステムファームウェアのフラッシングを制御することができます。このオプションはデフォルトで有効化されています 注: このオプションが選択されていない場合は、前のバージョンへの システムファームウェアのフラッシングはブロックされます。 |
データ消去 |
HDD、SSD、mSATA、および eMMC などの使用可能なすべての内部ストレージからデータを安全に消去することができます。Wipe on Next Boot(次回起動時に消去)オプションはデフォルトで無効になっています。 |
BIOS リカバリ |
プライマリハードドライブのリカバリファイルから、破損状態の BIOS をリカバリできます。BIOS Recovery from Hard Drive(ハードドライブからの BIOS リカバリ)オプションがデフォルトで選択されています。 |
表 14. システムログ次の表には、コンピュータのログに関する情報が記載されています。
オプション |
説明 |
BIOS Events |
システムイベントログが表示され、ユーザーは次の操作を選択できます。
- ログを消去
- Mark all Entries(すべてのエントリにマークを付ける)
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表 15. SupportAssist システムの解決策次の表は、SupportAssist の情報について説明しています。
オプション |
説明 |
自動 OS リカバリのしきい値 |
オプション:OFF(オフ)、1、2(デフォルト)、3 |