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PowerEdgeサーバにおける事前トラブルシューティングのためのログの収集

概要: 障害発生時のサポートプロセスを迅速に進めるため、デルのテクニカルサポートに連絡する前にシステムのログを取得することをお勧めします。テクニカルサポート担当者に送信できるログがあることで、テクニカルサポート担当者はログの内容を確認して不具合を即座に診断し、最短で問題の解決策を得ることができます。この文書では、Dell™ PowerEdgeシステムで使用可能な最も多くのログを収集できるツールであるDSETなどの重要なログ収集ツールの一部の概要を説明します。 ...

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文書の内容


現象


障害発生時のサポートプロセスを迅速に進めるため、デルのテクニカルサポートに連絡する前にシステムのログを取得することをお勧めします。テクニカル サポート担当者に送信できるログがあることで、テクニカル サポート担当者はログの内容を確認して不具合を即座に診断し、最短で問題の解決策を得ることができます。

この記事では、Dell PowerEdgeシステムで使用可能な最も多くのログを収集できるツールである、SupportAssist Enterpriseなどの重要なログ収集ツールの概要について説明します。


 

ツールが有用な場合

次の表に、問題の特定の原因に関する有効な情報を受け取るために使用できるツールを示します。

ツール ハードディスク メモリー CPU OS ブレードシャーシ
SupportAssist Enterprise はい はい はい はい はい
OMSA(OpenManage Server Administrator) はい はい はい はい いいえ
iDRAC(Integrated Dell Remote Access Controller) はい はい はい いいえ いいえ
ソフトウェア ツールを使用したPERCログのエクスポート はい いいえ いいえ いいえ いいえ
CMC(Chassis Management Controller)のログ 共有ストレージのみ いいえ いいえ いいえ はい
管理モジュール 共有ストレージのみ いいえ いいえ いいえ はい

 

SLN292191_ja__1icon メモ: ブレードシャーシには、PowerEdge M1000e、PowerEdge VTRXシャーシ、PowerEdge FXシャーシがあります。

SupportAssist Enterprise

定義されていないエラー メッセージの場合、またはPowerEdgeサーバーからできるだけ多くの情報を取得する場合は、SupportAssist Enterpriseツールの使用をお勧めします。

  • 使用できるWindowsとLinuxのバージョン
  • ESXiおよびXen:iDRAC(iDRAC 7以降でフル サポート)またはインストール済みのOpenManage Server Administrator(OMSA)と連携動作します。
  • ダウンタイムは必要ありません
  • 利点: 最大15,000のシステム(デルサーバストレージ、およびネットワークデバイス)をリモートで検出し、サポートケースを自動的に作成できます

関連文書:

お使いのサーバーでSupportAssistログの作成が実行されると自動的にDellテクニカル サポートに送信されます。


OpenManage Server Administrator - OMSA

Dell OpenManage Server Administrator(OMSA)では、統合されたWebブラウザー ベースのグラフィカル ユーザー インターフェイス(GUI)、またはオペレーティング システムから使用するコマンド ライン インターフェイス(CLI)の2つの方法で、包括的な1対1のシステム管理を行うことができます。Server Administratorでは、システム管理者がネットワーク上のシステムをローカルおよびリモートで管理できます。Server Administratorは包括的な1対1のシステム管理を提供することにより、システム管理者がネットワーク全体の管理に集中できるようにします。Server Administratorでは、システムとはスタンドアロン システム、個別のシャーシ内の接続されたネットワーク ストレージ ユニット、あるいはモジュラー エンクロージャ内の1つまたは複数のサーバー モジュールで構成されるモジュラー システムを指します。

  • WindowsおよびLinux: ダウンタイムは不要です。- Windowsのダウンロード
  • ESXIおよびXen:インストール後に再起動が必要です。
  • 利点:システムの正常性を監視し、RAIDコントローラー ログなどシステム ログを抽出するシステム管理ツールです(コントローラーでサポートされる場合)。

関連文書:


統合されたDell Remote Access Controller - iDRAC

Dell iDRACは、ほとんどのDell PowerEdgeサーバーに搭載されています。動作させるためにオペレーティングシステムやHypervisorは必要ありません。iDRACにアクセスするには、同じネットワーク上のWebブラウザーを使用して、iDRAC(iDRACのセットアップ)のIPアドレスを使用します。事前トラブルシューティングには、ファームウェアのステータスやシステム イベント ログ(SEL)など提供されている情報の確認をお勧めします。

関連文書:


 

ソフトウェアツールを使用したPERCログのエクスポート

RAIDコントローラーのログを抽出して詳細な分析を行うためのもうひとつ方法に、古いコントローラー用のPERCCLIユーティリティーまたはMega-CLIユーティリティーなどのソフトウェア ツールを使用する方法があります。

 
  • Mega-CLI:
    • Windows、Linux、XenServer、VMware ESX/ESXiで動作します
    • PERCシリーズ5、6、7、8の各ファミリーに加えて、LSIベースのRAIDコントローラーでサポートされています
    • 再起動は不要です
      SLN292191_ja__1icon :Mega-CLIは、サード パーティー製品です

     


 

シャーシ管理コントローラ - CMCログ

Chassis Management Controller(CMC)は、ハードウェア ステータスに関する情報を提供するDellエンクロージャ システムで実行され、エラー メッセージも報告します。iDRACと同様に、動作させるためにオペレーティングシステムやHypervisorは必要ありません。CMCには、PowerEdge M1000e/PowerEdge FXおよびVRTXエンクロージャ シャーシが搭載されています。

  • すべてのシステム: オペレーティングシステムは必要ないためログを収集するためのダウンタイムは発生しません。
  • 利点:物理コントローラーにより、リモートからブレード シャーシ全体のシステム管理およびシステム状態のモニタリングを行うことができます。

関連記事:





管理モジュール 
Dell EMC PowerEdge MX7000には、シャーシ管理を提供する管理モジュールが搭載されています。管理モジュールは、冗長モジュールを使用して高可用性をサポートします。管理ファームウェアの重要な機能は、管理ファームウェアの管理対象デバイスとソフトウェア イベントについて、イベントの詳細ログを保持することです。管理モジュール コンポーネントから収集されたファームウェア ログは、トラブルシューティングに使用でき、抽出ログとしてグループ化されます。
 
  • すべてのシステム: オペレーティングシステムは必要ないためログを収集するためのダウンタイムは発生しません。
  • 利点:物理コントローラーにより、リモートからブレード シャーシ全体のシステム管理およびシステム状態のモニタリングを行うことができます。
  • マニュアル:https://www.dell.com/support/home/product-support/product/poweredge-mx7000/docs

管理モジュールのログからログを取得する 
 

 



原因

 

解決方法

 

文書のプロパティ


影響を受ける製品

PowerEdge

最後に公開された日付

21 3月 2024

バージョン

15

文書の種類

Solution