ファームウェアのロールバック
Lifecycle Controllerでは、BIOS、iDRAC with Lifecycle Controller、RAIDコントローラー、NIC、エンクロージャ、バックプレーン、ファイバー チャネル カード、BOSS-S1、NVDIMM、電源供給ユニット(PSU)などを、以前インストールされたバージョンのコンポーネント ファームウェアにロールバックできます。現在インストールされているバージョンに問題があり、以前にインストールしたバージョンに戻したい場合は、この機能を使用します。
注: HBAのファームウェア ロールバックは、HBA345以降でサポートされています。
本リリースでサポートされているすべてのサーバーには、iDRACおよびLifecycle Controllerファームウェアは1つしかありません。iDRACファームウェアのロールバックを行うと、Lifecycle Controllerファームウェアもロールバックされます。
- Dell Diagnostics(診断)、オペレーティング システム ドライバー パック、CPLD、およびオペレーティング システム コレクター ツールは、以前のバージョンにロールバックすることはできません。
- 以前のバージョンへのロールバックは、コンポーネントファームウェアが最低 1 回異なるバージョンへアップデートされている場合にのみ実行できます。
- iDRAC ファームウェアの場合を除き、現在のバージョンと以前のバージョンが同じ場合は、以前のバージョンのファームウェアは表示されません。
- ファームウェアイメージがアップデートされるたびに、以前のバージョンのファームウェアのイメージがバックアップされます。
- ロールバック操作が行われるたびに、ファームウェアのバージョンが1つ古くなります。ただし、iDRACでは、以前にインストールされたバージョンが現在のバージョンになり、現在のバージョンが以前のバージョンとして保存されます。
- ファームウェアの以前のバージョンは、ファームウェアのアップデートにLifecycle Controllerのファームウェア アップデート機能、Lifecycle Controller-Remote Services、またはオペレーティング システムからのDell Update Package(DUP)のいずれかのツールが使用された場合に限り、使用することができます。
注:
- コントローラーでSEKMモードが有効になっている場合、SEKM対応のiDRACバージョンからSEKM非対応のiDRACバージョンに切り替えようとすると、iDRACファームウェアのロールバックに失敗します。SEKMに対応したバージョン同士で実行した場合は、iDRACファームウェアのロールバックに成功します。
- PERCコントローラーでSEKM暗号化モードが有効になっている場合、PERCファームウェアをSEKM非対応バージョンにロールバックすると失敗します。