NetWorkerチェックポイント対応バックアップ レポート作成

チェックポイント対応バックアップのレポート作成

NetWorkerサーバー上のdaemon.rawファイルには、チェックポイント対応クライアントで実行されるグループの詳細が含まれています。グループ バックアップが完了すると、ポリシー通知によって各クライアント バックアップのステータスもレポートされます。
 

チェックポイント対応クライアント バックアップのポリシー レポートの表示

チェックポイント対応クライアントのバックアップ ステータスに関するサマリー通知レポートとアクション レポートを確認する際には、いくつかの考慮事項があります。

• チェックポイント対応クライアント バックアップの試行が失敗すると、次のようになります。
  • アクションは失敗として報告されます。
  • 失敗したセーブセットは、[失敗したセーブセットのステータス]セクションに報告されます。
• チェックポイント対応クライアント バックアップが成功すると、次のようになります。
  • アクションのステータスは成功として報告されます。
  • チェックポイント セーブセットを構成する部分的セーブセットの合計数が[セーブセット サマリー]セクションに表示されます。
  • 成功したセーブセットは、成功したセーブセットのステータス セクションで報告されます。

チェックポイント対応バックアップのステータスの確認

NetWorkerサーバー上のdaemon.rawファイルを確認して、チェックポイント対応クライアント バックアップのステータスを判断します。

nsrd info, Savegroup Info: group_name:client_name checkpoint enabled, mode: mode. (severity 0, message 71193)

このメッセージは、バックアップ アクションの開始時に報告されます。このメッセージは、チェックポイント対応のクライアントの名前と、バックアップ時に選択されたモードを報告します。

savegrp test: checkpoint restartable saveset client_name: save_set created in previous run(s) of the group. It will be checkpoint restarted. Checkpoint ID cp_id.

このメッセージは、グループ内のクライアントに対して部分的セーブセットが検出され、そのセーブセットに対してチェックポイント再開が発生したことを報告します。

savegrp group_name checkpoint restartable saveset client_name:save_set failed and will not be restarted.

このメッセージは、チェックポイント対応クライアントのバックアップが失敗し、バックアップが再試行されない場合に報告されます。

このエラー メッセージの一般的な理由は次のとおりです。

• グループの再開ウィンドウを超過しました。
• クライアントの再試行の最大回数に達しました。

nsrd info, MeDia Info: save set save_set for client client_name was aborted and removed from volume volume_name (severity 0, message 71193)Recovering data.
 

このメッセージは、バックアップ アクション中に、チェックポイント対応クライアントのセーブセットが正常に完了したことを報告します。

savegrp group_name: checkpoint restartable saveset client_name:save_set completed without interruption.