Open Networking switch: Dell Networking OSインストール手順

目次

1.　ONIE OSインストールモードへの移行
2.　管理用IPアドレス設定
3.　TFTPサーバーを利用したOSインストール
4.　USBメモリを利用したOSインストール

対象製品

• Dell Networking S3048-ON
• Dell Networking S4048-ON
• Dell Networking S4048T-ON
• Dell Networking S6000-ON
• Dell Networking S6010-ON
• Dell Networking S6100-ON
• Dell Networking Z9100-ON

OSはポータルサイトからダウンロードすることができます(アカウントの作成が必要)｡
ライセンスを購入している場合はDell Digital Lockerからダウンロードすることができます｡

ONIE OSインストールモードへの移行

1. シリアルコンソールポート経由でスイッチに接続します｡接続方法については Open Networking switch: シリアルコンソール接続手順  をご参照ください｡

2. スイッチの電源をOFF→ONし再起動します｡

3. 再起動完了後、ターミナルソフトウェア上に"Press ESC to stop autoboot…"と表示されたら5秒以内にESCキーを押します｡
   

• Grubメニューが表示されたらONIEを選択しEnterキーを押します｡
  

• ONIEメニューが表示されたらInstall OSを選択しEnterキーを押します｡
  

• ONIEプロンプトが表示されたらonie-discovery-stopコマンドを実行します｡
  

管理用IPアドレス設定

USBメモリを利用してOSをインストールする場合は｢USBメモリを利用したOSインストール｣に進みます｡

1. [Open Networking switch] ONIEマネジメントポートのIPアドレス設定手順  の手順を参照しマネジメントポートにIPアドレスおよび必要に応じてデフォルトゲートウェイを設定します｡

2. TFTPサーバーに対してPingを実行し疎通があることを確認します｡
   ここではIPアドレス：192.168.2.22のTFTPサーバーに対してPingを実行しています｡
   Pingを停止する場合はCtrl+Cキーを押します｡
   

TFTPサーバーを利用したOSインストール

1. onie-nos-install tftp://"TFTPサーバーのIPアドレス"/"OSイメージファイル名"コマンドを実行します｡
   ここではTFTPサーバーのIPアドレス：192.168.2.22、Dell Networking OSバージョン：9.10.0.0のイメージファイル名を指定しています｡
   

• OSのインストール完了後、システムが再起動されます｡

• スイッチの再起動後にDell Networking OSが起動することを確認します｡

以上でTFTPサーバーを利用したOSのインストールは完了です｡

USBメモリを利用したOSインストール

1. fdisk –lコマンドを実行しUSBメモリのデバイス名を確認します｡
   ここでは/dev/sdb1がUSBメモリのデバイス名です｡
   

• mkdir /mnt/usbコマンドを実行しUSBメモリをマウントするための/mnt/usbディレクトリを作成します｡
  

• mount –t vfat /dev/sdb1 /mnt/usbコマンドを実行しUSBメモリをマウントします｡
  

• マウントされた/mnt/usbディレクトリに移動してlsコマンドを実行し、インストールするOSイメージファイルが表示されることを確認します｡
  ここではDell Networking OSバージョン9.10.0.0のイメージファイル名が表示されています｡
  

• onie-nos-install "OSイメージファイル名"コマンドを実行し、OSがインストールされます｡
  

• OSインストール完了後、システムが再起動されます｡

• スイッチの再起動後にDell Networking OSが起動することを確認します｡

以上USBメモリを利用したOSのインストールは完了です｡