DellノートパソコンのUSB-Cポートの電源供給機能
概要: この記事では、DellノートパソコンのUSB-CポートのPower Delivery機能について説明します。
現象
影響を受けるプラットフォーム:
- Latitude
- Precision Mobile Workstation
- Alienwareノートパソコン
- Vostroノートパソコン
- Inspironノートパソコン
- XPSノートパソコン
ユーザーは、USB-Cポートが USB Power Deliveryの仕様に従って、より高い電圧または電流をUSBデバイスに供給する方法であると考えるかもしれません。
より高い電圧または電流を必要とするUSB-Cデバイスは、コンピューター以外の追加の電源(ACアダプターまたはバッテリーなど)がないと正常に動作しない場合があります。
原因
DellノートパソコンはDellの電源ポリシーに従っており、PSU機能は5Vの電圧と3Aの最大電流に制限されています。
解決方法
USB-C(Thunderbolt3およびThunderbolt4を含む)デバイスは、PSUおよび電力消費者として機能できます。Dellノートパソコンは、ACアダプター、ドッキング ステーション、およびPower Delivery機能を備えたモニターからさまざまな電圧と電流を受け取りますが、供給される電圧は1つだけです(5V、最大電流は3A)。
ノートパソコンは、一般的な電源(ACアダプター、ドッキング ステーション、モニター)のような複数の電圧と電流を提供しません。
ノートパソコンに複数のUSB-Cポートがある場合、これらのポートにデバイスを接続する順序は重要です。これにより、セカンダリーまたはサード ポートがセカンダリーまたはサード接続デバイスに供給する電流が少なくなる可能性があるためです。
USB-C電源BIOS設定(オプション15Wおよび7.5W)のノートパソコンでは、省電力のためにポートの電流を1.5A(7.5W)に制限できます。
バッテリー モードで動作するノートパソコンは、電源に接続したときとは異なる動作をする場合があります。
機能はプラットフォームごとに異なります。ポート数、異なるPower Deliveryコントローラー、内部電源管理、ノートパソコン自体の最大電力消費量などが異なります。
すべてのUSB-CデバイスがPower Delivery仕様に準拠しているわけではなく、ノートパソコンの電源供給コントローラーとハンドシェイクを行い、標準的な5Vおよび3Aが供給されていると想定すると、上記に関連して、デバイスが正常に動作しなくなる可能性があります。