Azure Stack HCIノードの停止および起動方法
概要: 本ドキュメントでは、1台のクラスタノードをメンテナンス(ファームウェアのアップデートやWindows updateなど)のために停止および起動する手順について説明します。
手順
- サーバーを、クラスタから役割のドレインより一時停止し、メンテナンスモードに切り替えます。*1
- ノードのメンテナンスを行います。(iDRAC GUIより各種ファームウェアのアップデートや、Windows updateでOSを再起動します。)
- サーバーの一時停止を解除しクラスタに組み込みます。*2
- 次のサーバーにて、手順1.~3.の作業を繰り返します。
*1以下のマイクロソフト社の文書を参考に、クラスタノードの役割のドレインより一時停止し、ディスクメンテナンスモードにします。
フェールオーバークラスターのメンテナンス手順
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/manage/maintain-servers
- サーバーをオフラインにしても安全であることを確認します。
- PowerShellを使用する場合、以下コマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-VirtualDisk
operational statusが"OK"、health statusが"healthy"であることを確認します。 - フェールオーバークラスターマネージャーを使用する場合
- PowerShellを使用する場合、以下コマンドレットを管理者として実行します。
- サーバーの一時停止とドレインを実行します。
- PowerShellを使用する場合、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Suspend-ClusterNode -Drain
出力Stateが"Paused"であることを確認します。 - フェールオーバークラスターマネージャーを使用する場合
- PowerShellを使用する場合、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
-
ディスクをメンテナンスモードにします。
Windows Server 2019または Azure Stack HCI バージョン 20H2が実行されている場合は、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-StorageScaleUnit -FriendlyName "Server1" | Enable-StorageMaintenanceModeWindows Server 2016が実行されている場合は、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-StorageFaultDomain -Type StorageScaleUnit | Where-Object {$_.FriendlyName -eq "Server1"} | Enable-StorageMaintenanceMode補足:Azure Stack HCI バージョン 21H2以降、またはWindows Server 2022が実行されている場合は、サーバーの一時停止とドレイン時にディスクが自動的にメンテナンス モードに切り替わるため、この手順をスキップできます。
*2以下のマイクロソフト社の文書を参考にサーバーをクラスタに組み込みます。
フェールオーバークラスターのメンテナンス手順
https://docs.microsoft.com/ja-jp/azure-stack/hci/manage/maintain-servers
-
ディスクのメンテナンスモードを解除します。
Windows Server 2019または Azure Stack HCI バージョン 20H2が実行されている場合は、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-StorageScaleUnit -FriendlyName "Server1" | Disable-StorageMaintenanceModeWindows Server 2016が実行されている場合は、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-StorageFaultDomain -Type StorageScaleUnit | Where-Object {$_.FriendlyName -eq "Server1"} | Disable-StorageMaintenanceMode補足:Azure Stack HCI バージョン 21H2以降、またはWindows Server 2022が実行されている場合は、サーバーの再開時にディスクのメンテナンスモードが自動的に終了するため、この手順をスキップできます。 - サーバーを再開します。
- PowerShellを使用する場合、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Resume-ClusterNode –Failback Immediate - フェールオーバークラスターマネージャーを使用する場合
フェールオーバークラスターマネージャーで"ノード"に移動し、ノードを右クリックして再開 -> 役割のフェールバックの順に選択します。
サーバーが再開されると、PowerShellおよびフェールオーバークラスターマネージャーに"Up"と表示されます。
- PowerShellを使用する場合、以下のコマンドレットを管理者として実行します。
-
記憶域が再同期されるまで待機します。
以下のコマンドレットを管理者として実行します。
PS > Get-StorageJob再同期のジョブが既に完了している場合、コマンド出力として何も表示されません。
ジョブが完了するまでは、他のサーバーを安全にオフラインにすることはできません。