MDSM: PowerVault MD32xx以降におけるModular Disk Storage Managementインストール手順 for Red Hat Enterprise Linux

概要: 本ドキュメントでは、Red Hat Enterprise Linux環境においてPowerVault MD32xx以降の管理ソフトウェアModular Disk Storage Management(以下MDSM)を導入する手順について説明します｡

この記事は次に適用されます：この記事は次には適用されません：この記事は、特定の製品に関連付けられていません。すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。

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手順

対象製品

本ドキュメントの対象製品は以下の通りです｡

PowerVault MD3200、MD3200i、MD3220、MD3220i、MD3260、MD3260i
PowerVault MD3400、MD3420、MD3460
PowerVault MD3600F、MD3600i、MD3620F、MD3620i、MD3660f、MD3660i
PowerVault MD3800f、MD3800i、MD3820f、MD3820i、MD3860f、MD3860i

PowerVault MD3000/MD3000iのMDSM導入手順については、ページ下部の関連リンクをご参照ください｡

ダウンロード手順

リソースCDのISOイメージをダウンロードします｡
リソースCDがお手元にある場合は後述のインストール手順に進みます｡
サポートサイトにアクセスし、サポートが必要な製品を教えてください欄のすべての製品から選択をクリックします｡
サーバー、ストレージ、ネットワーク製品 -> PowerVaultの順にクリックし、お使いの製品を選択します｡
左側ペインよりドライバおよびダウンロードをクリックし、リソースCDカテゴリを展開してISOイメージをダウンロードします｡
ダウンロードしたISOイメージでメディアを作成します｡

インストール手順

インストーラーはGUIのためGUI環境でのインストールが必要です｡

MDSMを導入するサーバーへメディアをセットします｡
任意のディレクトリを作成し、コマンド#mount /dev/cdrom/ mnt/cdromよりリソースCDをマウントします｡
ここでは/mnt/cdromへマウントしています｡
コマンド#cd /mnt/cdrom/より、マウントしたメディア内に移動します｡
コマンド：#./autorunより起動ファイルを実行します｡
メニュー画面が表示されたらMD ストレージソフトウェアのインストールをクリックします｡
Choose Locale画面が表示されたら、"日本語"を選択しOKをクリックします｡
ようこそ画面が表示されたら次へをクリックします｡
ライセンス契約画面が表示されたら内容を確認し、問題がなければ"ライセンス契約の条件に同意します"を選択して次へをクリックします｡
機能の選択画面が表示されたら、インストールタイプを選択し次へをクリックします｡
ここでは"完全"を選択し進めています｡
- 完全(推奨)
  ホストサーバーで直接MDストレージを操作する場合に選択します｡MDSMソフトウェア+マルチパスドライバをインストールします｡
- 管理ステーション
  MDSMソフトウェアのみをインストールします｡帯域外接続で外部から管理する際などに利用します｡
- ホスト
  ホストサーバーにMDSMをインストールしない場合に選択します｡マルチパスドライバのみをインストールします｡
設定ユーティリティ画面が表示されたら、MDSM導入後にModular Disk Configuration Utilityを起動するかを選択し次へをクリックします｡
ここでは"はい"を選択し進めています｡

メモ：Modular Disk Configuration UtilityはMDストレージの初期設定をウィザード形式で行うユーティリティです｡
インストール場所画面が表示されたら、表示されているインストール先のフォルダを確認し次へをクリックします｡
インストールサマリ画面が表示されたら内容を確認し、問題がなければインストールをクリックします｡
インストールが開始されたらしばらく待ちます｡
インストールの完了画面が表示されたら"はい、システムを今すぐ再起動します"を選択し、完了をクリックしてシステムを再起動します｡