Server Administrator は、簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP—すべての対応オペレーティングシステムにおけるシステム管理標準)をサポートします。SNMP サポートは、お使いのオペレーティングシステムおよびインストール方法によってインストールされている場合とそうでない場合があります。ほとんどの場合、SNMP
はオペレーティングシステムのインストールの一貫としてインストールされています。Server Administrator をインストールする前に、SNMP などのインストールされた対応システム管理プロトコルが必要です。
SNMP エージェントを設定して、コミュニティ名を変更し、設定操作を可能にし、管理ステーションにトラップを送信できます。SNMP エージェントが Dell OpenManage IT Assistant などの管理アプリケーションと正しくインタラクションを取れるように設定するには、次のセクションに説明されている手順を実行します。
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注: デフォルトの SNMP エージェント設定には通常、パブリックのような SNMP コミュニティ名が含まれます。セキュリティ上の理由から、デフォルト SNMP コミュニティ名を変更する必要があります。残りの SNMP コミュニティ名に関する詳細については、「
SNMP コミュニティ名の変更」を参照してください。
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注: SNMP 設定操作は、デフォルトで Server Administrator バージョン 5.2 以降で無効にされます。プリファレンスまたは Server Administrator コマンドラインインタフェース(CLI)の下にある Server
Administrator SNMP 設定ページを使って SNMP 設定操作を有効または無効にできます。Server Administrator CLI の詳細に関しては、『
Dell OpenManage Server Administrator コマンドラインインターフェースユーザーズガイド 』(
dell.com/support/manuals)を参照してください。
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注: IT Assistant が Server Administrator を実行しているシステムからの管理情報を取得するには、IT Assistant が使用するコミュニティ名が Server Administrator を実行しているシステムのコミュニティ名と一致する必要があります。IT
Assistant が Server Administrator を実行中のシステムで情報を変更するか、またはアクションを実行するには、IT Assistant で使用しているコミュニティ名が Server Administrator を実行中のシステムで設定操作を許可するコミュニティ名と一致する必要があります。IT
Assistant が Server Administrator を実行中のシステムからトラップ(非同期イベント通知)を受け取るには、Server Administrator を実行中のシステムが、IT Assistant を実行中のシステムにトラップを送信するよう設定する必要があります。
以下の手順は、対応している各オペレーティングシステムで SNMP エージェントを設定する方法を説明しています。