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デル OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Centerバージョン3.0 ユーザーズ ガイド

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動作条件チェックの詳細

拡張機能がモニタリング操作および管理操作の要件を満たしているかどうかを確認するには、動作条件チェックを使用します。

インベントリーの動作条件チェック

拡張機能がロードされるとき、またはインベントリーを取得する前に、次の動作条件がチェックされます。
注:OpenManage Integrationスナップインを使用して、Azure Stack HCIクラスターの「統合された導入とアップデート」および「フルスタックのアップデート」を実行する場合、その処理の一環として、同じインベントリーの動作条件がチェックされます。
動作条件チェック名 カテゴリー（手動または自動修正） 適用先（ゲートウェイOS/ノードOS/iDRAC） 推奨
プロキシが設定されている 自動修正 ターゲット ノードOS ノードでネットワーク プロキシが設定されている場合は、解決をクリックして、そのノードのリモートNDISネットワーク アダプターIP（169.254.*シリーズIP）をプロキシ除外リストに追加します。これらのIPは、iDRACとの通信に使用されます。
注:この問題が解決しない場合は、そのノードのiDRAC OSまたはサーバーOSの［ネットワークとインターネット］設定ページで、プロキシがオープンになっているかどうかをチェックします。開いている場合はページを閉じて、問題を再度解決してください。
Redfishが有効になっている 自動修正 iDRAC Redfishが無効になっている場合は、解決をクリックして、ターゲット ノードのiDRACでRedfishサービスを有効にします。Redfishは、ターゲット ノードのインベントリーを取得するために使用されます。
リモートNDISアダプターが有効になっている 自動修正 ターゲット ノードOS リモートNDISアダプターが無効になっている場合は、解決をクリックして、iDRACとの通信に使用するアダプターを有効にします。
ロックダウンが無効になっている 自動修正 iDRAC（ファームウェア バージョンが4.40未満のiDRACに適用可能） インフラストラクチャ ロックが有効になっている場合は、解決をクリックして、インフラストラクチャのロックを解除します。
OS-iDRACパススルーIPがクラスター ノード間で一意である 手動修正 ターゲット ノードOS 各クラスター ノード ホストOSには、一意のリモートNDISネットワーク アダプターIPV4 IPが必要です。それ以外の場合は、クラスターのIP競合が発生する可能性があります。
注:iDRACからの場合にのみ、OS to iDRACパススルーIPアドレスを変更します。iDRACでIPを変更すると、ホストOS上のリモートNDISネットワーク アダプターIPが自動的に設定されます。
OS-iDRACパススルーIPがOSおよびiDRAC間で一意である 手動修正 iDRAC ホストOSのリモートNDISネットワーク アダプターIPと、iDRACのOS to iDRACパススルーIPは、ノード内では異なる値にする必要があります。それ以外の場合は、インベントリーの取得に失敗する可能性があります。
注:iDRACからの場合にのみ、OS to iDRACパススルーIPアドレスを変更します。iDRACでIPを変更すると、ホストOS上のリモートNDISネットワーク アダプターIPが自動的に設定されます。
SMB 445ポートが有効になっている 手動修正 ターゲット ノードOS ターゲット ノードで、Windows Admin Centerファイアウォール ツールから［ファイルとプリンターの共有(SMB-In)］を有効にします。OpenManage Integration拡張機能では、SMBポート445を使用してターゲット ノードにファイルをコピーします。
iDRACに空のスロットが1つある 手動修正 iDRAC（ファームウェア バージョンが4.40未満のiDRACに適用可能） iDRACで空のスロットが1つ使用可能になっていることを確認します。iDRAC8ですべてのスロットが使用中になっている場合は、RACADMコマンドを実行して空のスロットを1つ作成します。『Integrated Dell Remote Access Controller 9 RACADM CLIガイド』を参照してください。
実行ポリシーが設定されている 手動修正 ゲートウェイOS、ノードOS ターゲット ノードとゲートウェイでPowerShell実行ポリシーが［制限あり］に設定されていないことを確認します。ポリシーに制限がある場合、ノードの管理に必要なPowerShellスクリプトが実行できない場合があります。
ノードが稼働中でアクセス可能になっている 手動修正 ターゲット ノードOS ノードの電源がオンになっており、Windows Admin Centerゲートウェイからアクセス可能であることを確認します。
リモートNDISアダプターIPV4が有効になっている 手動修正 ターゲット ノードOS ネットワーク設定の［リモートNDIS互換デバイス］でホストOSのIPv4を有効にします。
OS-iDRACパススルーIPは169.254.0.1にする必要がある 手動修正 iDRAC8以前、 値を169.254.0.1に変更することをお勧めします
IPMIドライバーが実行されている 手動修正 ターゲット ノードOS IPMIドライバーをインストールするか有効にします。詳細については、次を参照： https://www.dell.com/support/kbdoc/en-in/000150763/dell-emc-openmanage-integration-with-microsoft-windows-admin-center-omimswac-fails-to-query-host-information
PowerShellリモート処理が有効になっている 手動修正 ターゲット ノードOS PowerShellリモート処理を有効にして、Microsoftの推奨事項に従ってファイアウォール ルールを設定します。詳細については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/powershell/module/microsoft.powershell.core/about/about_remote_requirements?view=powershell-5.1#windows-network-locations
SMB共有が有効になっている 手動修正 ターゲット ノードOS 管理共有を有効にするか追加します。詳細については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/troubleshoot/windows-server/networking/problems-administrative-shares-missing
ユーザー アクセス制御(UAC)が無効になっている 手動修正 ターゲット ノードOS UACが有効になっている場合は、必ずUACを無効にしてください。詳細については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/troubleshoot/windows-server/windows-security/user-account-control-and-remote-restriction

サーバー/クラスター ハードウェア コンプライアンス レポート、HCPコンプライアンス レポート、クラスター推奨レポートを生成するための動作条件チェック

ハードウェア コンプライアンスのチェックページで、適切なカタログを選択してコンプライアンスのチェックをクリックした場合、それ以降、OpenManage Integrationは、ハードウェア コンプライアンス レポートを生成する前に、インベントリーの動作条件とともに以下の動作条件をチェックするようになります。

動作条件チェック名 カテゴリー（手動または自動修正） 適用先（ゲートウェイOS/ノードOS/iDRAC） 推奨
最大の封筒サイズが設定されている 自動修正 ターゲット ノードOS 解決をクリックして、MaxEnvelopeSizeKbレジストリー値を8192 KBに設定します。この値は、Windows Admin Centerゲートウェイからターゲット ノードに必要なファイルをコピーするために必要です。

値が8192 KB未満に設定されている場合、コンプライアンスの生成が失敗する可能性があります。

サーバー アップデートの動作条件チェック

OpenManage Integration拡張機能を使用してサーバーをアップデートしている場合、インベントリーの動作条件とともに次の動作条件がチェックされます。

動作条件チェック名 カテゴリー（手動または自動修正） 適用先（ゲートウェイOS/ノードOS/iDRAC） 推奨
iDRAC内に保留中のジョブがない 手動修正 iDRAC ノードを再起動するか、ノードiDRACから保留中のジョブをクリアします。BIOSを設定する場合、またはiDRACのサーバー構成プロファイルを使用する場合、拡張機能のために、この操作が必要になります。
Windows Admin Centerにローカルでアクセスする 手動修正 ゲートウェイOS（Windows 10 OSには適用されません） ブラウザーを使用して、Windows Admin Centerにリモートでアクセスします。

クラスター アップデート(CAU)、HCPコンプライアンス（コンプライアンスの修正）、クラスターの推奨事項（推奨の適用）、セキュア コア、CPUコア操作の動作条件チェック

アップデート操作をトリガーする前に、OpenManage Integrationは、インベントリーの動作条件とともに以下の動作条件をチェックします。

動作条件チェック名 カテゴリー（手動または自動修正） CAUまたは設定操作に適用 適用先（ゲートウェイOS/クラスター/iDRAC） 推奨
iDRAC内に保留中のジョブがない 手動修正 CAU、設定 iDRAC ノードを再起動するか、ノードiDRACから保留中のジョブをクリアします。BIOSを設定する場合、またはiDRACのサーバー構成プロファイルを使用する場合、拡張機能のために、この操作が必要になります。
ディスクが正常な状態である 手動修正 CAU、設定（HCIクラスターにのみ適用） クラスター CAUまたは設定操作を行う前に、ディスクが正常な状態であることを確認します。ディスクがメンテナンス モードの場合は、ディスクが正常になるまで待ちます。ディスクをメンテナンス モードから手動で復帰させるには、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/azure-stack/hci/manage/maintain-servers
クラスター ノードが正常な状態である 自動修正 CAU、設定 クラスター クラスター ノードが正常でない場合は、解決をクリックしてクラスター ノードを正常な状態にします。
保留中のストレージ ジョブがない 手動修正 CAU、設定（HCIクラスターにのみ適用） クラスター CAUまたは設定操作を実行する前に、ターゲット ノードOS内に保留中のストレージ ジョブがないことを確認します。保留中のジョブがある場合は、ジョブが完了するまで待ちます。詳細については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/azure-stack/hci/manage/maintain-servers#wait-for-storage-to-resync-1
CredSSPが設定されている 自動修正 CAU、設定 ゲートウェイOS、ノードOS CredSSPが無効になっている場合は、解決をクリックして、ゲートウェイおよびターゲット ノードのCredSSPを有効にします。これは、拡張機能からクラスター対応アップデートを実行するために必要です。Microsoftのマニュアルに従ってCredSSPを有効にします。
リモート シャットダウンが有効になっている 手動修正 CAU、設定 ターゲット ノードOS リモート シャットダウン ファイアウォール ルールを有効にします。これは、クラスターのアップデート操作中にノードの再起動を管理するために必要です。詳細については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/windows-server/failover-clustering/cluster-aware-updating-requirements#BKMK_FW
CAUの役割権限が設定されている 手動修正 CAU、設定 クラスター CAUのクラスター化された役割を作成または追加するための十分な権限がクラスターにあることを確認します。ただし、特定の組織にはセキュリティ ポリシーがあるため、Active Directoryでオブジェクトを事前に設定しなければならない場合があります。これを実行する手順については、次を参照： https://docs.microsoft.com/en-us/previous-versions/windows/it-pro/windows-server-2008-R2-and-2008/cc731002(v=ws.10)#steps-for-prestaging-the-cluster-name-account

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