NVRAM バックアップバッテリのトラブルシューティング
注意: 修理作業の多くは、認定されたサービス技術者しか実行できません。製品マニュアルで許可されている範囲に限り、またはオンラインサービスもしくは電話サービスとサポートチームの指示によってのみ、トラブルシューティングと簡単な修理を行うようにしてください。デルで認められていない修理(内部作業)による損傷は、保証の対象となりません。お使いの製品に同梱の「安全にお使いいただくために」をお読みになり、指示に従ってください。
バッテリは、スレッドの電源が切られているときに、NVRAM 内のスレッド設定、日付、および時刻情報を保持します。起動ルーチン中に間違った時刻または日付が表示される場合は、バッテリを交換する必要がある可能性があります。
バッテリ無しでスレッドを動作させることも可能ですが、スレッドの電源装置ユニットの電源を切る度に、バッテリによって NVRAM 内に保持されているスレッドの設定情報が消去されます。このため、バッテリを交換するまでは、スレッドを起動する度に、システム設定情報の再入力と、オプションの再設定を行う必要があります。
- System Setup(セットアップユーティリティ)で時刻と日付を再入力します。
- オペレーティングシステムのコマンド、または CMC を使用して、スレッドの電源を切ります。
- 少なくとも 1 時間、スレッドをエンクロージャから取り外したままにしておきます。
- スレッドをエンクロージャに取り付けます。
- スレッドの電源を入れます。
- セットアップユーティリティを起動します。
セットアップユーティリティの日付と時刻が正しくない場合は、バッテリを交換してください。バッテリを交換しても問題が解決しない場合は、「困ったときは」の項を参照してください。
注: スレッドの電源が長い期間(数週間から数か月)切られていた場合、NVRAM からシステム設定情報が失われる可能性があります。この状態は不良バッテリが原因で発生します。
注: 一部のソフトウェアは、スレッドの時間が速くなったり遅くなったりする原因となる場合があります。セットアップユーティリティの時刻以外はスレッドが正常に動作していると思われる場合、この問題は不良バッテリではなく、ソフトウェアに起因するものである可能性があります。