BIOSの概要とデル製システムでBIOSをアップデートする方法

BIOSの概要とデル製システムでBIOSをアップデートする方法



システムBIOSの概要およびご使用のデル製システムでBIOSをチェックして、アップデートする方法この文書ではその方法を説明します。

メモ: システムBIOSのリセットまたはクリアに関する情報については、次のデルのナリッジベースの文書を参照してください。

目次:

  1. システムBIOSについて
  2. システムBIOSをアップデートする理由
  3. ご使用のシステムBIOSバージョンの確認
  4. Windows使用中にシステムBIOSをアップデートする方法
  5. F12キーのOne-Time Boot MenuからのBIOSのフラッシュ
  6. BitLockerが有効なシステムでのBIOSのアップデート
  7. USBフラッシュドライブを使用してシステムBIOSをアップデートする方法
  8. LinuxおよびUbuntu環境でDell BIOSをアップデートする
  9. 便利なリンク 
 

1.システムBIOSについて

BIOSは、Basic Input Output Systemの略です。「システムセットアップ」とも呼ばれるBIOSは、PCのマザーボード上にある小型のメモリチップに収められているソフトウェアで、通常、CMOS(相補型MOS)と呼ばれます。コンピュータのハードウェアとオペレーティングシステム(Windowsなど)の間でインターフェイスとして機能し、ソフトウェアがPCのハードウェアを制御できるようにします。

BIOSには、ネットワークまたはハードドライブのいずれから起動するか、また最初に起動するのはどのドライブかなど、基本的な手順を実行するためにPCが使用する手順も収められています。

また、BIOSは、コンピュータのハードウェアコンポーネント(ハードドライブ、フロッピードライブ、光学ドライブ、CPU、プラグ・アンド・プレイ・デバイスなど)を識別し、設定するためにも使用されます。これは、ESCD(Extended System Configuration Data)と呼ばれ、通常、NVRAM(不揮発性ランダム・アクセス・メモリ)とも呼ばれる追加の不揮発性メモリに保存されます

長年の間にテクノロジーは変化し、いまだにBIOSはCMOSともNVRAMとも呼ばれますが、両者には微妙な違いがあります。CMOSにはBIOSとその設定が含まれ、NVRAMにはESCDが含まれており、BIOSをアップデートしてもNVRAMはクリアされません。

デルPCでは、デルのロード画面でF2キーを押して、システムBIOSまたはセットアップを起動することができます。(図1)。

図1: BIOSのロード画面

BIOSのロード画面

またはF12キーを押し、メニューから「BIOS Setup(BIOSセットアップ)」を選択することもできます。(図2)

図2: ワンタイム・ブート・メニュー

ブートメニュー

警告: BIOS設定の変更には注意を払ってください。BIOSインターフェイスは上級ユーザー用に設計されています。BIOS設定を変更することにより、コンピュータが正常に起動しなくなり、データ損失が引き起こされる可能性もあります。

BIOSシステムセットアップ画面の例を次に示します(図3):

図3: OptiPlex 990 BIOS画面

BIOS画面

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2.システムBIOSをアップデートする理由

デルでは、定期的なアップデートサイクルの一環としてBIOSをアップデートすることをお勧めしています。オペレーティングシステムやドライバのリビジョン同様、アップデートには、システムソフトウェアを最新の状態に保ち、他のシステムモジュール(ハードウェア、ファームウェア、ドライバおよびソフトウェア)との互換性を維持する機能強化や変更が含まれ、セキュリティのアップデートや安定性を向上することもできます。

Windowsやウイルス対策プログラムの自動アップデートとは異なり、BIOSは手動でアップデートする必要があります。

デルでは、このタスクを比較的簡単に実行できる、使いやすい自己インストール型アップデートパッケージを提供しています。

警告: エラーが発生するとデータを失う可能性があるため、BIOSをアップデートする前には必ずデータをバックアップしてください。

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3.ご使用のシステムBIOSバージョンの確認

BIOSバージョンを確認する方法はいくつかありますが、最も簡単な方法はシステム情報を利用することです。

Windows 8および8.1の「Metro」画面で、「run」と入力して、Returnキーを押し、「ファイル名を指定して実行」ボックスに「msinfo32」と入力して、「OK」をクリックします。

Windows 10では、「検索」に「msinfo32」と入力し、Returnキーを押します。

以前のバージョンのWindowsでシステム情報画面を表示するには、「スタート」ボタン「ファイル名を指定して実行」の順にクリックして、「ファイル名を指定して実行」ボックスに「msinfo32」と入力し、「OK」を押します

システム情報ウィンドウが開いたら、左側のナビゲーションウィンドウで「システムの概要」がハイライトされていることを確認して、右側の概要ウィンドウで「BIOSバージョン/日付」を探します(図4)

図4: システム情報

msinfo32

コマンドプロンプトからBIOSバージョンを確認することもできます。

  1. 「スタート」をクリックします。「ファイル名を指定して実行」または検索ボックスに「cmd」と入力し、検索結果で「cmd.exe」をクリックします

  2. 「ユーザー アカウント制御」が表示されたら、「はい」を選択します。

  3. 「コマンド・プロンプト」ウィンドウで、「C:\」プロンプトに、「systeminfo」と入力し、Enterキーを押します。結果にBIOSのバージョンが表示されます(図5)

図5: コマンドラインsysteminfo

systeminfo

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4.Windows使用中にシステムBIOSをアップデートする方法

システムBIOSを最新の状態に保つことは重要です。新しいリリースのBIOSでは、ハードウェアの互換性の向上、改善された診断が利用でき、セキュリティのアップデートや安定性の強化も得られます。

BIOSのアップデートが必要であることを確認したら、デル・サポート・ページ(www.dell.com/drivers)から新しいバージョンをダウンロードできます

下のビデオは、システムBIOSをアップデートする方法に関するビジュアルガイドです。

ビデオ(英語のみ)- システム セットアップ(BIOS)のアップデート(2:07)

メモ: ノートパソコンでBIOSをアップデートするときは、バッテリを取り付け、ACアダプタを差し込みます。
  1. Webブラウザ(Internet Explorer、Firefox、Chromeなど)を開き、www.dell.com/support/driversに移動します

  2. 「Identify your product(ご使用の製品をお選びください)」と尋ねられたら、サービスタグを入力するか、または「Browse for a product(製品を参照します)」を選択して、手動で選択します。

  3. 表示されたシステムが正しくない場合は、「製品の変更」をクリックして、再度サービスタグを入力するか、または手動でブラウズします

  4. 正しいシステムを選択した後、「Find it Myself(自分で見つける)」をクリックして、「Refine your results(検索結果の絞り込み)」と表示されている箇所までページの下の方を探します。プルダウン項目メニューで、「BIOS」を選択します。結果が絞り込まれ、BIOS項目のみが表示されます。

  5. 複数のファイルがリストされている場合は、最新バージョンのBIOSの上にある「View details(詳細を表示)」をクリックします。次に、「Important Information(重要情報)」をクリックします。

メモ: 最新バージョンにアップデートする前に、中間のBIOSバージョンのインストールが必要となる場合があります。これは、BIOSの依存性と呼ばれ、最新バージョンをインストールする前に中間アップデートが必要な場合を表します。この情報は通常、[Important Information(重要情報)]セクションにあります。その他のBIOSバージョンの場所を確認するには、https://downloads.dell.comにあるリンクから移動してバージョンのダウンロードを見つけられます。
  1. 「Download File(ファイルのダウンロード)」をクリックすると、ダウンロードが開始されます。

  2. ファイルをデスクトップに保存します。

  3. ダウンロードされたら、デスクトップにあるアイコンをダブルクリックします。

  4. 画面に表示される手順に従い、インストールを完了します(図6)。これで、システムが再起動し、BIOSアップデートを実行します

図6: BIOSアップデート続行プロンプト

BIOSアップデート

上の画面はバージョンとシステムタイプにより異なる場合があります。

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5.F12キーのOne-Time Boot MenuからのBIOSのフラッシュ

2012年以降に製造されたほとんどのDell製システムでは、F12キーのOne-Time Boot Menuからアップデートを実施できます。このプロセスを実行するためには、FAT32ファイル システムとしてフォーマットされたUSBメモリー スティックを用意し、DellサポートWebサイトからダウンロードしたBIOS実行可能ファイルをUSBキーのルートにコピーしておく必要があります

このプロセスの詳細については、以下の文書を参照してください。

 

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6.BitLockerが有効なシステムでのBIOSのアップデート

警告: BIOSをアップデートする前にBitLockerが中断されていない場合、次回のシステム再起動時に、BitLockerキーが認識されません。

その後、続行のためにリカバリキーの入力を求められ、再起動のたびに要求されます。

リカバリキーが不明な場合、データ損失の原因になることや、不必要なオペレーティングシステムの再インストールが必要となることがあります。

この問題の詳細については、以下のナレッジ記事を参照してください。

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7.USBフラッシュドライブを使用してシステムBIOSをアップデートする方法

システムでWindowsを起動できず、BIOSをアップデートする必要がある場合、別のシステムを使用してBIOSファイルをダウンロードして、ブータブルUSBフラッシュドライブに保存します。

メモ: ブータブルUSBフラッシュドライブを使用する必要があります。詳細については、次の文書を参照してください。
  1. BIOSアップデート.EXEファイルを別のシステムにダウンロードします

  2. ファイル(例: O9010A12.exe)をブータブルUSBフラッシュドライブにコピーします。

  3. USBフラッシュドライブをBIOSアップデートが必要なシステムに挿入します。

  4. システムをリスタートし、デルのロゴ画面が表示されたらF12キーを押して、「One Time Boot(ワンタイムブート)」メニューを表示します。

  5. 矢印キーを使用して「USB Storage Device(USBストレージデバイス)」を選択し、Returnキーを押します

  6. システムが起動し、[Diag C:\>]プロンプトが表示されます

  7. 完全なファイル名(例: O9010A12.exe)を入力して、Returnキーを押し、ファイルを実行します。

  8. BIOSアップデートユーティリティがロードされたら、画面の手順に従います(図7)

図7: DOS BIOSアップデートの画面

DOS BIOS

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8.LinuxおよびUbuntu環境でDell BIOSをアップデートする

UbuntuのようなLinux環境でシステムBIOSをアップデートする場合は、下記のリンク先から役立つ情報を入手できます。

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9.便利なリンク 

次の文書では、実行しているタスクまたは必要な情報に応じて役に立つ場合があるBIOS関連の他のトピックについて説明しています。

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さらにサポートが必要な場合は、テクニカルサポートまでお問い合わせください

 

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記事ID: SLN284433

最終更新日: 2019/05/14 13:16


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