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Article Number: 000178472

Dell R230、R330、T30、T130、T330で使用するUSB 3.0ドライバをWindows Server 2008 R2SP1に導入する方法

Summary: Windows Server 2012より古いバージョン（Windows Server 2008 R2 SP1を含む）では、USB 3.0はネイティブでサポートされません。デルの第13世代サーバモデル（R/T/M/FX）430以降には、USB 2.0とUSB 3.0の両方が搭載されています。

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Article Content

Symptoms

Windows Server 2012より古いバージョン（Windows Server 2008 R2 SP1を含む）では、USB 3.0はネイティブでサポートされません。デルの第13世代サーバモデル（R/T/M/FX）430以降には、USB 2.0とUSB 3.0の両方が搭載されています。下位モデルにはUSB 3.0のみが搭載されています。USB 3.0ドライバーは、W2008ではネイティブではありません。

 

警告：Dellサーバー モデル(R/T)330以前(R230、T130)は USB 3.0のみであり、BIOSでUSBモードを切り替えるオプションがないため、レガシー オペレーティング システムのインストールがより困難になります。

 

ソリューション


に移動(R/T) 330

以降のサーバー モデルでUSB 3.0からUSB 2.0に切り替える方法USBモードはBIOSで設定できます。  （図1）
BIOSには切り替えスイッチがあり、USB 2.0またはUSB 3.0の使用を選択できます（工場出荷時のデフォルトは2.0）。USB 2.0を使用するオプションを選択すると、古いバージョンのWindowsを簡単にインストールできます。
 

 

警告：下位モデル(R/T 330、230、130、30)には、ハードウェアがUSB 3.0のみであるため、このスイッチは存在しません。

 



Dell BIOS
 図1: Dell BIOS

デフォルトのメディアを使用したUSB 3.0では、キーボードとマウスが機能しない状態でインストールが次の段階で停止します(図2):

セットアップ画面でインストールを停止した図2: セットアップ画面で停止したインストール
 

対処方法


可能であれば、Windows 2012をインストールするのが最も便利なソリューションです。Windows 2012にはUSB 3.0ドライバーがネイティブに含まれており、インストール中に問題が発生しません。このソリューションが不可能な場合は、代わりにUSB 3.0ドライバーをインストール メディアに挿入します。
 

メモ: 以下のいずれかのオプションを開始する前に、ウイルス対策ソフトウェアがインストールされていないマシンで次の手順を実行してください。
ウイルス対策プログラムがイメージの作成を妨害し、インストールのさまざまな段階で失敗することが判明しています。

スムーズにインストールするには、インテルUSB 3.0ドライバーをWindows 2008 R2 SP1搭載メディアの「install.wim」と「boot.wim」の両方にスリップストリームする必要があります。

各「.wim」ファイルには複数のインデックスがあるため、各「.wim」ファイルの該当するインデックスすべてに インテルUSB 3.0ドライバー を追加する必要があります。Microsoftは、「wim」ファイルを変更できる展開イメージのサービスと管理(DISM)と呼ばれるツールを提供しています。DISM は、Windows PowerShell を使用する Windows 8 と Windows Server 2012 以降のオペレーティング システムでネイティブに使用できます。また、Windowsアセスメント&デプロイメント キット(ADK)から導入ツールがインストールされている場合、古いWindowsオペレーティング システムでもDISMを使用できます。

Windows Server 2008 R2 SP1対応インテルUSB 3.0ドライバーは、Windows Server 2008 R2 SP1オペレーティング システム フィルターが適用されている場合、 Dellサポート のすべての第13世代サーバー用のチップセット カテゴリーからダウンロードできます。

この記事では、USB 3.0ドライバーをオペレーティング システム イメージに追加する2つの異なる方法について説明します。選択したメソッドをクリックします。
 

 

メモ: Windowsオペレーティング システムISOのコピーをダウンロードする必要がある場合は、ナレッジベース記事 「Dell PowerEdge: Microsoft Windows Serverメディア/ISOファイルをダウンロードする方法

 

メモ: テスト用パーソナル コンピューターを使用して次の手順を実行し、最良の結果を得るには、すべてのファイルをWindows 7、8、または10クライアントのローカル ディスクにコピーすることを強くお勧めします。または、Windows Server 2008 R2 SP1、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2を使用することもできますが、Windows 2012 R2 Serverでは断続的な操作が応答を停止することが確認されています。

 

警告：上記のいずれかのオペレーティング システムを実行しているシステムでウイルス対策サービスが実行されている場合は、ユーティリティーを使用してイメージが作成されるまで、ウイルス対策ソフトウェアを無効にするか停止する必要があります。

 

手順： 
 
  1. Driver_Update_Utility.zipローカル ディスクにダウンロードして抽出します。

     

    メモ: Driver_Update_Utility.zipをダウンロードできない場合は、サポートに連絡してEメールで送信してもらってください。

     

  2. Windows PowerShellを右クリックして、「管理者として実行」を選択します。


     
管理者として実行

 
  1. PowerShell 実行ポリシーを [制限なし] に設定します。
Set-ExecutionPolicy Unrestricted
ポリシーを変更するには[Y]を選択します。
 
管理者ウィンドウ
 
  1. ディレクトリーをDriverUpdate.ps1の場所に変更します。
  2. DriverUpdate.ps1スクリプトを実行します。
.\DriverUpdate.ps1
プロンプトが表示されたら、「R」（「Run Once（一度だけ実行する）」）を選択します。
 
Dell Driver Update Utilityのユーザー インターフェイスがPowerShellの上部で起動するようになりました。


Dellドライバー アップデートの操作性
 
  1. [ISO]または[DVD]ラジオ ボタンを選択し、[...]からISOまたはDVDドライブの場所に移動します。ボタン。
    • 「ISO」ラジオボタンを使用して、ISOイメージファイルに移動します。
    • 「DVD」を使用して、Windows 2008 R2 DVDメディアがインストールされているDVD光学ドライブを選択します。 

       
ISOまたはDVDを選択します

 
  1. [Select OS Edition]ドロップダウン メニューから、変更するオペレーティング システムのエディションを選択します

     
OSエディションの選択
 
  1. フォルダーの場所に移動して、「...」から新しいISOイメージを保存します。ボタン。
    • 新しく変更されたISOイメージには自動的にWS08R2SP1_New.isoという名前が付けられます

       
［File name］
  1. 追加のドライバーを新しいISOにスリップストリームする場合は、チェックボックスをオンにして、追加のドライバー ファイルを含むフォルダーに移動します。

     

 

メモ: すべての追加ドライバーは、1つのフォルダー内に含める必要があります。

 

追加のドライバー ファイル

  1. [Start]ボタンを選択して、統合プロセスを開始します。
 

 

メモ: DVDがソースとして選択され、ドライバー統合プロセスが開始されると、ユーティリティーが応答していないと表示されるようです。オペレーティング システムのコンテンツがドライバーの統合のためにローカル ディスクにコピーされるまで、しばらく待ちます。

 

リクエストの処理中

 

 
  1. ユーティリティが完了したことを確認するには、PowerShellの初期画面に切り替えて、ISOの完了メッセージが表示されるのを待ちます。
完了です。
ISOの作成が正常に完了しました

ISO creation successful

この方法では、USB 3.0ドライバーを手動で挿入する必要があります。同じことを実現するためには、2つのインデックス(1と2)を持つ「Boot.wim」にドライバを注入する必要があります。

「Boot.wim」には2つのインデックス（1と2）があります。インテルUSB 3.0ドライバーを両方に挿入する必要があります。
  • インデックス1 = Microsoft Windows PE
  • インデックス2 = Microsoft Windowsセットアップ
 「Install.wim」には8つのインデックスがあります。使用するメディアのエディションに応じて、インテルUSB 3.0ドライバーをそのインデックスに追加する必要があります。次に示すのはデルOEMメディアおよびMSDNメディアの一覧であり、お客様のメディアでは異なる場合があります。
 
  • インデックス1 = Windows Server 2008 R2 Server Standard
  • インデックス2 = Windows Server 2008 R2 Server Standard Core
  • インデックス3 = Windows Server 2008 R2 Server Enterprise
  • インデックス4 = Windows Server 2008 R2 Server Enterprise Core
  • インデックス5 = Windows Server 2008 R2 Server Datacenter
  • インデックス6 = Windows Server 2008 R2 Server Datacenter Core
  • インデックス7 = Windows Server 2008 R2 Server Web
  • インデックス8 = Windows Server 2008 R2 Server Web Core
 インテルUSB 3.0ドライバーをオペレーティング システム イメージに追加する前に、サービス環境を作成する必要があります。Windows Server 2008 R2 SP1 が Windows 7 オペレーティング システムから提供される場合は、クライアント オペレーティング システムに Windows 自動インストール キット (WAIK) をインストールする必要があります。Windows 8/Windows Server 2012以降のオペレーティング システムを使用している場合は、Windows ADKをインストールする必要があります。
 
  1. 次のフォルダを作成します。
     
    1. C:\temp\WindowsISO（windows 2008R2 ISOをこのフォルダに解凍）
    2. C:\temp\drivers（このフォルダーにすべてのドライバーフォルダーを追加（以下の手順2～6））
    3. C:\temp\wim（WIMファイル用のtempフォルダ）

       
  2. USB3ドライバファイルをC:\temp\driversに展開します。

     
C:\temp\drivers

ADK 8.1インストーラーから導入ツールをダウンロードしてインストールします。(後述oscdimg.exeいずれかのプロセスでツールに必要)

次のプロセスを使用してドライバーを統合するには、管理者権限のコマンドまたは導入およびイメージング ツール環境のコマンド プロンプト(ADK 8.1を搭載した任意のWindowsオペレーティング システム)でCMDプロンプトを使用します。

コマンド プロンプト コマンド：インデックスファイルの一覧表示:
 
CD \temp
Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\temp\WindowsISO\sources\boot.wim
Administrator: コマンドプロンプト


インデックスファイルの一覧表示:
Dism /Get-WimInfo /WimFile:C:\temp\WindowsISO\sources\Install.wim
Administrator: コマンドプロンプト


wimファイルのインデックス1のマウント:
Dism /Mount-Wim /WimFile:C:\temp\WindowsISO\sources\boot.wim /Index:1 /MountDir:C:\temp\Wim
Administrator: コマンド プロンプト コマンド


マウントされたwimへのドライバの追加
Dism /Image:C:\temp\wim /Add-Driver /Driver:C:\temp\drivers /Recurse
Administrator: コマンドプロンプト
 

wimファイルのインデックスをアンマウントし、変更をコミットします。
Dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\wim /Commit
Administrator: コマンドプロンプト

 
メモ: 必要なインストール メディアのboot.wimインデックスとinstall.wimインデックスの両方に対して、上記の手順を繰り返します。

wimファイルのインデックス2のマウント:

Dism /Mount-Wim /WimFile:C:\temp\WindowsISO\sources\boot.wim /Index:2 /MountDir:C:\temp\Wim
Administrator: コマンドプロンプト


マウントされたwimへのドライバの追加
Dism /Image:C:\temp\wim /Add-Driver /Driver:C:\temp\drivers /Recurse
Administrator: コマンドプロンプト


wimファイルのインデックスのアンマウントおよび変更のコミット:
Dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\wim /Commit
Administrator: コマンドプロンプト


インストールするオペレーティング システムのエディションに応じて、wimファイルのインデックスをマウントします。
この例では、Windows Server 2008 R2のIndex 3を使用しました。
Dism /Mount-Wim /WimFile:C:\temp\WindowsISO\sources\Install.wim /Index:3 /MountDir:C:\temp\Wim
Administrator: コマンドプロンプト


マウントされたwimへのドライバの追加
Dism /Image:C:\temp\wim /Add-Driver /Driver:C:\temp\drivers /Recurse
Administrator: コマンドプロンプト


wimファイルのインデックスをアンマウントし、変更をコミットします。
Dism /Unmount-Wim /MountDir:C:\temp\wim /Commit
Administrator: コマンドプロンプト
 

変更したファイルを使用した新しいISOイメージの作成
CD 'C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64\Oscdimg
Administrator: コマンドプロンプト


変更されたファイルで新しいISOイメージを作成します。
oscdimg -n -m -bc:\temp\WindowsISO\boot\etfsboot.com C:\temp\WindowsISO C:\temp\WindowsISO\Mynew_Windows_Server2008_Ent_USB3.0.iso
Administrator: コマンドプロンプト
 
これで、USB 3.0ドライバを追加した新しいWindows ISOイメージが作成されました。これを使用して、BIOSでUSB3.0を有効にしてWindows Server 2008 R2をインストールできるようになります。


ファイルエクスプローラー

Cause

-

Resolution

-

Article Properties

Affected Product

PowerEdge R230, PowerEdge R330, PowerEdge T130, PowerEdge T330

Last Published Date

15 Mar 2024

Version

7

Article Type

Solution

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