NVP-vProxy：ADドメイン コントローラーVMのリストアでGenerationIDがインクリメントされない

NetWorker VMware保護統合は、vProxyアプライアンスを使用して構成されます。Windows 2012以降のActive Directoryドメイン コントローラー仮想マシン(VM)のリストアでは、msDS-GenerationId値は更新されません。ドメイン コントローラーの起動中に、msDS-GenerationId が評価され、VM の状態が変更されたかどうかが確認されます。msDS-GenerationId 値はバックアップ時点と同じままであるため、ドメインで USN ロールバックが発生する可能性があります。

これはNetWorkerの既知の制限事項です。この情報は、 Dell NetWorker VMware統合ガイドの「vProxyの制限事項とサポートされない機能」セクションに記載されています。

この機能拡張のリクエストNW-I-649 が開かれました。詳細については、Dellのセールス アカウント担当者にお問い合わせください

回避策:

1. Active Directory VMの [新規としてリストア] リカバリーを実行します。 [自動的に電源オン]のオプションは選択しないでください。
2. リストア プロセスが完了するのを待ちます。
3. 「電源オフ」状態のときにスナップショットを作成します。
4. スナップショットへの復元を実行し、スナップショットを削除します。
5. VMを起動すると、generationIDが更新されます。

msDS-GenerationId 値を取得するには、次の Windows PowerShell コマンドを使用できます。

Import-module activedirectory ; (Get-ADObject "CN=,OU=Domain Controllers,DC=,DC=" -server dc -property msds-generationid).'msds-generationid'

出力例:

PS C:\Users\Administrator> Import-module activedirectory ; (Get-ADObject "CN=mydcname,OU=Domain Controllers,DC=mydomain,DC=com" -server mydcname.mydomain.com -property msds-generationid).'msds-generationid'
110
114
149
23
240
38
236
204

詳細については、「VMware Virtualizing Active Directory Domain Services On VMware vSphere: https://www.vmware.com/content/dam/digitalmarketing/vmware/en/pdf/solutions/virtualizing-active-directory-domain-services-on-vmware-vsphere.pdf」を参照してください。