「PPMEクラスター リソースが欠落している場合に、セットアップからPowerPath Migration Enabler（PPME）をリカバリーする方法［PPMEエラー（82）］（英語）」

Summary: 「PPMEクラスター リソースが欠落している場合に、セットアップからPowerPath Migration Enabler（PPME）をリカバリーする方法［PPMEエラー（82）］（英語）」

This article applies to This article does not apply to This article is not tied to any specific product. Not all product versions are identified in this article.
Check out other resources

Instructions

Setup状態からのリカバリー：     
高度なPPMEリカバリーのシナリオでは、クラスターで最後のPPMEクラスター リソースを（誤って）削除したため、以前にセットアップされた既存のクラスター ハンドルをリカバリーできません。WSFC GUIからリソースを再作成しようとすると、タイプ「EMC PowerPath Migration Enabler Resource」が存在しません。この場合は、コマンド ラインからリソース タイプとリソースを再作成する必要があります。手順は次のとおりです。



前提条件

  • クラスターを使用している（この例では、2ノード構成を想定しています）。
  • 移行が「Setup」状態になっている
  • 非移行ノードを失った
  • 他のクラスターのリカバリー中に、PPMEリソースが（誤って）削除された（誰かによって）
  • 以前にセットアップしたセッションのクリーンアップを試みるが失敗する。次が発生します。   
例：     
C:\lab>powermig query -handle c66 Handle: c66 Source: harddisk5 (1.00 GB, thin) Target: harddisk4 (1.00 GB, thin) Technology: HostCopy Migration state: needsRecovery(cleanup) Throttle Value: 0
注：この例では、前述の「harddisk5」がクラスターの「TEST_GROUP」グループの「Cluster Disk 2」であると仮定します。
  • ここからリカバリーを試みますが、次のエラーが表示されます。     
例：      
PPME error(82): The source device does not appear to have a dependent PPME resource instance
  • PPMEリソースを再作成しようとすると、Failover Cluster Manager GUIの［Add Resources］＞［More Resource］にあるコンテキスト メニューに、EMC PowerPath Migration Enabler Resourceが予期せず表示されません。


課題

有効なPPMEリソース定義がないと、この状態から正常にリカバリーできません。
正しいリソース タイプがないと、リソースを再作成できません。


解決策

この問題に対処するには、まずコマンド ラインからPPME定義を再作成する必要があります。

Powershellを開きます。
  1. リソース タイプを再度追加するには、「add-clusterresourcetype」を使用します。     
PS C:\Program Files> add-clusterresourcetype -name "PPME" -displayname "EMC PowerPath Migration Enabler Resource" -dll "c:\windows\cluster\ppme.dll" -cluster . Name DisplayName ---- ----------- PPME EMC PowerPath Migration Enabler Resource
注：リソース タイプ名とdllの場所は常に同じです。上記のコマンドをコピーして貼り付けることができます。
 
注：リソース タイプ名は「PPME」である必要があります。そうしないと、GUIでのリソース オンライン()アクションが後で失敗します。
  1. 「TEST_GROUP」グループ（アプリケーション）にクラスター ディスク リソース「Cluster Disk 2」が含まれると仮定して（前述のメモを参照）、「add-clusterresource」を使用して該当するPPMEリソースをグループに追加します。    
PS C:\Program Files> add-clusterresource -group "TEST_GROUP" -name "PPME Cluster Disk 2" -type "PPME" Name State OwnerGroup ResourceType ---- ----- ---------- ------------ PPME Cluster Disk 2 Offline NP_DB PPME
注：グループ名とPPMEリソース名は異なります。次の手順を使用して、正しいPPMEリソース名を作成する必要があります。上記のコマンドをコピーして貼り付けることはできません。

PPMEリソース名は任意ではなく、ディスク リソース名固有の厳密な命名規則に従います。PPMEリソースには、大文字の「PPME」とスペース、および該当するソース ディスク リソース名で構成される文字列を指定する必要があります。

例えば：      
#Pseudocode cluster_disk_resource_name = "Cluster Disk 2" ppme_resource_name = "PPME" + " " + cluster_disk_resource_name
クラスター ディスク リソース名が「Cluster Disk 2」の場合、結果として得られるPPMEリソース名は「PPME Cluster Disk 2」である必要があります。

クラスター ディスク リソース名が「CORE_MATERIAL_DB-WEST-INDEX_SPACE-12」の場合、結果として得られるPPMEリソース名は「PPME CORE_MATERIAL-WEST-INDEX_SPACE-12」である必要があります。
  1. フェールオーバー クラスターのGUIに戻り、リソースをオンラインにします。
  • PPMEリソース「PPMEクラスター ディスク2」をオンラインにして、
  • 「Cluster Disk 2」をリソース「PPME Cluster Disk 2」に依存させます。
注：これもまた、ソリューション パスを示す例です。クラスター ディスク リソースは、再作成したPPMEリソースに依存させる必要があります。
  1. コマンド ラインに戻り、リカバリーを再試行します。
例：      
C:\lab>powermig recover -handle c66 Recover migration for handle c66 ? [yes]/no: C:\lab>powermig info -all No migrations found.

これで、手順は終了です。

Affected Products

Microsoft Windows Server 2016, Microsoft Windows Server 2019, Microsoft Windows 2012 Server R2
Article Properties
Article Number: 000185238
Article Type: How To
Last Modified: 26 Aug 2022
Version:  5
Find answers to your questions from other Dell users
Support Services
Check if your device is covered by Support Services.