PowerEdge:サーバーおよびストレージのソリッド ステート ドライブに関するよくあるご質問(FAQ)
概要: Dell Enterpriseソリッド ステート ドライブは、Dell Enterpriseシステムに厳密に適合し、最適な稼働環境を提供できるように開発されています。
手順
この記事では、Dellのソリッド ステート ドライブ(SSD)に関するよくあるご質問(FAQ)の一覧を提供します。
- SSDを使用する理由は何ですか?
- デルのSSDを選ぶ理由は何ですか?
- SSDにはどのようなタイプがありますか?
- SSDの最適な使用例を教えてください。
- 使用済みのドライブと新しいドライブを比較すると、書き込みパフォーマンスが低下することがあるのはどうしてですか?
- データ保持: SSDドライブを取り外して保管しています。ドライブを再び接続せずに、ドライブでデータを保持できる期間はどれくらいですか?
- オーバープロビジョニングとは何ですか?
- 劣化の平準化とは何ですか?
- ガベージ コレクションとは何ですか?
- エラー修正コード(ECC)とは何ですか?
- 書き込み増幅係数(WAF)とは何ですか?
- SSDドライブは、過剰な書き込みによってセルが損傷する可能性を抑えるために、どのような手順を実行しますか?
- SSDの寿命の計算方法を教えてください。
- TRIM/UNMAPとは何ですか?またDell Enterprise SSDドライブはこれをサポートしていますか?
- SSDはどのようにしてデータの整合性を維持しますか?
- SSDはどのようにサニタイズされますか?
- 推奨されるアプリケーションのチューニング方法およびオペレーティング システムの設定は何ですか?
- 耐久性管理とは何ですか?
- デルのSSDにはどのような保証が適用されますか?
用語集:
データ保持:
データ保持期間とは、 ROM のデータを正確に読み取れる期間です。チップが電源バイアス下にないとき、セルがプログラムされた状態を維持できる期間を示します。データ保持期間は、フラッシュ セルに適用されるプログラム/消去(P/E)サイクルの回数に影響を受けるほか、外部環境にも左右されます。また、高温では保持期間が短くなる傾向があります。実行される読み取りサイクルの回数も、データ保持期間の低下要因となります。
プログラム/消去(P/E)サイクル:
NAND型フラッシュは、NANDゲートを形成する浮動ゲート トランジスタを使用して、ストレージを確立します。プログラミングされていない状態のビットは1ですが、プログラミング操作によって浮動ゲートに電荷を注入すると、ビットは0になります。その反対の操作(消去)では、貯められた電荷を放出し、ビットを1の状態に戻します。消去とプログラムの動作は、浮遊ゲートを絶縁する酸化膜の劣化を引き起こします。これが、NANDフラッシュの寿命に限りがある理由です(一般的に、SLCでは3万~100万回、MLCでは2,500~1万回、 eMLCでは1万~3万回のプログラム/消去サイクルが寿命となります)。
フラッシュ変換レイヤー(FTL):
フラッシュ変換レイヤーは、フラッシュ メモリーを使用して通常のファイル システムをサポートするためにコンピューティングで使われるソフトウェア レイヤーです。 FTL は、セクター単位のファイル システムと NAND 型フラッシュ チップ間の変換レイヤーです。FTLにより、オペレーティング システムおよびファイル システムは、 NAND フラッシュ メモリーをディスク ドライブとしてアクセスできます。また、 FTL は、フラッシュ デバイスに論理ブロック インターフェイスを提供することにより、フラッシュの複雑さが表面上に現れないようにします。フラッシュはページ単位での上書きをサポートしていないため、 FTL は論理ブロックを物理的なフラッシュ ページおよび消去ブロックにマッピングします。
メタデータ:
メタデータは、 NAND フラッシュ メモリー内に保存された情報やデータの管理に使用されます。メタデータには一般的に、保存されている情報の論理アドレスから物理アドレスへのマッピング テーブル、保存されている情報の属性情報、また保存されている情報の管理に役立つその他のデータが格納されています。
仮想プール:
仮想プールとは、プログラム可能な状態に消去された NAND ブロックの集合体です。
1.SSDを使用する理由は何ですか?
回転するプラッターを使用してデータを保存するハード ディスク ドライブ(ハードドライブ)とは違って、ソリッド ステート ドライブ(SSD)は、ソリッド ステート メモリーのNAND型チップを使用します。ハードドライブは、機械的に可動する数種類のパーツから構成されているため、取り扱いによる損傷を受けることがあります。ソリッド ステート ドライブ には可動部品がないため、使用中に衝撃を受けても取り扱いによる損傷を受けにくい特長があります。
SSDは超高速の I/O 操作(IOPS)性能と、トランザクション集約型のサーバーおよびストレージ アプリケーション向けに低遅延を実現します。ハードドライブを搭載したシステムで適切に使用することで、低消費電力と低動作温度により総所有コスト(TCO)を削減します。
トップに戻る
2.デルのSSDを選ぶ理由は何ですか?
Dellでは、要求の高いエンタープライズ アプリケーションに必要な高品質のSSDをお客様に提供できるよう、必要なすべての手順を綿密に管理しています。
これには、以下のようなものがあります。
- 初期サプライヤーの認定と継続的な品質テストの実施。
- 専用のファームウェアの開発。
- 部品表(BOM)の管理と徹底した信頼性テストの実施。
- 製品の継続的な品質認定。
すべてのDell Enterpriseソリッド ステート ドライブは、Dell Enterpriseシステムに厳密に適合するように開発されているため、お客様に最適な稼働環境を提供できます。最近のハードドライブ業界の動向として、サプライヤの統合とドライブの標準化が進められています。ソリッド ステート ドライブは、このような動向には当てはまりません。SSDの製造元は多数ありますが、Dellから購入していないSSDを使用した場合、Dell製サーバーでのいかなるレベルの機能や互換性も保証されません。
トップに戻る
3.SSDにはどのようなタイプがありますか?
フラッシュ メモリーをベースとしたSSDは一般的に、ハード ディスク ドライブ(ハードドライブ)よりもレイテンシーが低いため、多くの場合、応答時間を短縮することができます。ランダム読み取りのワークロードでは、SSDはハードドライブと比べて高いスループットを実現します。
NAND型フラッシュによる分類
- SLC(シングル・レベル・セル)は、1つのNANDメモリセルに、1ビットの情報を保存できます。SLC NANDは、より高速な読み取り/書き込み機能、高耐久性を提供し、比較的単純なエラー修正アルゴリズムを使用します。SLCは一般的に、最も高価なNANDテクノロジーです。SLCドライブでは、各セルは約10万回の書き込みに耐えるように設計されています。読み取り回数は無制限です。SLCドライブは耐久性が優れているため、エンタープライズ環境に適しています。消費者向けアプリケーションでは、コスト高となることがあります。
- MLC(マルチ・レベル・セル)では、各セルに2ビット格納されるため、一般的にSLCよりも堅牢性が低くなります。1つのセルを損失すると、2ビット損失することになります。MLCドライブでは、各セルは約3,000~5,000回の書き込みに耐えるように設計されています。このドライブは他の種類に比べ、大容量で低コストです。MLCベースのSSDは、オーバープロビジョニングや耐久性管理(詳細は後述)などの優れた管理技術を導入しているエンタープライズ アプリケーションで利用されています。
eMLC(エンタープライズ向けMLC)は、MLCテクノロジーの一種であり、NANDウェハーの最も高品質な部分から取り出され、消去サイクル数を増やすために独自にプログラムされています。eMLCは、30,000回の書き込みサイクルという高い耐久性を実現しているのに対し、最新のMLCの中には3,000回の書き込みサイクルしか持たないものもあります。eMLCの書き込み耐久性は優れていますが、その代わりにデータ保持期間は劣ります。eMLCはこの対策として、フラッシュ メモリー チップ内部のページ プログラミング(tProg)サイクルを延長することで、データ書き込みの性能と持続性を向上させていますが、その分書き込み性能は低下します。eMLC SSDの書き込み耐久性は、MLCとSLCの間に位置しており、一般的に、価格も2つのタイプの中間となります。eMLCに高度な耐久性管理テクノロジーを追加することで、一般的な用途のエンタープライズ アプリケーションにも十分適用することが可能です。
ホストインターフェイスによる分類
- SATA SSD:SATA SSDは業界標準のSATAインターフェイスをベースにしています。SATA SSDは、エンタープライズ向けサーバに適した性能を提供します。
- SAS SSD:SAS SSDは業界標準のSASインターフェイスをベースにしています。SAS SSDは、優れた信頼性、データの整合性、およびデータ障害のリカバリーを兼ね備えているため、エンタープライズ アプリケーションに適しています。
4.SSDの最適な使用例を教えてください。
SSDは、非常に高い性能を必要とするアプリケーションに最適です。SSDの使用に最も適しているのは、I/O負荷の高いアプリケーションです(例:データベース、データ マイニング、データ ウェアハウス、分析、トレーディング、高性能コンピューティング、サーバー仮想化、Webサービス、Eメール システム)。
- SLC SSDは、書き込みキャッシュ、および読み取りがランダムで書き込みが集中的に行われる読み取りキャッシュアプリケーションに適したテクノロジーです。
- eMLC SSDは、読み取りと書き込みの両方が混在していて、特に予算が少ない場合に有利なオプションとして選ばれるようになってきています。
- MLC SSDは、データベース テーブルへのアクセスのような読み取り中心のアプリケーションに対して、最もコスト効果の高いソリューションです。
SSDの種類、アプリケーション、使用例
| フラッシュテクノロジー | アプリケーションの種類 | アプリケーション |
| MLC/eMLC | Webベースおよびクライアント コンピューティング | フロントエンドWeb
ストリーミング メディア Webアプリケーション Eメール/メッセージング コラボレーション |
| eMLC/SLC | DSS/HPC/
OLTP/ストレージ |
OLTP/ストレージ
HPC/スーパーコンピューティング データ ウェアハウス/マイニング インフラストラクチャ 仮想デスクトップ OLTP/データベース/業務処理 データ キャッシュ |
5.使用済みのドライブと新しいドライブを比較すると、書き込みパフォーマンスが低下することがあるのはどうしてですか?
SSDドライブは、書き込みに対し読み取りの実行が大部分を占める環境での使用を目的としています。ドライブの寿命が特定の保証期間まで持つように、MLCドライブには、耐久性管理メカニズムが組み込まれています。ドライブの保証期限に達する前に耐用期間が終了すると予測される場合、そのドライブはスロットリング メカニズムを使用して、書き込み速度を遅くします。
トップに戻る
6.SSDドライブを取り外して保管しています。ドライブを再び接続せずに、ドライブでデータを保持できる期間はどれくらいですか?
保持期間は、フラッシュの使用頻度(使用されたP/Eサイクル数)、フラッシュのタイプ、保管場所の温度によって変わります。MLCとSLCでは、保持期間が3か月の場合もありますが、状況によっては10年を超えることもあります。保持期間は温度とワークロードに大きく依存します。
| NANDテクノロジー | データの保持期間(定格のP/Eサイクル) |
| SLC | 6か月 |
| eMLC | 3か月 |
| eMLC | 3か月 |
7.オーバープロビジョニングとは何ですか?
オーバープロビジョニングは、フラッシュSSDとフラッシュ・メディア・カードの設計に使用される手法です。追加のメモリー容量(ユーザーはアクセス不可)を提供することで、SSDコントローラーは仮想プールで使用可能な、事前に消去済みのブロックをより簡単に作成できます。オーバープロビジョニングを実施すると、次の機能が向上します。
- 書き込み性能とIOPS
- 信頼性と耐久性
8.劣化の平準化とは何ですか?
NAND 型フラッシュ メモリーは、データ ストレージ アプリケーションやフラッシュ変換レイヤー(FTL)を使用するシステムで一般的に行われる、繰り返しのプログラムおよび消去サイクルによって劣化しやすい傾向があります。メモリの同じ位置でプログラムと消去を継続的に行うと、最終的にメモリの一部分が消耗し、使用できなくなります。その結果、 NAND フラッシュの寿命は限られます。このような状況の発生を防ぐために、劣化の平準化と呼ばれる特殊なアルゴリズムがSSD内に導入されるようになりました。この用語が示すとおり、ウェア レベリングとは、SSD内のすべてのメモリー ブロックで、プログラムと消去のサイクルを均等に分散させる手法を提供します。これにより、プログラムと消去サイクルが同じメモリー ブロックに連続して行われることが回避され、NAND型フラッシュ メモリー全体の寿命が大幅に延びます。
劣化の平準化には、動的と静的の2種類があります。動的なウェア レベリング アルゴリズムでは、データのプログラムと消去サイクルが、NAND型フラッシュ内のすべてのブロックにわたって均等に分散されることを保証します。このアルゴリズムが「動的」と呼ばれるのは、ドライブの書き込みバッファー内のデータがフラッシュ メモリーにフラッシュ(書き込み)されるたびに実行されるからです。ただし、動的なウェア レベリングだけでは、すべてのブロックの劣化を同じ率で平準化させることはできません。また、データを書き込んだ際に、データが長期間または恒久的にフラッシュ内に保存されるといった特殊なケースもあります。その他のブロックがスワップ、消去、プールされている間も、これらのブロックはウェア レベリング処理には関与せず、非アクティブのままとなります。すべてのブロックに対してウェア レベリングが同じ率で確実に行われるように、静的なウェア レベリングと呼ばれる二次的なウェア レベリング アルゴリズムが導入されています。静的なウェア レベリングは、非アクティブでデータが保存された状態のブロックに対応します。
Dell製SSDドライブには、静的および動的の両方のウェア レベリング アルゴリズムが組み込まれているため、NANDブロックが均等に摩耗するようになり、SSDの寿命が大幅に延びます。
トップに戻る
9.ガベージ コレクションとは何ですか?
フラッシュメモリは、それぞれに1つまたは複数ビットのデータを格納するセルから構成されています。セルはグループ化されてページを形成し、データの書き込みが可能な最小の分離された場所となります。ページは収集されてブロックを形成し、消去が可能な分離した最小の場所となります。フラッシュメモリは、HDDのように直接上書きすることはできません。最初に消去する必要があります。したがって、ブロック内の空のページに直接書き込むことはできますが、最初にページのブロック全体を消去しないとそのページを上書きすることができません。
ドライブを使用する際に、データが変更され、変更されたデータはブロック内の他のページまたは新しいブロックに書き込まれます。古くなった(ステール状態の)ページには無効とマークされますが、ブロック全体を消去することで再利用できます。ただし、これを行うには、ブロック内の他の占有ページに残っている有効な情報をすべて別のブロックに移動する必要があります。新しいデータを同じブロックに書き込む前に、有効なデータを再配置してからブロックを消去する必要があるため、書き込み回数が増えることになります。このため、フラッシュメモリで要求される書き込み合計回数が、元々ホストコンピュータで要求された書き込み回数を上回ることになります。また、ホスト コンピューターからの新しいデータを書き込みながら、消去が必要なブロックからデータを移動していてSSDがビジー状態のときは、SSDの書き込み速度が低下します。
SSDのコントローラーは、ガベージ コレクションと呼ばれる手法を使用して、以前に書き込まれたブロックを解放します。また、このプロセスは、複数のブロックからページを移動して書き換えることでページを統合して、新しく使われるブロックの数を抑制します。古いブロックは消去され、新たに書き込まれるデータ用のストレージ容量が提供されます。ただし、フラッシュ ブロックの書き込み回数には制限があるため、どれか1ブロックのみが早期に消耗しないように、SSD全体でウェア レベリングを行うことが重要です。
トップに戻る
10.エラー修正コード(ECC)とは何ですか?
フラッシュ・メモリ・セルが時間の経過とともに劣化し、隣接するフラッシュ・メモリ・ページから中断が発生すると、保存されているデータでランダムなビットエラーが発生することがあります。個々のデータ ビットが破損している可能性は低くても、ストレージ システム全体では膨大なデータ ビット数が存在するため、データが破損する可能性は現実的なものとなります。
フラッシュ・メモリ・ストレージ・システムでは、エラー検出と修正コードを使用することで、データが破損されないよう保護されます。DellのSSDドライブは、業界で最も高度なECCアルゴリズムを採用しており、10~17の修正不能なビット エラー レートでエンタープライズ レベルを実現しています。
11.書き込み増幅係数(WAF)とは何ですか?
書き込み増幅係数とは、ホストコントローラから要求のあったデータ量に対し、SSDコントローラが書き込む必要のあるデータ量との比率です。書き込み増幅係数が1の場合は最適な状態であり、1 MBの書き込み要求に対し、SSDのコントローラが1 MBを書き込んだことを示します。書き込み増幅係数が1より大きい場合は好ましくありませんが、実際に起こりうることです。書き込み増幅係数が高いほど、ドライブが速く劣化し、性能が低下することを意味します。
フラッシュ メモリーに書き込まれたデータ
--------------------------------------- = 書き込み増幅係数
ホストによって書き込まれたデータ
12.SSDドライブは、過剰な書き込みによってセルが損傷する可能性を抑えるために、どのような手順を実行しますか?
デルは、フラッシュセルの損傷を回避してSSDドライブの寿命を延ばすために次の方法を採用しています。
- オーバープロビジョニング:SSD上でスペア領域を増やすプロセスです。利用可能な「書き込み準備が整っている」リソース プールが増加し、書き込み増幅係数が減少します。要求されるバックグラウンドでのデータ移動がより少なくなるため、性能と耐久性が向上します。
たとえば、100 GBの有効容量を持つドライブには、28 GBの非表示の容量が追加されます。残りの容量は、劣化の平準化に使用されます。 - 劣化の平準化:Dell製SSDドライブでは、静的および動的の両方のウェア レベリング技術を使用します。ウェア レベリングにより、データをドライブ上の別の場所にマッピングして、同じセルに集中的に書き込まれないようにすることができます。
- ガベージ コレクション:Dell製SSDドライブには、高度なガベージ コレクション技術が組み込まれています。「ガベージ コレクション プロセス」により、毎回の書き込みの前にブロック全体を消去する必要がなくなります。消去対象としてマークされたデータを「ガベージ」として蓄積してから、ブロックを再利用するために、ブロック全体を消去して空き容量を回収します。このプロセスは多くの場合、ドライブが
I/Oでビジー状態でないときにバックグラウンドで実行されます。 - データのバッファリングとキャッシュ:Dell製SSDドライブは、書き込み増幅係数を最小限にするために、DRAMをデータ バッファー キャッシュとして使用しており、過剰な書き込みによるセルの損傷のリスクを回避しています。
13.SSDの寿命の計算方法を教えてください。
SSDの耐用期間は、SSDのNANDフラッシュ テクノロジー、ドライブの容量、アプリケーションの使用モデルという3つの主要なパラメーターによって決まります。一般に、ドライブの寿命は、次のライフサイクル計算式を使用して算出できます。
寿命[年]=(耐久性[P/Eサイクル]* 容量[物理容量、バイト]* オーバープロビジョニング係数)/(書き込み速度[Bps]* デューティー サイクル[サイクル数]* 書き込み率(%) * WAF)/(36 * 24 * 3,600)
パラメーター:
- 耐久性、
NAND P/Eサイクル:100K SLC、30K eMLC、3K MLC - 容量:SSDの使用可能容量
- オーバープロビジョニング係数:オーバー プロビジョニングNANDの割合
- 書き込み速度:
1秒あたりの書き込み速度(バイト単位):
- デューティー サイクル:使用デューティー サイクル
- 書き込み%:SSD使用中の書き込みの割合
- WAF:アプリケーションの使用事例に基づいて計算されたコントローラーの書き込み増幅係数
14.TRIM/UNMAPとは何ですか?またDell Enterprise SSDドライブはこれをサポートしていますか?
特定のオペレーティング システムはTRIM機能をサポートしており、これは削除されたファイルをストレージ デバイス(SSD)上の関連する論理ブロック アドレス(LBA)に変換する機能です。SATAの場合も、このコマンドはTRIMと呼ばれていますが、SASの場合は UNMAPと呼ばれています。「 TRIM/UNMAP コマンドは、特定のLBAでデータが不要になったことをドライブに通知し、複数の NAND ページを解放します。
TRIM/UNMAPコマンドを実行するには、オペレーティング システム、ドライブ、およびコントローラーでサポートされている必要があります。TRIM/UNMAPコマンドを実行すると、ガベージ コレクション中に書き換えが必要なデータ量を軽減でき、ドライブ上の空き領域を増やすことで、SSD性能の向上を図ることができます。現在出荷されているDell Enterpriseドライブには、十分に高い性能と耐久性が備わっているため、たとえオペレーティング システムがこの機能をサポートしていても、現時点では対応していません。これらの機能は、今後提供予定のDellのSSD製品に向けて、現在調査中です。
トップに戻る
15.SSDはどのようにしてデータの整合性を維持しますか?
Dell製SSDドライブでは、次の方法でデータの整合性を維持しています。
- 堅牢なECC
- データパスのCRC保護
- 複数のメタデータとFWコピー
- メタデータのチェックサム保護
- 堅牢な電圧レール設計を採用し、NAND型フラッシュメモリへの安定した電力を確保
突然の電源喪失時の保護対策
ハードドライブと比較して、ソリッド ステート ドライブは衝撃に対してより堅牢で、消費電力が少なく、アクセス時間が短縮され、読み取りパフォーマンスが向上しています。ただし、一部のSSD設計では、突然の電源喪失時に、データとファイル システムが破損するという問題があります。効果的な電源障害時データ保護メカニズムは、電源障害が発生する前後で機能し、包括的なデータ保護を提供しなければなりません。
Dell Enterprise SSDには、ハードウェア ベースおよびファームウェア ベースの電源障害時データ保護機能が搭載されています。これには、電圧ユニットを監視する電源障害検出回路が搭載されており、電源が事前に定義されたしきい値を下回った場合は、SSDコントローラに信号が送信されます。この信号により、SSDが入力電源から切断され、一時バッファデータとメタデータをNAND型フラッシュに移動するのに必要な手順が開始されます。この動作を実行するのに十分なエネルギーを提供できるよう、オンボードの電源ホールドアップ回路とコンデンサーが実装されています。電源を維持するコンデンサは、ドライブの寿命に十分なエネルギーを保証するために、数倍の規模でオーバープロビジョニングが実施されます。
トップに戻る
16.SSDはどのようにサニタイズされますか?
SSDは、ドライブの容量全体を数回書き込むことで、サニタイズすることができます。現在Dellでは、今後のリリースに向け、自己暗号化ドライブ(SED) SSDのセキュア消去および自己暗号化機能について調査しています。このような技術を使用すると、より迅速かつ効率的な方法でSSDをサニタイズできます。
トップに戻る
17.推奨されるアプリケーションのチューニング方法およびオペレーティング システムの設定は何ですか?
- アラインメント済みI/O:アライメント済みI/Oは、SSDの性能と耐久性に多大な影響を与える可能性があります。SSDでI/Oをアライメントすると、NAND書き込みの管理の効率を向上できます。また、SSDのバックグラウンドで追加の書き込みが発生する原因となる、読み取り/変更/書き込み操作の数を軽減することで、SSDの耐久性を高めることもできます。
- キューの深度の変化:キューの深度は、システムおよびストレージ デバイスにとって重要な要素です。SSDデバイスにキューの深度を拡大することで、効率性を高めることができ、書き込み操作処理の効率が向上し、SSDの耐用期間に影響を与える書き込み増幅係数の減少を図ることもできます。
- TRIMの使用:セクション15を参照してください。
- ディスク デフラグの無効化:磁気ドライブでは、デフラグ機能を使用して、データ セクターがお互い隣接するようにドライブが整理されパフォーマンスを向上しますただし、ソリッド ステート ドライブでは、データの位置にかかわらず同じ速度でデータにアクセスできるため、データ セクターを隣接させても効果はありません。したがって、SSDのデフラグは不要であり、不要な
NANDの劣化を引き起こす可能性があります。 - インデックス処理の無効化:インデックス処理は通常、ハードドライブの検索を高速化します。SSDには効果がありません。インデックス処理では、システムおよびプロパティにあるファイルのデータベースを継続的に維持するため、SSDが得意としない、多数の小規模な書き込みが発生します。ただし、SSDではデータ読み取り性能が高いため、インデックスがなくてもデータにすばやくアクセスできます。
18.耐久性管理とは何ですか?
耐久性管理アルゴリズムを使用すると、ドライブの保証期間中、十分なプログラム/消去(P/E)サイクルを確実に利用することが可能です。ドライブが集中的に書き込まれると、ファームウェアは書き込みを制限します。ただし、想定されたアプリケーションでSSDを使用している場合、パフォーマンスのスロットリングが発生することはほとんどありません。
19.デルのSSDにはどのような保証が適用されますか?
- サーバー製品で使用されるSATA、SAS、NVMe (U.2) SSDドライブ**には3年間の保証が付帯しています。ただし、ProSupport以上の保証がある場合は、サーバーの保証期間全体に延長できます。
- サーバー製品で使用されるNVMe (PCIe) SSDドライブには、最大5年間のサーバー保証が適用されます。ただし、ProSupport以上の保証がある場合は、サーバーの保証期間全体に延長できます。
- Dell Technologiesのコンポーネントとして購入されたエンタープライズSATA、SAS、NVMe SSD (U.2):
- PowerEdgeサーバー製品は、ProSupportやProSupport Servicesなどの別のサービスを同時に購入した場合を除き、最初の出荷日から3年を超える延長保証は購入できません。
- ストレージ製品の保証期間はシステムの保証に準じており、それ以上は保証されません。例えば、システムに3年間の保証がある場合、SSDの保証も3年間となり、それ以上にはなりません。サーバーと一緒に販売された場合でも、その保証期間は3年を超えることはありません。ProSupport契約(またはそれ以上)により、保証期間がサーバーの保証期間まで延長されます。
- PowerEdge Express Flash PCI Express (PCIe) SSDデバイスには、PowerEdge Express Flash PCIe SSDデバイスと一緒に出荷されたDell製システムのハードウェア限定保証の期間が適用されます。PowerEdge Express Flash PCIe SSDデバイスは、ProSupportやProSupport Plusサービスなどの別のサービスとともに購入した場合を除き、最初の出荷日から5年を超える延長保証は購入できません。
- Dell Technologiesのコンポーネントとして購入されたエンタープライズSATA、SAS、NVMe SSD (U.2):