FOS 7.xからFOS 8.0.x以降にアップグレードした後、または
firmwarecleaninstall コマンドを使用した場合、rootアクセスはデフォルトで無効になります。
rootアクセス権でログインしようとすると、アカウント(rootがリストにない)が無効になっていることを示すメッセージが表示される場合があります。
問題の診断:
- 管理者アクセス レベルからルート アクセス設定のステータスを表示するには 、次のコマンドを実行します。
スイッチ:admin> rootaccess --show
表示された結果のRootAccess設定が noneの場合、rootアクセスは無効になります。
- rootユーザー設定のステータスを表示するには、次のコマンドを実行します。
switch:admin> userconfig --show root
- アカウント名が rootであることを確認します。
- 表示されている [有効化 ]属性が [いいえ]の場合、rootアカウントは無効になっています。
解決策
次の2つのコマンドは、rootアカウントへのアクセスを許可します。前の --show コマンドのステータスに応じて、どちらかまたは両方のコマンドが機能します。
-
rootアクセス設定を変更してrootアクセスを許可または禁止するには、rootaccess --set <none/consoleonly/all>コマンドを入力します。
- None:すべてのインターフェイスでrootアカウント アクセスを無効にします
- ConsoleOnly: コンソールのみを使用したrootアカウントへのアクセスを許可します(このオプションはデフォルトで有効になっています)
- すべての:すべてのインターフェイスでrootアクセスを許可します
Example:
- すべてのインターフェイスでrootアクセスを有効にするには、次のコマンドを実行します。
switch:admin rootaccess --set all (スイッチ:admin> rootaccess --set all)
- rootアクセス権が設定されていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
スイッチ:admin> rootaccess --show
- 表示されているRootAccess 設定がすべてであることを確認します。
- rootアカウントを有効または無効にするには、 userconfig --change root -e <yes | no> コマンドを入力します。
- eオプションは、アカウントを有効または無効にします。アカウント を有効にする場合はyes を、 無効 にする場合はnoを指定します。
Example:
- rootアカウントを有効にするには、次のコマンドを実行します。
switch:admin> userconfig --change root -e yes
- rootアカウントが有効になっていることを確認するには、次のコマンドを実行します。
switch:admin> userconfig --show root
- アカウント名がrootであることを確認します。
- 表示されている [Enable ]属性が Yesであれば、rootアカウントが有効になっています。
スイッチへの最初のrootログインでは、デフォルトのrootパスワードを変更するように求められますが、キャンセル(Ctrl+C)するか、デフォルトのrootパスワードのままにするかを選択する機会やオプションはありません。パスワードを変更する必要があります。