XPS 8930およびPrecision 3630：起動時にファンで大きなガラガラという音が発生する

この記事では、XPS 9830とPrecision 3630の起動時に、ファンで大きな異音がする問題を解決する方法について説明します。

XPS 8930タワーまたはPrecision 3630ワークステーションの起動時に、ファンで大きな異音がしますか？

XPS 8930またはPrecision 3630の起動時に、システムから大きなガラガラという音が聞こえることがあります。

これは、PSU（電源供給ユニット）4ピン ケーブルの配線が正しくない場合に、4ピン電源ケーブルがシャーシ ファンのブレードに物理的に接触するために発生します。

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解決手順

この問題は、PSU 4ピン ケーブルをシャーシ ファンに接触しない位置に移動するだけで簡単に解決します。

システムサービス マニュアルには、次のリンクからアクセスできます。

• XPS 8930サービス マニュアル
• Precision 3630タワー サービス マニュアル

次の手順に従って、PSUケーブルの配線を確認して修正してください（サービス マニュアルには写真ガイドがあります）。

1. 前面を向こう側に向け、左側を下にしてシステムを置いて、サイド パネルを外します。シャーシ背面の左にあるリリース ラッチを引きます。右側のシャーシ カバーは開くようになっているので、シャーシから持ち上げて外すことができます。

2. システム内部を確認するには、PSU向こう側に回転させる必要があります（95W PSUを搭載しているシステムの場合は、次の手順を実行する前にブロワーとヒートシンク アセンブリーを取り外す必要があります）。

   1. どのシステムの場合も、PSUはヒンジの上にあります。システムの右側を上にしたまま、PSU電源入力ケーブル コネクターの下にロック リリースがあり、PC背面の右上角にリリースがあります。

   2. 両方のリリース スイッチを左側にスライドさせて、ヒンジの上のPSUをPCの前面に向かって持ち上げます。

3. PSU 4ピン ケーブルが正しく配線されているかどうかを確認します。

   1. ルーティングが正しい場合は、次のリンクを確認してください。

      • デルPCの異音の発生源を特定するためのガイド

   2. PSUケーブルがシャーシ ファンに接触している場合は、次の手順に進んでください。

      

      （図1. ヒートシンク ブロワーとシャーシ ファン間のケーブル）

      

      （図2. シャーシ ファンに接触しているPSUケーブル）

4. PSU 4ピン ケーブル側面のサム クリップを外して、PSUに配線し直します。

5. 次の図のように、ケーブルを配線してください。システムの右側を上にしたまま、PSU 4ピン ケーブルを、マザー ボードの左側に沿ってシャーシの左側の底を這わします。シャーシ ファンの下を通して、取り外したマザー ボードのコネクターに接続し直します。

   

   （図3. PSUケーブルの正しい配線）

6. 2つのキャッチが所定の位置にロックされるまで、PSUを下方向へ差し込みます（95Wシステムでは、この時点でブロワーとヒートシンクを交換しなければならない場合があります）。右側のカバーパネルを持って、シャーシの右側の辺に沿ってあるフックに引っ掛け、左側の辺に向かって閉めます。カチッと音がしてしっかりと固定されるまで、左側の辺を押し下げます。

7. システムをまっすぐ立てて、電源ケーブルと周辺機器を接続し、システムを起動します。異音は聞こえなくなりましたか？

8. 依然として異音が聞こる場合や、ここまでの手順をうまく実行できない場合は、Dellテクニカル サポートに問い合わせてサポートを受けて問題を解決する必要があります。

注：2019年7月以前に製造されたシステムには、シャーシ ファンの下に固定用のクリップとフックがないため、クリップなしでシャーシ ファンの下にケーブルを通してください。

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