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Dell EMC OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Centerバージョン2.1 ユーザーズ ガイド

OpenManage Integrationスナップインを使用したAzure Stack HCIクラスターの統合された展開とアップデート

OpenManage Integrationで統合されたクラスターの展開およびアップデート機能を使用すると、Windows Admin Centerを使用してAzure Stack HCIクラスターを作成しながら、ターゲット ノードをアップデートすることができます。この機能は、選択したノードのハードウェア構成を、Dell EMCが推奨するハードウェア構成に準拠させるのにも役立ちます。

前提条件

作業を開始する前に、次のことを確認します。
  • Windows Admin Center 2103.2 GAがインストールされていることを確認します。
  • ドメイン管理者の認証情報を使用して、リモートでMicrosoft Windows管理センターにログインします。ゲートウェイ管理者としての認証情報であることを確認します。詳細については、Microsoftのマニュアルを参照してください。
  • Microsoftのマニュアルの「Windows Admin Centerを使用してAzure Stack HCIクラスターを作成する」に記載されている前提条件がすべて満たされていることを確認します。
  • 選択されたすべてのノードが、Azure Stack HCIバージョン20H2オペレーティング システムを実行しているAXノードであることを確認します。サポートされているハードウェアの詳細については、OMIMSWACのインストールガイドの「互換性マトリックス」を参照してください。
  • クラスターを作成するには、適切なノード管理者の認証情報を指定して、ノードに接続します。また、ユーザーがゲートウェイ管理者のローカル ユーザー グループに属していることを確認します。[管理に使用する認証情報]の選択に関する詳細については、Microsoftのマニュアルの「Windows管理センターを使ってみる」を参照してください。
  • ノードが既存のクラスターに含まれていないことを確認します。
  • HCI構成プロファイルのチェックのために、MSFT HCIソリューション向けOMIWACプレミアム ライセンスが各ノードで利用できることを確認します。
  • オンライン カタログを使用するには、OMIMSWACがインターネットに接続されていることを確認します。また、プロキシ設定を使用して、インターネットからカタログ、DSU、ICの各ユーティリティーをダウンロードし、コンプライアンス レポートのみを生成することもできます。プロキシ設定の詳細については、「プロキシ設定の構成」を参照してください。
  • オフラインDRMカタログを使用するには、設定がアップデート ツール設定の構成に記載されているように設定されていることを確認します。

このタスクについて

注:
  • 上記のいずれかの前提条件を満たしていない場合は、必要に応じて確認して解決するようにしてください。OpenManage Integrationスナップイン フローをスキップして、Microsoftのクラスター作成ワークフローを続行することもできます。ただし、ハードウェア アップデートのインストール ワークフローをスキップすると、クラスターのパフォーマンスに影響する可能性があります。したがって、クラスターを作成する際には、ハードウェア アップデートをインストールすることをお勧めします。
  • Dell EMC OpenManage Integration with Windows Admin Centerは、ストレッチ クラスターの作成をサポートしていません。

手順

Azure Stack HCIクラスターを展開するときに、対称型ハードウェア構成を維持し、Azure Stack HCIクラスター ノードのファームウェア/ドライバーをアップデートするには、次の手順を実行します。

  1. Windows Admin CenterにAzure Stack HCIクラスターを展開するときに、作業の開始ウィザードを使用して、必要に応じて、1.1 前提条件の確認1.2 サーバーの追加1.3 ドメインに参加1.4 機能のインストール、および1.5 アップデートのインストールタブで手順を実行します。
    注: 1.3 ドメインに参加タブでのノード名の変更はサポートされていません。名前を変更すると、ハードウェア アップデートのインストール時に必須条件エラーが発生する可能性があります。サーバーの名前を変更するには(必要な場合)、クラスターの導入ワークフローの外で実行することをお勧めします。たとえば、Azure Stack HCI OSサーバー構成ツール(Sconfig)またはWindows Admin Centerを使用して、ノードの名前を変更します。クラスター作成ウィザードを起動する前に、新しいノード名が有効であることを確認してください。
  2. ハードウェア アップデートのインストールタブで、インストールをクリックして、OpenManage Integrationスナップインをインストールします。OpenManage Integration拡張機能バージョン2.1をすでにインストールしている場合は、アップデートのチェックをクリックして、[ハードウェア アップデートのインストール]ページに移動します。
    注: スナップインで「管理に使用する認証情報」を指定するように求められた場合は、[管理に使用する認証情報]を選択して、管理下ノードでの認証に適切なクラスター管理者の認証情報を入力します。次に、[これらの認証情報をすべての接続に使用]チェック ボックスを選択します。ユーザーがゲートウェイ管理者のローカル ユーザー グループに属していることを確認します。[管理に使用する認証情報]の選択に関する詳細については、Microsoftのマニュアルの「Windows管理センターを使ってみる」セクションを参照してください。
    OpenManage Integrationスナップインがインストールされている場合は、Windows Admin Centerのツールメニューの下に、OpenManage Integrationスタンドアロン拡張機能が表示されます。OpenManage Integration拡張機能のすべての機能が、スナップイン固有の機能とともに使用できるようになります。
  3. ページに一覧表示されている前提条件を確認して、すべてのノードでHCI構成プロファイルのチェックとアップデートを実行する準備ができていることを確認します。
    • いずれかのノードが有効なモデルではない場合は、次のステップに進むことはできません。サポートされているモデルの詳細については、AS HCIのサポート マトリックスを参照してください。
    • いずれのノードにもOMIWACプレミアム ライセンスが含まれていない場合、ノードのアップデートを続行することはできますが、HCI構成プロファイルのチェックを実行することはできません。

    再実行をクリックして、前提条件を再度実行します。

    終了したら、次へ:HCI構成プロファイルをクリックします。

  4. HCI構成プロファイルでは、各カテゴリーに表示されている設定を確認して、すべてのノードの設定がDell EMCが推奨する設定に従っていることを確認します。HCI構成プロファイルに必要なハードウェア構成の詳細については、「HCI構成プロファイル」を参照してください。
    • (オプション)インターネットに接続できない場合は、次の手順を実行して、HCI構成プロファイルのチェックをオフライン モードで実行します。
      1. http://downloads.dell.com/omimswac/supportmatrix/からasHCISolutionSupportMatrix.jsonおよびasHCISolutionSupportMatrix.json.signファイルをダウンロードします。
      2. これらのファイルを、Windows Admin Centerがインストールされているゲートウェイ システムのC:\Users\Dell\SymmetryCheckフォルダーに配置します。
      3. HCI構成プロファイルのチェックを実行します。
    注: 必要な設定のいずれかが「重大」エラーで失敗した場合、HCI構成プロファイルのチェックは正常に行われません。問題を解決するための推奨事項と詳細を確認してHCI構成プロファイルを実現し、次の手順に進みます。

    設定が「警告」で失敗した場合、その設定はクラスターの導入には対応していますが、クラスターのパフォーマンスが準最適なレベルになる可能性があります。したがって、確認する必要があります。

    再実行をクリックして、HCI構成プロファイルのチェックを再度実行します。

    終了したら、次へ:アップデート ソースをクリックします。
  5. 検証済みのAzure Stack HCIカタログに対してコンプライアンス レポートを生成するには、アップデート ソースページで次の手順を実行します。
    1. カタログ ファイルをダウンロードする方法を1つ選択します。
      • オンライン(HTTPs) - Microsoft HCIソリューションのアップデート カタログを使用すると、dell.comからカタログが自動的にダウンロードされます。オンライン カタログは、デフォルトで選択されています。
        オンライン カタログのサポートには、Windows Admin Centerゲートウェイから直接インターネット接続が必要です。カタログの全体的なダウンロード時間は、ネットワーク帯域幅とアップデート対象のコンポーネントの数によって異なります。
        注: プロキシ設定を使用したインターネットへのアクセスはサポートされていません。
      • オフライン - Dell EMC Repository Managerカタログを選択すると、CIFSの場所で設定されたDRMカタログを使用します。

        OMIMSWACがインターネットに接続されている場合でもされていない場合でも、オフライン - Dell EMC Repository Managerカタログを選択して、コンプライアンス レポートを生成することができます。インターネットを使用できない場合、またはカスタマイズされたDRMカタログを使用する場合は、このオプションを使用できます。

        • オフライン カタログを使用するには、DRM設定を選択して、DRMカタログとともにCIFS共有パスが設定されていることを確認します。DRMカタログを作成するには、技術に関する記事を参照してください。
    2. Dell EMC System Update(DSU)およびInventory Collector(IC)ツールを使用するには、詳細設定を選択し、次のいずれかを選択します。
      • Dell EMC System Update(DSU)およびInventory Collector(IC)を自動的にダウンロードして設定。OMIMSWACがインターネットに接続されている場合に選択します。
      • 共有の場所にあるDSUツールおよびICツールを手動でダウンロードして設定するには、DSUおよびICを手動設定を選択して、設定を選択。OMIMSWACがインターネットに接続されていない場合は、このオプションを使用することをお勧めします。

        OpenManage Integration拡張機能のアップデート ツール設定を使用して設定されたDSUおよびICの設定は、OpenManage Integrationスナップインの詳細設定でも使用できます。

    終了したら、次へ:コンプライアンス レポートをクリックします。
    OMIMSWACはカタログをダウンロードし、設定タブで構成されたDSUツールおよびICツールを収集して、コンプライアンス レポートを生成します。DSUツールおよびICツールが設定で構成されていない場合、OMIMSWACがhttps://downloads.dell.comからダウンロードし、コンプライアンス レポートを生成します。
  6. コンプライアンス レポートタブで、コンプライアンス レポートを表示します。コンプライアンス レポートの詳細については、「コンプライアンス レポートの表示」を参照してください。
    • 「非対応」で「アップグレード可能」なコンポーネントは、デフォルトでアップデート用に選択されています。

      選択したコンポーネントの選択を解除するか、または「非対応」の「ダウングレード可能」なコンポーネントを選択することができます。ただし、デフォルトの選択内容を変更する場合は、対応するコンポーネントのファームウェアとドライバー間の依存関係が満たされていることを確認します。

    終了したら、次へ:サマリーをクリックします。

  7. サマリータブで、アップデートするコンポーネントを確認し、次へ:アップデートをクリックしてクラスター ノードをアップデートします。
    CredSSPを有効にするためのメッセージが表示されます。
    1. はいをクリックしてCredSSPを有効にして、選択したコンポーネントのアップデートを続行します。アップデートページが表示されます。セキュリティを向上させるには、アップデート操作が完了した後でCredSSPを無効にします。
    注: アップデートページでアップデートが進行中の場合は、ブラウザーを終了または閉じないことをお勧めします。ブラウザーを閉じたり、終了したりすると、ノードのアップデートに失敗し、アップデートのステータスが表示されないことがあります。

    UIセッションがアクティブであるかどうかに関係なく、アップデート ジョブはバックグラウンドで継続されます。UIセッションがアクティブな場合は、ノード レベルの進行状況ステータスが表示されます。OMIMSWACは、アップデート ジョブが完了すると通知します。

    • アップデート操作が失敗した場合は、トラブルシューティングのために、次のパスに格納されているログ ファイルを確認します。
      • ゲートウェイ システム: <Windows Directory>\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local\Temp\generated\logs
      • Windows 10ゲートウェイ システム: <Windows installed drive>\Users\<user_name>\AppData\Local\Temp\generated\logs
    • 再度コンプライアンス レポートを実行するには、コンプライアンスを再実行をクリックして、必要に応じてコンプライアンス設定の詳細を入力します。

タスクの結果

ハードウェア アップデートが完了した後、Windows Admin Centerに表示される指示に従って、Azure Stack HCIクラスターを作成することができます。

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