Avamar - Data Domainデータ連携：MCSおよびData Domainでトークン キャッシュをクリアする方法

Data DomainへのAvamarバックアップが失敗しているときに、Avamar Administrator GUIから抽出されたバックアップ ログに次のエラーが表示されることがあります。

avtar Warning <18125>: Calling DDR_OPEN_VIA_TOKEN returned result code:5341 message:SSL library error
or
avtar Error <41439>: Using invalid token:<token>
avtar Error <10542>: Data Domain server "<ddhostname>" open failed DDR result code: 4904, desc: Invalid API argument.

MCSまたはData Domainのトークン キャッシュに格納されているトークンが古くなった可能性があるため、クリアする必要があります。

このプロセスにより、MCSとData Domainの両方のトークン キャッシュがクリアされ、トークン エラーによるAvamarクライアントからData Domainへの接続の失敗が解決される場合があります。

• 管理者ユーザーとしてAvamarへのputtyセッションを開きます
• Avamarに存在するData Domain情報を確認します。DDホスト名とDDBoostユーザー名は、この手順の後半で必要になります。

  ddrmaint read-ddr-info
  	

• システムで実行されているメンテナンス タスク(ガベージ コレクション、HFScheck、またはチェックポイント)がないことを確認します。

  status.dpn
  	

• システムを良好な制御状態にします。

  dpnctl stop maint,sched
  	

• Avamarでバックアップが実行されておらず、Data Domainでddboostバックアップが実行されていないことを確認します。

  avmaint sessions | grep sessionid
  	

• Avamarで実行されているバックアップがある場合は、Avamar Administrator/AUIを使用するか、次のコマンドを使用してコマンド ラインからバックアップをキャンセルできます。

  avmaint kill <sessionid>
  	

• sysadminユーザーとしてData Domainへのputtyセッションを開き、DDBoostを使用するバックアップが実行されていないことを確認します。

  ddboost streams show active all
  	

• 実行中のbakcupsがない場合は、Avamar ServerでMCSとddrmaint-serviceを停止します。

  dpnctl stop mcs,ddrmaint-service
  	

• 次に、Data Domainへのputtyセッションを開き、Data Domainコマンド ラインからddboostユーザーのトークン アクセスを取り消します。<ddboost_username>の値は、最初のコマンドで事前に取得されているはずです

  ddboost user revoke token-access <ddboost_username
  	

• Data Domainコマンド ラインでddboostサービスを停止および開始します。

  ddboost disable
  ddboost enable
  	

• Avamar puttyセッションを開き、Avamarサービスを開始します。

  dpnctl start mcs,sched,maint,ddrmaint-service
  	

• Avamarコマンド ラインからMCSのData Domain構成を更新します。<dd_hostname>の値は、最初のコマンドで事前に取得されているはずです

  mccli dd edit --name=<dd_hostname>
  	

• テスト バックアップを実行して、正常に実行できることを確認します
• トークン キャッシュをクリアした後も前述のエラーでバックアップが失敗する場合は、Avamarサポートで新しいサービス リクエストを開き、この問題をさらにトラブルシューティングします。