Systems Management Tools And Documentation バージョン 7.4 インストールガイド

管理下システムソフトウェア

管理ステーションソフトウェア

次のアプリケーションは、『 Systems Management Tools and Documentation』DVD を使ってインストールできる管理ステーションソフトウェアを構成します。

• Active Directory Snap-In
  Active Directory（AD）Snap-In ユーティリティは、本 DVD の製品に固有の AD オブジェクトを管理するための、Microsoft Active Directory への拡張スナップインを提供します。

  • 注: 32 ビットおよび 64 ビットのインストーラの両方が使用できます。autorun から Active Directory Snap-In をインストールすると、Active Directory Snap-In は、オペレーティングシステムのアーキテクチャに対応したインストーラを起動します。

  • 注: 64 ビットのオペレーティングシステムを実行しているシステムで新規インストールを実行すると、64 ビットバージョンの Server Administrator がインストールされます。Server Administrator をアップグレードする場合、32 ビットバージョンの Server Administrator がアップグレードに使用されます。
• BMC/IPMI ユーティリティ

  BMC Management Utility(BMU) は、ベースボード管理コントローラ (BMC) または IPMI プロトコルを使用した iDRAC 搭載のシステムでの、 リモート管理と設定を提供します。IPMI ユーティリティは、CLI ベースの管理ステーションソフトウェアです。

  BMU の詳細については、『 ベースボード管理コントローラユーティリティユーザーズガイド』を参照してください。

  • 注: 32 ビットインストーラのみが利用可能です。
• RAC ツール

  RAC コンソールは、システムにリモート管理機能を提供するために設計された管理ステーションソフトウェアです。ウェブブラウザ、または RACADM コマンドラインインタフェース（CLI）のどちらかを使用して、RAC ハードウェアへのリモート接続、および RAC 機能へのアクセスが可能です。 RACADM CLI は RAC へのコマンドラインユーザーインタフェースです。

  RAC は、管理下システムまたは管理ステーションのいずれかにインストールできます。

  管理下システムへの RAC のインストールについての情報は、『 Server Administrator Installation Guide』（Server Administrator インストールガイド）を参照してください。管理ステーションへのインストールについての情報は、「 Windows への管理ステーションソフトウェアのインストール」を参照してください。RAC の詳細については、『 Remote Access Controller User's Guide』（Remote Access Controller ユーザズガイド）を参照してください。

  • 注: 32 ビットおよび 64 ビット両方のインストーラが使用可能です。RAC ツールが自動実行によってインストールされると、RAC ツールは、オペレーティングシステムのアーキテクチャに対応したインストーラを起動します。
• Systems Build and Update Utility（SBUU）

  System Build and Update Utility(SBUU) は、オペレーティングシステム前システム環境で、 1 対 1 の導入、およびシングルサーバ更新機能を提供します。

  Server Build and Update Utility(SBUU) は、今後のリリースで廃止される予定です。代替として、Lifecycle Controller2 の使用を推奨します。Lifecycle Controller GUI を使用するには、システムの起動中に F10 キーを押します。Lifecycle Controller は、次のような改善された機能を提供します。

  • システムハードウェアの設定。
  • オペレーティングシステムのインストールとハイパーバイザの導入。
  • システムのファームウェアと BIOS のアップデートの他、オペレーティングシステム前システム環境での複数のメンテナンスおよび保守性機能。

  Lifecycle Controller は、すべての 11 G 以降のサーバーに内蔵されています。Lifecycle Controller の機能を使用するためのツールまたはダウンロードは必要ありません。

  詳細については、 dell.com/support/manuals で使用可能な、以下のマニュアルを参照してください。

  • Dell Lifecycle Controller 2 バージョン < バージョン番号 > ユーザーズガイド

  • Lifecycle Controller 2 ウェブサービスインタフェースガイド

  • Lifecycle Controller Integration のベストプラクティス

• IT Assistant
  IT Assistant の代替として、Dell OpenManage Essentials を使用することをお勧めします。Dell OpenManage Essentials(OME) は、次のような改善された機能を提供します。

  • システムの検出とインベントリ。
  • システムの正常性の監視。
  • システムアラートの表示と管理。
  • システムアップデートの実行。
  • ハードウェアインベントリおよび準拠レポートの表示

  Dell OpenManage Essentials の詳細については、サービスプロバイダにお問い合わせください。

• iDRAC サービスモジュール

  iDRAC サービスモジュールは、Dell 12 世代以降のサーバにインストール可能な、オプションの簡単なソフトウェアアプリケーションです。iDRAC サービスモジュールを使用すると、サポートされるオペレーティングシステムで機能を設定することができます。iDRAC サービスモジュールは、iDRAC に追加のサーバー管理用データを提供し、OS インタフェースを介してシステム管理データへのアクセスと共に1 対多のコンソールを提供します。

  iDRAC サービスモジュールはまた、追加の監視機能を備えた、GUI、RACADM CLI、および WSMAN 等の iDRAC インタフェースを補完します。詳細については、 dell.com/support/manuals に掲載されている『 iDRAC サービスモジュール < バージョン番号 > インストールガイド』 を参照してください。

• Dell OpenManage Deployment Toolkit（DTK） 

  『Dell OpenManage Deployment Toolkit(DTK) には、一連のユーティリティ、サンプルスクリプト、およびサンプル設定ファイルが含まれており、Dell システムの導入および設定に使用できます。DTK を使用して、現在の導入プロセスを変更せずに信頼性の高い方法で、プレオペレーティングシステム環境での多数のシステム導入用に、スクリプトベースと RPM ベースのインストールを構築できます。DTK を使用すると、Dell システムに BIOS または UEFI(Unified Extensible Firmware Interface) モードで、オペレーティングシステムをインストールできます。

  また、さまざまなシステム機能の設定に使用されるコマンドラインユーティリティの他、DTK は、共通の導入タスクと記録を実行する、サンプルのスクリプトと構成ファイルも提供します。 これらのファイルおよびスクリプトは、DTK の Microsoft Windows プレインストール環境 (Windows PE) と Linux 環境での使用方法を説明します。詳細については、 dell.com/support/manuals で使用が可能な次のマニュアルを参照してください。

  • Dell OpenManage Deployment Toolkit バージョン < バージョン番号 > ユーザーズガイド

  • Dell OpenManage Deployment Toolkit バージョン < バージョン番号 > コマンドラインインタフェースリファレンスガイド

  • Dell OpenManage Deployment Toolkit バージョン < バージョン番号 > インストールガイド