- メモ、注意、警告
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- 対応 Linux および VMware ESX への Managed System Software のインストール
- VMware ESXi への Systems Management Software のインストール
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- Linux インストーラパッケージ
Server Administrator コマンドラインインタフェース(CLI)にアクセスするには、一度ログアウトしてから再度ログインします。
./srvadmin-install.sh: line 2295 : [: ==: unary operator expected.(単項演算子が必要です。)
Systems Management コンポーネントをゲスト Linux オペレーティングシステムにインストールすると、警告メッセージが表示される場合があります。ただし、インストールは続行し、機能が損なわれることなく完了します。
rpm –ivh /SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/ supportRPMS/opensource-components続いて、Server Administrator のインストールを行います。
Server Administrator は 32 ビットアプリケーションです。64 ビットバージョンの Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムにインストールした場合、Server Administrator によってインストールされるデバイスドライバは 64 ビットですが、Server Administrator は 32 ビットアプリケーションのままです。Intel EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux(バージョン 5 およびバージョン 6)に Server Administrator をインストールする場合は、欠落している RPM ファイルの依存関係の適用可能な 32 ビットバージョンをインストールしてください。32 ビットの RPM バージョンには、常に i386 がファイル名拡張子に含まれます。共有オブジェクトファイル(ファイル名拡張子に so を含むファイル)の依存関係に問題が発生する場合もあります。その場合には、RPM --whatprovides スイッチを使用することで、共有オブジェクトのインストールに必要な RPM を判別できます。たとえば、rpm -q --whatprovides libpam.so.0 となります。
pam-0.75-64 などの RPM 名が返されることもあり、この場合は、pam-0.75-64.i386.rpm を入手してインストールします。64 ビットバージョンの Linux オペレーティングシステムを実行するシステムに Server Administrator をインストールする場合は、compat-libstdc++-<version>.i386.rpm RPM パッケージがインストールされていることを確認してください。Linux オペレーティングシステムメディアから欠落している RPM ファイルをインストールすることによって、依存関係を手動で解決する必要があります。
注: サポートされているバージョンよりも新しい Linux オペレーティングシステムを使用しており、DVD の SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS ディレクトリに含まれる RPM ファイルと互換性がない場合は、オペレーティングシステムメディアから最新の RPM を使用してください。
オープンソース RPM のソースパッケージは、注文可能な DVD イメージから入手できます。
管理ステーションの RAC ユーティリティ(『Systems Management ツールとマニュアル』DVD に収録された /SYSMGMT/ManagementStation/linux/rac ディレクトリにある mgmtst-racadm RPM)のインストール時に、libstdc++.so ライブラリへの RPM ファイルの依存関係が欠落していることから、インストールが失敗する場合があります。同じディレクトリで提供される compat-libstdc++ RPM をインストールして依存関係を解決し、インストールを再試行してください。
この問題の解決策は、DVD に収録されている Systems Management アンインストールスクリプト srvadmin-uninstall.sh の使用です。
Systems Build と Update Utility を利用すると、 Systems Management Software のインストールを要求するスクリプトがルートユーザーの .bash_profile ファイルに追加されます。このスクリプトは、システムでルートユーザーアカウントを使用して認証するリモートクライアントアプリケーションのうち、ユーザープロンプトを処理する方法を備えていないアプリケーションを妨げる場合があります。この制約を解消するには、.bash_profile ファイルを編集し、[ ${SHLVL}.... の行をコメントします。
アンインストール中に、error: %preun(srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386) scriptlet failed, exit status 1 というエラーメッセージが表示されます。
エラー:%preun(srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386) スクリプトレットに失敗、終了ステータス 1
rpm -e srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386
rpm --import /mnt/dvdrom/SYSMGMT/srvadmin/linux/RPM-GPG-KEY
次の表に、Systems Management の全機能の名称と、それに対応する Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムの init スクリプト名を記載しています。
機能 | VMware ESX、Red Hat Enterprise Linux、および SUSE Linux Enterprise Server での名称 |
---|---|
管理下システムサービスの機能 | 機能 init スクリプト名 |
DSM SA デバイスドライバ DSM SA データエンジンサービス | instsvcdrv dataeng |
DSM SA 共有サービス DSM SA 接続サービス | dsm_om_shrsvc dsm_om_connsvc |
DSM SM LSI マネージャ | mptctl |
Integrated Remote Access Controller(iDRAC) | なし |
Remote Access Controller(DRAC 4) | racsvc |
Remote Access Controller(DRAC 5) | なし |
次の表に、SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/<オペレーティングシステム> ディレクトリ内のディレクトリ名を記載しています。
RPM の名前 | 説明 | その他必要な Server Administrator RPM |
---|---|---|
Server-Instrumentation — これは、Server Administrator のコアコードです。マザーボードに関する警告を提供し、omconfig、omdiag、および omreport など、Server Administrator の監視と制御を可能にする CLI が含まれています。すべての周辺機器パッケージを使用するには、スタンドアロンの DRAC サポートを除き、このディレクトリ内のすべて、またはほとんどの RPM をインストールする必要があります。 注: 正しく機能させるには IPMI ドライバのインストールが必要になる場合があります。 | ||
srvadmin-cm | Server Administrator インベントリコレクタ — システム管理の変更管理インベントリコレクタ。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-deng | Server Administrator データエンジン — システム管理がシステム管理ソフトウェアのデータ管理フレームワークを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-hapi | Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-isvc | Server Administrator Instrumentation Service — Server Administrator は、ネットワーク上の対応システムを正常に保つための一連のシステム管理情報を提供します。Server Administrator Instrumentation Service は、障害管理情報、事前エラー情報、および資産とインベントリの情報を管理アプリケーションに提供します。Instrumentation Service は、システムの状態を監視し、対応システムのハードウェアに関する詳細なエラーおよびパフォーマンス情報に即座にアクセスできるようにします。Instrumentation Service を使用するには、システム管理デバイスドライバのインストールが必要です。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-omacore | Server Administrator — システム管理の管理下モードコアと CLI。 | srvadmin-omilcore と srvadmin-deng |
srvadmin-omhip | Server Administrator Instrumentation Service Integration Layer — 計装 CLI を提供します。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、srvadmin-isvc、および srvadmin-omacore |
srvadmin-omilcore | Server Administrator Install Core — これは、残りのシステム管理インストールパッケージに必要なツールを提供するコアインストールパッケージです。Server Administrator RPM のすべてにこの RPM が必要です。 | |
srvadmin-syscheck | Systems Management サポートのレベルをチェックするパッケージ。 | srvadmin-omilcore |
add-iDRAC — 第 3 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、iDRAC など。 | ||
srvadmin-idrac-components | Integrated Remote Access Card Data Populator Remote Access Controller のコンポーネント。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、および srvadmin-racser |
srvadmin-idracadm | iDRAC コマンドインタフェース — Integrated Remote Access Controller へのコマンドラインユーザーインタフェース。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-idracdrsc | iDRAC Integration Layer — Integrated Remote Access CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-rac4 のコンポーネントおよび srvadmin-omacore |
add-RAC4 — 第 4 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、DRAC 4 です。 | ||
srvadmin-rac4-components | 統合 Dell Remote Access Card Data Populator Remote Access Controller のコンポーネント。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、および srvadmin-racser |
srvadmin-racadm4 | RAC コマンドインタフェース — Remote Access Controller(RAC)へのコマンドラインユーザーインタフェース。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-racdrsc4 | DRAC 4 Integration Layer — リモートアクセス CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-rac4 のコンポーネントおよび srvadmin-omacore |
srvadmin-racsvc | リモートアクセスカード管理下ノード — サーバークラスタの集中管理と分散リソースのリモート管理をサポートする Remote Access Controller(RAC)のサービス。 | srvadmin-omilcore |
add-RAC5 — 第 5 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、DRAC 5 です。 | ||
srvadmin-rac5-components | Remote Access Card Data Populator、DRAC 5、および Remote Access Controller のコンポーネント、DRAC 5。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-racadm5 | RAC コマンドインタフェース — Remote Access Controller(RAC)へのコマンドラインユーザーインタフェース。 | srvadmin-omilcore と srvadmin-hapi |
srvadmin-racdrsc5 | DRAC 5 Integration Layer — リモートアクセス CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-omacore、および srvadmin-rac5 のコンポーネント |
add-StorageManagement — Storage Management RAID 設定ユーティリティとストレージ警告ソフトウェア。 | ||
srvadmin-storage | Storage Management — システム管理ストレージサービスを提供します。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
SA-WebServer — サーバー管理のためのウェブアクセスを提供します。 | ||
srvadmin-hapi | Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-tomcat | Secure Port Server — システム管理の管理下ノードの Web Server パッケージ。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-omacore、および srvadmin-jre のコンポーネント |
srvadmin-jre | Server Administrator Sun Java Runtime Environment — システム管理の管理下ノード Java Runtime。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-omauth | 認証ファイルを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-omcommon | Server Administrator が必要とする共通フレームワークを提供します。 | srvdamin-omilcore |
srvadmin-omilcore | Server Administrator Web Server Install Core — これは、コアインストールパッケージです。すべての Server Administrator Web Server RPM がこの RPM を必要とします。 | |
srvadmin-wsmanclient | オペレーティングシステムに固有の WSMan クライアントパッケージ。 | srvadmin-omcommon と srvadmin-omauth |
Remote-Enablement — 他のリモートシステムを使用して、現在のシステムの管理と監視を行います。 | ||
srvadmin-cm | Server Administrator インベントリコレクタ — システム管理の変更管理インベントリコレクタ。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-deng | Server Administrator データエンジン — システム管理がシステム管理ソフトウェアのデータ管理フレームワークを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-hapi | Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-isvc | Server Administrator Instrumentation Service — Server Administrator は、ネットワーク上の対応システムを正常に保つための一連のシステム管理情報を提供します。Server Administrator Instrumentation Service は、障害管理情報、事前エラー情報、および資産とインベントリの情報を管理アプリケーションに提供します。Instrumentation Service は、システムの状態を監視し、対応システムのハードウェアに関する詳細なエラーおよびパフォーマンス情報に即座にアクセスできるようにします。Instrumentation Service を使用するには、システム管理デバイスドライバのインストールが必要です。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore |
srvadmin-omacore | Server Administrator — システム管理の管理下モードコアと CLI。 | srvadmin-omilcore と srvadmin-deng |
srvadmin-omcommon | Server Administrator が必要とする共通フレームワークを提供します。 | srvadmin-omilcore |
srvadmin-omhip | Server Administrator Instrumentation Service Integration Layer — 計装 CLI を提供します。 | srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、srvadmin-isvc、および srvadmin-omacore |
srvadmin-omilcore | Server Administrator Install Core — これは、残りのシステム管理インストールパッケージに必要なツールを提供するコアインストールパッケージです。Server Administrator RPM のすべてにこの RPM が必要です。 | |
srvadmin-ssa | WS-Man インターフェイスを使用して、Server Administrator Web Server がインストールされているリモートシステムからシステムを管理できます。 | srvadmin-omacore、srvadmin-omhip、および srvadmin-isvc。 |
srvadmin-syscheck | Systems Management サポートのレベルをチェックするパッケージ。 | srvadmin-omilcore |
既に Server Administrator がインストールされているシステムにインストールできるコンポーネントは、いくつかあります。たとえば、以前に管理下システムソフトウェアがインストールされたシステムには、オンライン診断をインストールできます。このようなシステムで Server Administrator をアンインストールすると、新たにインストールしたどのコンポーネントにも必要のない RPM パッケージだけがアンインストールされます。上記の例で、オンライン診断は srvadmin-omilcore-X.Y.Z-N や srvadmin-hapi-X.Y.Z-N などのパッケージを必要とします。これらのパッケージは、Server Administrator のアンインストール時にアンインストールされません。
現在、Server Administrator バージョン X.Y.Z がインストールされています。
Server Administrator を X.Y.Z にアップグレードしますか? はいの場合は y、終了の場合は <Enter> を押してください。
<y> を押すと、システム内に存在する Server Administrator パッケージ srvadmin-omilcore-X.Y.Z-N と srvadmin-hapi-X.Y.Z-N(上記の例)のみがアップグレードされます。
他の Systems Management コンポーネントもインストールする必要がある場合は、sh srvadmin-install.sh コマンドも再度実行する必要があります。
サポートされていないシステムやサポートされていないオペレーティングシステムに RPM パッケージをインストールしようとすると、インストール時、アンインストール時、または RPM パッケージの使用時に予期しない動作が発生する可能性があります。ほとんどの RPM パッケージは、readme に記載されている対応システムおよび Linux バージョン用に作成され、テストされています。
Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムで実行されるデーモンは、インストールしたコンポーネントと、有効にした機能によって異なります。次の表に、フルインストールの場合に通常実行されるデーモンを示します。
デーモン名 | Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server での名称 |
---|---|
srvadmin-base ディレクトリの RPM 用 | |
dsm_sa_datamgr32d | DSM SA データマネージャ — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator データマネージャデーモン。 |
dsm_sa_eventmgr32d | DSM SA イベントマネージャ — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator イベントおよびロギングデーモン。 |
dsm_sa_snmp32d | DSM SA SNMP デーモン — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator SNMP デーモン。 |
dsm_om_shrsvc32d | DSM SA 共有サービス — Server Administrator コアデーモン。 |
SA-WebServer ディレクトリの RPM 用 | |
dsm_om_connsvc32d | DSM SA 接続サービス — Server Administrator Web Server デーモン。 |
DRAC 4 をサポートしているシステム:add-RAC4 | |
racsvc | DRAC 4 Administrator デーモン。 |
これは、システムの計装のタイプによって異なります。次の表に、Server Administrator が起動するときにロードされるカーネルモジュールを示します。
ドライバ名 | 説明 |
---|---|
IPMI を使用するシステム向け | |
dell_rbu | BIOS アップデートドライバ |
ipmi_devintf | IPMI デバイスドライバ |
ipmi_msghandler | IPMI デバイスドライバ |
ipmi_si | IPMI デバイスドライバ — Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステム向け |
TVM システム向け | |
dcdbas | Systems Management ベースドライバ |
dell_rbu | BIOS アップデートドライバ |
ESM システム向け | |
dcdbas | Systems Management ベースドライバ |
dell_rbu | BIOS アップデートドライバ |
Server Administrator ストレージシステムのサポート用 | |
mptctl | LSI RAID 用デバイスドライバ |
サポートされている 64 ビット Linux オペレーティングシステムを実行している、第 11 世代より前のシステムを使用している場合は、srvadmin-cm RPM は 32 ビットの依存 RPM のみをインストールします。そのため、64 ビットオペレーティングシステムで実行されると、srvadmin-cm RPM がエラーメッセージを表示します。srvadmin-cm の機能が正しく動作するには、サポートされている 64 ビット Linux オペレーティングシステムを実行している、第 11 世代より前のサーバーに、次の RPM が事前にインストールされている必要があります。
glibc.i686
compat-libstdc++.i686
libstdc++.i686
zlib.i686
libxml2.i686