VNX:NDMP 3-Wayバックアップが開始できない - メディア エラー(ユーザーによる修正可能)
Summary: VNX 3-Way NDMPバックアップでデータ転送が開始できません。
Symptoms
デバッグ レベル3ログ
2020-10-07 08:13:21: 30336548864: NDMP: 7: セッション123(スレッドndmp123) < ip = #####、port = 0x269c >
2020-10-07 08:13:21: 43221450752: NDMP: 10: connect: check concurrent data streams.
2020-10-07 08:13:21: 26041581568: NDMP: 6:Active NDMP backup/restore streams: 2, system configured concurrent streams: 4, maximum concurrent sessions supported: 8.
2020-10-07 08:13:21: 30336548864: NDMP: 7: Session 123 (thread ndmp123) NdmpdMover::getBuffer() success, buf 0x001ecf2000, CALLER_ADDRESS 0x0001c27253, CALLERCALLER_ADDRESS 0x0001c1e46b
2020-10-07 08:14:33: 13156679680: NDMP: 3:Session 122 (thread ndmp122) NdmpdMover::connect: connect error: Connection timed out
2020-10-07 08:14:33: 26041581568: NDMP: 6: mover connect failed: NDMP_CONNECT_ERR.
Cause
- Data Moverからバックアップ アプリケーションまたはメディア サーバーへのルートがない:
- バックアップ アプリケーション/メディア サーバーでロード バランシングのためのNICチーミングが有効になっている
- Data Moverから受信するデータ パス接続をネットワークまたはホストのファイアウォールがブロックしている:
ルート
Data Moverからのルートを確認するには、Control Stationからnasadminとしてバックアップ アプリケーションのメディア サーバーで次を実行します。
server_ping server_x<メディア サーバーIP>
バックアップ アプリケーションのメディア サーバーへのアクセスに問題が発生した場合は、新しいネットワークまたはホスト ルートが必要です。KB記事008516「VNX Data Moverのルートを構成する方法(英語)」を参照してください。
NICチーミング
NICチーミングは、メディア サーバー上で[Fault Tolerant]に設定する必要があります。一部の文書では、アクティブ/パッシブ構成のNICチーミングとも呼ばれます。
ファイアウォール
バックアップ アプリケーションは、コントロール パスのIPとポート番号を指定します。これは、データ接続フェーズで使用されます。このIPおよびポート番号は、バックアップ データの送信先に使用されるメディア サーバーです。アウトバウンドのTCP接続は、Data MoverからこのIPおよびポート番号に対して確立されます。ネットワークまたはメディア サーバー上のファイアウォールには、Data Moverからのこのインバウンド接続を許可するためのルールが必要です。TCPポート番号は、バックアップ アプリケーションによって選択されます。通常は設定可能なポート範囲からのランダムなポート番号がバックアップ アプリケーションによって選択されます。
このIPアドレスとポート番号は、ネットワーク キャプチャで確認するか、またはData Mover側のデバッグ レベル3のログを使用してDellサポートによって確認できます。問題を再現した後は、デバッグ レベルのログを有効のままにしないでください。ネットワーク キャプチャを使用してトラブルシューティングを行うには、Data Moverとメディア サーバーの両方で、双方向のネットワーク キャプチャを取得する必要があります。