14GのBIOSを以前のバージョンにロールバックしようとすると、次のエラーメッセージが表示されます。
UEFI0305: Unable to update BIOS firmware in the previous boot (Error Code = 0000000000000200)
Retry the operation. 問題が解決しない場合は、サービスプロバイダにお問い合わせください。
14Gサーバでは、
BIOSバージョン1.4.5以降をインストールすると、BIOSバージョン1.1.7以前のマイクロコードの問題に起因するシステム停止を防止するために、メモリ構成によっては(18 nmテクノロジーRDIMM)、BIOSのバックフラッシュがブロックされます。新しい18 nmテクノロジーRDIMMのサポートには、BIOSバージョン1.2.11以降が必要です。PowerEdge C4140サーバは、すべてのリリース済みBIOSバージョンのマイクロコードが修正済みのため、この問題の影響を受けません。
注:PowerEdge C4140 BIOSには、18nmテクノロジーRDIMMを完全にサポートするマイクロコードが含まれていますが、BIOSバージョン1.2.4~1.2.7では、バックフラッシュを防止する関連BIOSフラグが誤って設定されているか、またはBIOSフラグが設定されていないBIOSにアップデートされます。 PowerEdge C4140 BIOSバージョン1.6.11では、技術的に必要ではなかったため、そのBIOSフラグが削除されました。
以下の3つの条件がすべて満たされている場合、BIOSバージョン1.2.4/1.2.6/1.2.7からバージョン1.6.11以降にアップデートしようとすると、同じエラー メッセージが表示されて失敗します。このような場合に1.6.11以降にアップデートできるようにする解決方法は、
下記の内容と同じです。
BIOSバージョン1.4.5以降では、次の3つの条件をすべて満たしている場合、BIOSのバックフラッシュがブロックされます。
- 新しい18 nmテクノロジーを使用する16 GB RDIMMが、1つでもインストールされている(次のベンダーパーツ番号例を参照)
- メモリがチャネルごとにDIMM 2枚(2DPC)構成で装着されている(何らかのブラックコネクタが装着され、CPUごとに6 DIMM以上)
- システムメモリ速度が2666 MT/秒である
注:BIOSバージョン1.4.5以降、BIOSをバックフラッシュするには、Dell Updateパッケージ(DUP)がOSまたはiDRACからインストールされる必要があります。UEFI BIOSアップデートツールでは、BIOSのバックフラッシュはできなくなりました。
18 nm 16 DIMMが装着されている場合に、BIOSをバックフラッシュするためには、次の3つのアクションのいずれかを実行する必要があります。
- システムメモリの速度を、2400 MT/秒または2133 MT/秒に落とす
- DIMMを取り外して、システムを1 DPC構成にする
- 18 nmテクノロジーを使用するDIMMをすべて取り外す
Micron 18 nm 16 GB DIMMは、1月からデルの工場に出荷されています。Samsung 18nm 16GB DIMMは、3月にDellの工場への出荷を開始しました。
18nm 16GB DIMMは、iDRAC GUIの[PartNumber]フィールドを確認することで識別できます。これを表示するには、[System]>[Inventory]>[Hardware Inventory]の順に選択して、DIMM情報を展開します。
この例では、Micron 16GB DIMMを示しています。PartNumber(パーツナンバー)18ASF2G72PDZ-2G6
D1は、20 nm DIMMのパーツナンバーです。18nm Micron DIMMは、[PartNumber: 18ASF2G72PDZ-2G6
E1]です。
Samsung 16GB 20nm DIMMの場合に表示される[PartNumber]は、M393A2K43
BB1-CTDです。18nm Samsung DIMMは、[PartNumber: M393A2K43
CB1-CTD]です。