メモリ オブジェクトをクリックすると、システムのメモリデバイスを管理できます。 Server Administrator では、監視中のシステムに存在する各メモリモジュールのメモリデバイス状態を監視します。 メモリデバイスの事前エラーセンサーは、ECC
メモリ修正数のカウントによってメモリモジュールを監視します。また、システムでサポートされていれば、メモリ冗長性情報も監視します。
メモリ オブジェクト処置ウィンドウには、ユーザーのグループ権限に応じて、
プロパティ タブや
アラート管理 タブなどが表示されます。
プロパティ
サブタブ:メモリ
プロパティ のタブで、メモリの冗長性状態、メモリアレイの属性、総容量、詳細、メモリデバイスの詳細、状態を表示できます。メモリデバイスの詳細では、デバイスの状態、デバイス名、サイズ、種類、速度、ランク、エラーなどのコネクタ上のメモリデバイスの詳細がわかります。ランクとは、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)デバイスの列であり、各デュアルインラインメモリモジュール(DIMM)ごとに
64 ビットのデータで構成されています。ランクの可能な値は、
シングル、デュアル、クアッド、オクタル、
ヘキサ です。ランクでは、DIMM のランクを表示し、サーバー上の DIMM の保守に役立ちます。
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注: スペアバンクメモリが有効になっているシステムが冗長性喪失状態に入った場合、どのメモリモジュールが原因か明らかでない場合があります。交換する DIMM を特定できない場合は、ESM システムログの検出されたスペアメモリバンクに
切り替えというエントリを参照し、 エラーが発生したメモリモジュールを見つけてください。
アラート管理
サブタブ:アラート処置 | SNMP トラップ
アラート管理 タブでは、次の操作が可能です。
- 現在のアラート処置設定の表示と、メモリモジュールが警告値またはエラー値を返したときに実行する、アラート処置の設定を行います。
- 現在の SNMP トラップアラートしきい値を表示し、メモリモジュールのアラートしきい値レベルを設定します。選択した重大度レベルのイベントをシステムが生成した場合に、選択したトラップがトリガされます。