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デル OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Centerバージョン3.0 ユーザーズ ガイド

OpenManage Integration拡張機能を使用してWindows Server HCIクラスター ノード、Azure Stack HCIクラスター ノード、フェールオーバー クラスター ノードをアップデートする

OpenManage Integration with Windows Admin Center(OMIMSWAC)拡張機能でクラスター対応アップデート(CAU)機能を使用して、コンプライアンス レポートを表示し、ワークロードに影響を与えることなく、クラスター ノードのコンポーネントをアップデートします。コンポーネントには、ファームウェア、BIOS、ドライバーが含まれます。

前提条件

コンプライアンス レポートを生成し、コンポーネントをアップデートする前に、次のことを行ってください。
  • ドメイン管理者の認証情報を使用して、リモートでMicrosoft Windows Admin Centerにログインします。ゲートウェイ管理者としての認証情報であることを確認します。詳細については、Microsoftのマニュアルを参照してください。
  • OMIMSWACは、Microsoftクラスター対応アップデート機能フレームワークを使用してクラスターのアップデートを実行するため、CAUをトリガーする前に、すべてのクラスター ノードにフェールオーバー クラスタリング機能フェールオーバー クラスタリング ツールがインストールされていることを確認してください。詳細については、Microsoftの文書の「クラスター対応アップデートの要件とベスト プラクティス」を参照してください。
    注:CAUをトリガーする前に、クラスターの準備状況をテストすることをお勧めします。詳細については、Microsoftのマニュアルに記載されたクラスター アップデートの準備状況のテストを参照してください。
  • 互換性マトリックスに記載されているソフトウェアおよびハードウェアの要件に準拠していることを確認します。
  • CAU機能を使用するには、OMIWACプレミアム ライセンスがすべてのクラスター ノードにインストールされていることを確認します。ライセンスを確認するには、概要に移動し、OpenManage Integration拡張機能のノードメニューからノードを選択して、各ノードにインストールされているライセンスを表示します。
  • クラスターを管理するには、管理に使用する認証情報オプションを使用してクラスターに接続し、適切なクラスター ドメイン管理者の認証情報を入力します。また、ユーザーがゲートウェイ管理者のローカル ユーザー グループに属していることを確認します。詳細については、Microsoftの文書の「クラスター対応アップデートの要件とベスト プラクティス」を参照してください。
  • CAUをトリガーする前に、クラスター ノードの物理ディスクと仮想ディスクの両方が正常な状態であることを確認します。
  • iDRAC Lockdownモードが無効になっていることを確認します。iDRACファームウェアのバージョンが4.40.00.00未満のクラスター ノードでiDRAC System Lockdownモードを無効にするには、iDRACのマニュアルを参照してください。
  • SAS-RAID_Driverについては、次のことを確認してください。
    • SATAコントローラーがRAIDモードに設定されている。
    • NVMe PCIe SSDがRAIDモードに設定されている。

      RAIDモードの設定の詳細については、「付録」を参照してください。

  • ターゲット ノードのIPアドレス、ホスト名、および完全修飾ドメイン名(FQDN)を使用してターゲット ノードに到達可能であることを確認します。
    注:ターゲット ノードに到達できない場合、ターゲット ノードのアップデートが実行されると、アップデート ステータスが失敗と表示されることがあります。この場合、アップデートの直後にターゲット ノードを再起動してコンプライアンスを再実行すると、ターゲット ノード コンポーネントの状態が対応と表示される一方、サーバー全体のアップデート ステータスが失敗として表示される場合があります。

このタスクについて

注:クラスター対応アップデート(CAU)機能は、有効なライセンスを備えた次のプラットフォームでサポートされています。
  • iDRACファームウェア4.00.00.00以降を搭載したデル PowerEdgeサーバーのYX4Xモデルおよびそれ以降から作成されたフェールオーバー クラスター。
  • iDRACファームウェア4.00.00.00以降を搭載したDell HCI Solutions for Microsoft Windows Server。
  • iDRACファームウェア4.00.00.00以降を搭載したDell Integrated System for Microsoft Azure Stack HCI。
ライセンスの詳細については、OpenManage Integration with Microsoft Windows Admin Centerのライセンスの取得を参照してください。
注:
  • CAUをトリガーする前に、クラスターの妥当性検査を行うことをお勧めします。クラスターの検証の詳細については、Microsoftドキュメント『クラスターのハードウェアの検証』を参照してください。
  • クラスター ノードにWACがインストールされているクラスターのアップデートは推奨されません。このシナリオをサポートするには、クラスターの一部ではない別のシステムにWACをインストールして、アップデートを完了します。
  • ターゲット ノードまたはクラスターに対して、一度に1つのコンプライアンス/アップデートのみを実行することを強くお勧めします。複数のコンプライアンス/アップデートを同時に実行すると、既存のコンプライアンス/アップデートでエラーが発生する可能性があります。
  • CAU機能はデル PowerEdgeサーバーのYX2XおよびYX3Xモデルではサポートされていません。

手順

コンプライアンス レポートを生成し、Windows Server HCIクラスター、Azure Stack HCIクラスター、フェールオーバー クラスターのファームウェア、BIOS、ドライバーのアップデートを実行するには、次の手順を実行します。

  1. Windows Admin Centerにログインし、OpenManage Integration拡張機能を起動します。
  2. 表示 > コンプライアンスをクリックします。別のメニューが表示されたら、ハードウェア アップデートを選択します。ハードウェア コンプライアンスの概要ページが表示されます。または、アクションメニューに移動し、ハードウェア コンプライアンスと修復の下にあるコンプライアンスのチェックをクリックします。
  3. 検証済みカタログに対して新しいコンプライアンス レポートを生成するには、コンプライアンスのチェックをクリックして、次のようにアップデート ソースからカタログを選択します。デフォルトでは、該当するオンライン カタログがクラスターに基づいて選択されます。
    • dell.comからカタログを自動的にダウンロードするには、オンライン(HTTPs) - <カタログ名>を選択します。オンライン カタログは、OpenManage Integration拡張機能がインターネットに接続されている場合に使用できます。また、プロキシ設定を使用してインターネットにアクセスすることもできます。「プロキシ設定の構成」を参照してください。
      使用可能なオンライン カタログは次のとおりです。
      • PowerEdgeサーバーの場合:PowerEdgeサーバーの検証済みバージョンのコンポーネントが含まれているデルエンタープライズ カタログ。
      • MXサーバーの場合:PowerEdge MXモジュラーの検証済みバージョンのコンポーネントが含まれているデル MXソリューション カタログ。
      • AXノードおよびStorage Spaces Direct Ready Nodeの場合:Microsoft HCIソリューションのアップデート カタログ。
    • CIFSの場所に設定されているDRMカタログを使用するには、オフライン - Dell Repository Managerカタログを選択します。
      インターネット接続がある、またはないオフライン カタログを選択して、コンプライアンス レポートを生成できます。またカスタマイズされたDRMカタログとして、オフライン カタログを使用することもできます。
      1. オフラインDRMカタログを使用するには、デル Repository Manager (DRM)アプリケーションを使用して最新のカタログ ファイルを生成するようにします。サポートされているDRMアプリケーションのバージョンは、デル Repository Managerからダウンロードできます。DRMカタログを作成するには、技術に関する記事を参照してください。
      2. DRMカタログを作成し、共有パスに保存した場合、DRM設定を選択し、DRMカタログがあるCIFS共有パスを指定して、共有パスにアクセスするための認証情報を入力します。
    注:
    • Azure Stack HCIおよびWindows Server HCI用の「Microsoft HCIソリューションのアップデート カタログ」を使用することをお勧めします。
    • 個別のカタログ ファイルには、それぞれサーバー マネージャーとクラスター マネージャーのユーザー資格情報を使用してアクセスする必要があります。
  4. 拡張機能がインターネットに接続されていない場合は、DSUおよびICの設定をクリックして、デル System Update(DSU)およびInventory Collector(IC)ツールを設定します。拡張機能は、DSUおよびICツールを使用して最新のコンプライアンス レポートを生成します。
  5. 終了したら、コンプライアンスのチェックをクリックします。
    拡張機能はカタログをダウンロードし、構成されたDSUツールおよびICツールを収集して、コンプライアンス レポートを生成します。DSUツールおよびICツールが手動で構成されていない場合、この拡張機能がdownloads.dell.comからダウンロードし、コンプライアンス レポートを生成します。
  6. コンプライアンス レポートが生成されるので、ハードウェア コンプライアンスの概要ページでコンプライアンス レポートを表示します。レポートの表示をクリックして、コンポーネント レベルのコンプライアンス情報を表示します。レポートのエクスポートをクリックして、コンプライアンス レポートを.csv形式でエクスポートします。
  7. アップデートする非対応コンポーネントを選択するには、コンプライアンスの修正をクリックし、次のオプションのいずれかを選択します。デフォルトでは、アップデートが必要なコンポーネントが選択されています。
    • 今すぐ実行:これにより、クラスターのアップデートがすぐに実行され、必要に応じてノードが再起動されます。
    • アップデートのスケジュール:クラスターのアップデートが実行される将来の日時を選択します。これにより、指定した時間にクラスターがアップデートされるよう、必要なファイルのダウンロードとコピーが行われます。

      特定の時点にスケジュールできるCAUジョブは、クラスターごとに1つのみです。新しいCAUジョブ([今すぐ実行]または[スケジュールを設定])を選択すると、既存のスケジュール設定されたジョブがキャンセルされます。

    選択したコンポーネントの選択を解除するか、または「非対応」の「ダウングレード可能」なコンポーネントを選択してアップデートすることができます。ただし、デフォルトの選択内容を変更する場合は、対応するコンポーネントのファームウェアとドライバー間の依存関係が満たされていることを確認します。さらに具体的に選択するには、棒グラフの下にある各色コードを選択するか、検索ボックスを使用して必要なコンポーネントを除外することができます。[コンプライアンス レポート]ペインの右上にある[クリア]を選択して、色コード フィルターを削除します。
  8. 完了したら、アップデートをクリックします。インフラストラクチャ ロックが有効になっており、ポップアップが表示された場合は、無効にするをクリックしてロックを無効にし、コンポーネントをアップデートします。
    • この操作により、CredSSPが自動的に有効になります。セキュリティを向上させるには、操作の完了後にCredSSPを無効にします。
    • クラスターでカーネル ソフト リブートが有効になっていても、OpenManage Integration拡張機能は、それを無視してすべてのBIOS/ファームウェア関連のアップデートを適用するために全体を再起動します。詳細については、「カーネル ソフト リブートを使用する場合」を参照してください。
    注:
    • ハードウェア アップデートの進行中は、Azure Stack HCIクラスター バージョン22H2のBitLockerが[休止]になります。BitLockerは、アップデートが完了した後で再度有効になります。
    • アップデートの進行中は、ブラウザーを終了または閉じることは推奨されません。ブラウザーを閉じたり、終了したりすると、ノードのアップデートに失敗し、アップデートのステータスが表示されないことがあります。
  9. OpenManage Integration拡張機能は、アップデート ジョブの完了に必要な動作条件をチェックします。すべての動作条件が満たされている場合、拡張機能はコンポーネントのアップデートに進みます。
    UIセッションがアクティブであるかどうかに関係なく、アップデート ジョブはバックグラウンドで継続されます。UIセッションがアクティブな場合は、ノード レベルの進行状況ステータスが表示されます。拡張機能は、アップデート ジョブが完了すると通知します。
    注:コンポーネントのアップデートのいずれかで再起動が必要になった場合は、ノードが一度に1つずつ再起動され、ダウンタイムを回避するために、VMなどのクラスターの役割がノード間で移動されます。
  10. 動作条件のいずれかが満たされていない場合は、バナー メッセージが表示されます。詳細の表示をクリックして、満たされていない動作条件とその解決方法を確認します。満たされていない動作条件を解決し、操作を再試行します。動作条件チェックの詳細については、「動作条件チェックの詳細」を参照してください。
    アップデート操作が失敗した場合は、次のパスに格納されているログ ファイルで詳細を確認してください。
    • ゲートウェイ システム: <Windows Directory>\ServiceProfiles\NetworkService\AppData\Local\Temp\generated\logs
    • Windows 10ゲートウェイ システム: <Windows installed drive>\Users\<user_name>\AppData\Local\Temp\generated\logs
    • スケジュール設定されたクラスターのアップデートが完了した後は、個々のノードのDSUログが、それぞれのノードの<Windows Directory>\Temp\OMIMSWACフォルダーで見つかります。

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