[Dell Nutanix] ESXi6.xとBOSSの組み合わせでESXiホストとの接続障害が発生する

概要: ここでは、第14世代のDell Nutanix製品においてESXi6.ｘとBOSSの組み合わせでESXiホストとの接続障害が発生する場合の対処方法をご紹介します｡

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現象

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はじめにお読みください

本ドキュメントでは、ESXi 6.xとBOSSの組み合わせで発生するESXiホストとの接続障害について、詳しい現象とその対処方法について説明します｡

 

 

目次
1.　現象
2.　対処方法

 

 

現象

 

 

 

第14世代の製品において、ESXi 6.0 / 6.5 / 6.7とBOSSの組み合わせにおいてESXiホストとの接続障害が発生する場合があります(ホストが切断状態 / 応答なし、PSODなど)｡

 

SLN316513_ja__2icon BOSS(Boot Optimized Storage Solution)は、ESXiがインストールされる専用のストレージ装置です｡

 

 

対処方法

 

 

 

修正が含まれるファームウェア / ドライバにアップデートします｡ESXiのバージョンにより対処方法が異なります｡
ESXi 6.0の場合
BOSSのファームウェアアップデートに加えて、修正済みsata-ahciドライバを含むESXi 6.0のパッチを適用する必要があります｡
ESXi 6.5 / 6.7の場合
BOSSのファームウェアアップデートのみ｡ESXiのパッチ適用は不要です｡

 

修正が含まれるバージョンは以下の通りです｡
BOSSのファームウェア：2.5.13.3016以上
sata-ahciドライバ：3.0-27vmw.600.3.104.9919195(ESXi 6.0のみ)
上記のバージョンを満たしているノードで現象が発生した場合、デルテクニカルサポートまでご連絡ください｡

 

 

作業手順

 

  1. 以下の必要なファイルをダウンロードします｡

    • BOSSファームウェア(XC6420以外の製品)
      v2.5.13.3016(2018/11/27リリース、重要度：緊急)
    • BOSSファームウェア(XC6420)
      v2.6.13.3016(2018/11/27リリース、重要度：緊急)
    • 修正済みsata-ahciドライバを含むESXi 6.0のパッチ
      VMware ESXi 6.0, Patch Release ESXi600-201809001 (57797)
      SLN316513_ja__2icon sata-ahciドライバ単体では提供されていないため、ESXiのパッチを適用することでドライバをアップデートする必要があります｡

  • 対象ノードをメンテナンスモードに移行します｡

    1. vSphere Web Clientにて該当ノード上で稼働しているCVM以外の仮想マシンをシャットダウンするか、手動で別のノードに移行します｡
      SLN316513_ja__4shutdown guest OS

    2. 該当ノード上のCVMにSSHでログインし、$ cvm_shutdown -P nowコマンドよりCVMをシャットダウンします｡

    3. vSphere Web Clientにて、該当ノード上でメンテナンスモードへの切り替えを選択します｡
      SLN316513_ja__5switch to maintenance mode(1)


  • iDRAC Webインターフェイスを利用したファームウェアアップデート手順を参照しBOSSファームウェアをアップデートします｡

     

    SLN316513_ja__2icon "iDRAC 9を利用したアップデート方法"の項目を参照し、手順5.でインストールして次回再起動を選択してください｡

     

  • ノードを再起動します｡

     

    SLN316513_ja__2icon ESXi 6.0の場合、1台目のBOSSファームウェアアップデートとESXiパッチを適用後にノードを再起動し、CVMの起動後PrismからData Resiliency StatusがOKであることを確認したうえで2台目をアップデートしてください｡

     

    SLN316513_ja__2icon ESXi 6.5 / 6.7の場合、1台目のBOSSファームウェアアップデート完了後にノードを再起動し、CVMの起動後PrismからData Resiliency StatusがOKであることを確認したうえで2台目をアップデートしてください｡

     

    1. vSphere Web Clientにて該当のノードを右クリックし、電源→再起動の順に選択します｡

    2. ノード再起動後メンテナンスモードを解除します｡

    3. vSphere Web Clientより手動でCVMの電源を入れます｡

    4. CVMにSSHでログインし、$ ncli cluster status | grep -A 15 cvm_ip_addrコマンドよりcluster servicesを起動します｡

  • ノード再起動後iDRACのWebインターフェイスにアクセスし、ストレージタブ→コントローラの順に選択すると、アップデートされたBOSSのバージョンを確認することができます｡
    SLN316513_ja__9check BOSS version in iDRAC

    •  


以上で作業は完了です｡
 
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文書のプロパティ
文書番号: 000147485
文書の種類: Solution
最終更新: 21 2月 2021
バージョン:  3
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