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Server Administrator バージョン7.4インストール ガイド(Linux)

Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server

Server Administrator のインストール後、ログインできません。

Server Administrator コマンドラインインタフェース(CLI)にアクセスするには、一度ログアウトしてから再度ログインします。

ゲスト Linux オペレーティングシステムに Server Administrator をインストールしようとすると、次のメッセージが表示されます。

./srvadmin-install.sh: line 2295 : [: ==: unary operator expected.(単項演算子が必要です。)

Systems Management コンポーネントをゲスト Linux オペレーティングシステムにインストールすると、警告メッセージが表示される場合があります。ただし、インストールは続行し、機能が損なわれることなく完了します。

Red Hat Enterprise Linux 4 64 ビットオペレーティングシステムを手動でインストールしましたが、Server Administrator のインストール中に RPM の依存関係が見られます。これらの RPM 依存ファイルはどこにありますか?

Red Hat Enterprise Linux では、依存 RPM ファイルは Red Hat Enterprise Linux インストールメディアにあります。その他すべての RPM は /SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS\opensource-components ディレクトリ内から使用できます。すべての RPM 依存ファイルをインストールまたはアップデートするには、次のコマンドを実行してください。
rpm –ivh /SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/ supportRPMS/opensource-components
続いて、Server Administrator のインストールを行います。

Linux オペレーティングシステムメディアを使用してデフォルトではない Linux オペレーティングシステムのインストールを実行しましたが、Server Administrator のインストール中に RPM ファイルの依存関係の欠落が見られます。

Server Administrator は 32 ビットアプリケーションです。64 ビットバージョンの Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムを実行しているシステムにインストールした場合、Server Administrator によってインストールされるデバイスドライバは 64 ビットですが、Server Administrator は 32 ビットアプリケーションのままです。Intel EM64T 用 Red Hat Enterprise Linux(バージョン 5 およびバージョン 6)に Server Administrator をインストールする場合は、欠落している RPM ファイルの依存関係の適用可能な 32 ビットバージョンをインストールしてください。32 ビットの RPM バージョンには、常に i386 がファイル名拡張子に含まれます。共有オブジェクトファイル(ファイル名拡張子に so を含むファイル)の依存関係に問題が発生する場合もあります。その場合には、RPM --whatprovides スイッチを使用することで、共有オブジェクトのインストールに必要な RPM を判別できます。たとえば、rpm -q --whatprovides libpam.so.0 となります。

pam-0.75-64 などの RPM 名が返されることもあり、この場合は、pam-0.75-64.i386.rpm を入手してインストールします。64 ビットバージョンの Linux オペレーティングシステムを実行するシステムに Server Administrator をインストールする場合は、compat-libstdc++-<version>.i386.rpm RPM パッケージがインストールされていることを確認してください。Linux オペレーティングシステムメディアから欠落している RPM ファイルをインストールすることによって、依存関係を手動で解決する必要があります。

注: サポートされているバージョンよりも新しい Linux オペレーティングシステムを使用しており、DVD の SYSMGMT/srvadmin/linux/RPMS/supportRPMS ディレクトリに含まれる RPM ファイルと互換性がない場合は、オペレーティングシステムメディアから最新の RPM を使用してください。

オープンソース RPM のソースパッケージはどこから入手できますか?

オープンソース RPM のソースパッケージは、注文可能な DVD イメージから入手できます。

RPM ファイルの欠落が原因で、管理ステーション RAC ユーティリティのインストールに失敗した場合は、どうすればよいですか?

管理ステーションの RAC ユーティリティ(『Systems Management ツールとマニュアル』DVD に収録された /SYSMGMT/ManagementStation/linux/rac ディレクトリにある mgmtst-racadm RPM)のインストール時に、libstdc++.so ライブラリへの RPM ファイルの依存関係が欠落していることから、インストールが失敗する場合があります。同じディレクトリで提供される compat-libstdc++ RPM をインストールして依存関係を解決し、インストールを再試行してください。

rpm -e 'rpm -qa | grep srvadmin' コマンドを使用して Systems Management Software を削除するとき、RPM ユーティリティのバージョンによっては、間違った順序でアンインストールがスケジュールされ、紛らわしい警告やエラーメッセージが表示されることがあります。解決策はありますか?

この問題の解決策は、DVD に収録されている Systems Management アンインストールスクリプト srvadmin-uninstall.sh の使用です。

ルートユーザーアカウントを使用して認証するように要求された場合、どうすればよいですか?

Systems Build と Update Utility を利用すると、 Systems Management Software のインストールを要求するスクリプトがルートユーザーの .bash_profile ファイルに追加されます。このスクリプトは、システムでルートユーザーアカウントを使用して認証するリモートクライアントアプリケーションのうち、ユーザープロンプトを処理する方法を備えていないアプリケーションを妨げる場合があります。この制約を解消するには、.bash_profile ファイルを編集し、[ ${SHLVL}.... の行をコメントします。

アンインストール中に、error: %preun(srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386) scriptlet failed, exit status 1 というエラーメッセージが表示されます。

手動による RPM のアップグレードに失敗した後、Server Administrator のアンインストールに問題が発生する場合があります。次のエラー メッセージが表示されます。
エラー:%preun(srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386) スクリプトレットに失敗、終了ステータス 1
この場合、NAME は機能名になります。たとえば、omacore. X.Y.Z-N は機能のバージョンとビルド番号です。この問題を修正するために考えられる解決策は、次のとおりです。
  1. アンインストールを再試行します。たとえば、次のコマンドを使用します。
     rpm -e srvadmin-NAME-X.Y.Z-N.i386
  2. /etc/omreg.cfg ファイルに upgrade.relocation=bad 行が存在する場合は、その行を削除してからアンインストールを再試行します。

インストール中に RPM パッケージキーに関する警告が表示されるのはなぜですか?

RPM ファイルには、デジタル署名が付いています。この警告を回避するには、メディアまたはパッケージをマウントし、次のようなコマンドを使用してキーをインポートしてください。
 rpm --import /mnt/dvdrom/SYSMGMT/srvadmin/linux/RPM-GPG-KEY

Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server におけるすべての Systems Management 機能の名称を教えてください。

次の表に、Systems Management の全機能の名称と、それに対応する Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムの init スクリプト名を記載しています。

表 1. Systems Management 機能 — VMware ESX、Red Hat Enterprise Linux、および SUSE Linux Enterprise Server
機能 VMware ESX、Red Hat Enterprise Linux、および SUSE Linux Enterprise Server での名称
管理下システムサービスの機能 機能 init スクリプト名

DSM SA デバイスドライバ

DSM SA データエンジンサービス

instsvcdrv

dataeng

DSM SA 共有サービス

DSM SA 接続サービス

dsm_om_shrsvc

dsm_om_connsvc

DSM SM LSI マネージャ mptctl
Integrated Remote Access Controller(iDRAC) なし
Remote Access Controller(DRAC 4) racsvc
Remote Access Controller(DRAC 5) なし

srvadmin/linux/custom/<オペレーティングシステム> のディレクトリには何が含まれていますか?

次の表に、SYSMGMT/srvadmin/linux/custom/<オペレーティングシステム> ディレクトリ内のディレクトリ名を記載しています。

表 2. srvadmin/linux/custom/<オペレーティングシステム> ディレクトリ内のディレクトリ名
RPM の名前 説明 その他必要な Server Administrator RPM
Server-Instrumentation — これは、Server Administrator のコアコードです。マザーボードに関する警告を提供し、omconfigomdiag、および omreport など、Server Administrator の監視と制御を可能にする CLI が含まれています。すべての周辺機器パッケージを使用するには、スタンドアロンの DRAC サポートを除き、このディレクトリ内のすべて、またはほとんどの RPM をインストールする必要があります。

注: 正しく機能させるには IPMI ドライバのインストールが必要になる場合があります。

srvadmin-cm Server Administrator インベントリコレクタ — システム管理の変更管理インベントリコレクタ。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-deng Server Administrator データエンジン — システム管理がシステム管理ソフトウェアのデータ管理フレームワークを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-hapi Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-isvc Server Administrator Instrumentation Service — Server Administrator は、ネットワーク上の対応システムを正常に保つための一連のシステム管理情報を提供します。Server Administrator Instrumentation Service は、障害管理情報、事前エラー情報、および資産とインベントリの情報を管理アプリケーションに提供します。Instrumentation Service は、システムの状態を監視し、対応システムのハードウェアに関する詳細なエラーおよびパフォーマンス情報に即座にアクセスできるようにします。Instrumentation Service を使用するには、システム管理デバイスドライバのインストールが必要です。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-omacore Server Administrator — システム管理の管理下モードコアと CLI。 srvadmin-omilcore と srvadmin-deng
srvadmin-omhip Server Administrator Instrumentation Service Integration Layer — 計装 CLI を提供します。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、srvadmin-isvc、および srvadmin-omacore
srvadmin-omilcore Server Administrator Install Core — これは、残りのシステム管理インストールパッケージに必要なツールを提供するコアインストールパッケージです。Server Administrator RPM のすべてにこの RPM が必要です。
srvadmin-syscheck Systems Management サポートのレベルをチェックするパッケージ。 srvadmin-omilcore
add-iDRAC — 第 3 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、iDRAC など。
srvadmin-idrac-components Integrated Remote Access Card Data Populator Remote Access Controller のコンポーネント。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、および srvadmin-racser
srvadmin-idracadm iDRAC コマンドインタフェース — Integrated Remote Access Controller へのコマンドラインユーザーインタフェース。 srvadmin-omilcore
srvadmin-idracdrsc iDRAC Integration Layer — Integrated Remote Access CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-rac4 のコンポーネントおよび srvadmin-omacore
add-RAC4 — 第 4 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、DRAC 4 です。
srvadmin-rac4-components 統合 Dell Remote Access Card Data Populator Remote Access Controller のコンポーネント。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、および srvadmin-racser
srvadmin-racadm4 RAC コマンドインタフェース — Remote Access Controller(RAC)へのコマンドラインユーザーインタフェース。 srvadmin-omilcore
srvadmin-racdrsc4 DRAC 4 Integration Layer — リモートアクセス CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-rac4 のコンポーネントおよび srvadmin-omacore
srvadmin-racsvc リモートアクセスカード管理下ノード — サーバークラスタの集中管理と分散リソースのリモート管理をサポートする Remote Access Controller(RAC)のサービス。 srvadmin-omilcore
add-RAC5 — 第 5 世代 Remote Access Controller のリモート管理用ソフトウェア。たとえば、DRAC 5 です。
srvadmin-rac5-components Remote Access Card Data Populator、DRAC 5、および Remote Access Controller のコンポーネント、DRAC 5。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-racadm5 RAC コマンドインタフェース — Remote Access Controller(RAC)へのコマンドラインユーザーインタフェース。 srvadmin-omilcore と srvadmin-hapi
srvadmin-racdrsc5 DRAC 5 Integration Layer — リモートアクセス CLI と Server Administrator のウェブプラグイン。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-omacore、および srvadmin-rac5 のコンポーネント
add-StorageManagement — Storage Management RAID 設定ユーティリティとストレージ警告ソフトウェア。
srvadmin-storage Storage Management — システム管理ストレージサービスを提供します。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
SA-WebServer — サーバー管理のためのウェブアクセスを提供します。
srvadmin-hapi Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-tomcat Secure Port Server — システム管理の管理下ノードの Web Server パッケージ。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-omacore、および srvadmin-jre のコンポーネント
srvadmin-jre Server Administrator Sun Java Runtime Environment — システム管理の管理下ノード Java Runtime。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-omauth 認証ファイルを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-omcommon Server Administrator が必要とする共通フレームワークを提供します。 srvdamin-omilcore
srvadmin-omilcore Server Administrator Web Server Install Core — これは、コアインストールパッケージです。すべての Server Administrator Web Server RPM がこの RPM を必要とします。
srvadmin-wsmanclient オペレーティングシステムに固有の WSMan クライアントパッケージ。 srvadmin-omcommon と srvadmin-omauth
Remote-Enablement — 他のリモートシステムを使用して、現在のシステムの管理と監視を行います。
srvadmin-cm Server Administrator インベントリコレクタ — システム管理の変更管理インベントリコレクタ。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-deng Server Administrator データエンジン — システム管理がシステム管理ソフトウェアのデータ管理フレームワークを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-hapi Server Administrator ハードウェアアプリケーションプログラミングインタフェース — このシステム管理パッケージは、システム管理ソフトウェアが対応システムのハードウェアに関する情報にアクセスするために必要なデバイスドライバとライブラリを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-isvc Server Administrator Instrumentation Service — Server Administrator は、ネットワーク上の対応システムを正常に保つための一連のシステム管理情報を提供します。Server Administrator Instrumentation Service は、障害管理情報、事前エラー情報、および資産とインベントリの情報を管理アプリケーションに提供します。Instrumentation Service は、システムの状態を監視し、対応システムのハードウェアに関する詳細なエラーおよびパフォーマンス情報に即座にアクセスできるようにします。Instrumentation Service を使用するには、システム管理デバイスドライバのインストールが必要です。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、および srvadmin-omacore
srvadmin-omacore Server Administrator — システム管理の管理下モードコアと CLI。 srvadmin-omilcore と srvadmin-deng
srvadmin-omcommon Server Administrator が必要とする共通フレームワークを提供します。 srvadmin-omilcore
srvadmin-omhip Server Administrator Instrumentation Service Integration Layer — 計装 CLI を提供します。 srvadmin-omilcore、srvadmin-deng、srvadmin-hapi、srvadmin-isvc、および srvadmin-omacore
srvadmin-omilcore Server Administrator Install Core — これは、残りのシステム管理インストールパッケージに必要なツールを提供するコアインストールパッケージです。Server Administrator RPM のすべてにこの RPM が必要です。
srvadmin-ssa WS-Man インターフェイスを使用して、Server Administrator Web Server がインストールされているリモートシステムからシステムを管理できます。 srvadmin-omacore、srvadmin-omhip、および srvadmin-isvc。
srvadmin-syscheck Systems Management サポートのレベルをチェックするパッケージ。 srvadmin-omilcore

Server Administrator が既にインストールされているシステムにインストールできるコンポーネントは何ですか?

既に Server Administrator がインストールされているシステムにインストールできるコンポーネントは、いくつかあります。たとえば、以前に管理下システムソフトウェアがインストールされたシステムには、オンライン診断をインストールできます。このようなシステムで Server Administrator をアンインストールすると、新たにインストールしたどのコンポーネントにも必要のない RPM パッケージだけがアンインストールされます。上記の例で、オンライン診断は srvadmin-omilcore-X.Y.Z-Nsrvadmin-hapi-X.Y.Z-N などのパッケージを必要とします。これらのパッケージは、Server Administrator のアンインストール時にアンインストールされません。

この場合、後で sh srvadmin-install.sh コマンドを実行して Server Administrator をインストールしようとすると、次のメッセージが表示されます。
現在、Server Administrator バージョン X.Y.Z がインストールされています。
インストールされたコンポーネントは次のとおりです。
  • srvadmin-omilcore-X.Y.Z-N
  • srvadmin-hapi-X.Y.Z-N

Server Administrator を X.Y.Z にアップグレードしますか? はいの場合は y、終了の場合は <Enter> を押してください。

<y> を押すと、システム内に存在する Server Administrator パッケージ srvadmin-omilcore-X.Y.Z-Nsrvadmin-hapi-X.Y.Z-N(上記の例)のみがアップグレードされます。

他の Systems Management コンポーネントもインストールする必要がある場合は、sh srvadmin-install.sh コマンドも再度実行する必要があります。

サポートされていないシステムや、サポートされていないオペレーティングシステムに RPM パッケージをインストールするとどうなりますか?

サポートされていないシステムやサポートされていないオペレーティングシステムに RPM パッケージをインストールしようとすると、インストール時、アンインストール時、または RPM パッケージの使用時に予期しない動作が発生する可能性があります。ほとんどの RPM パッケージは、readme に記載されている対応システムおよび Linux バージョン用に作成され、テストされています。

Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムでは、Server Administrator の起動後にどのデーモンが実行されますか?

Red Hat Enterprise Linux および SUSE Linux Enterprise Server オペレーティングシステムで実行されるデーモンは、インストールしたコンポーネントと、有効にした機能によって異なります。次の表に、フルインストールの場合に通常実行されるデーモンを示します。

表 3. Server Administrator の起動後 Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server で実行されるデーモン
デーモン名 Red Hat Enterprise Linux と SUSE Linux Enterprise Server での名称
srvadmin-base ディレクトリの RPM 用
dsm_sa_datamgr32d DSM SA データマネージャ — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator データマネージャデーモン。
dsm_sa_eventmgr32d DSM SA イベントマネージャ — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator イベントおよびロギングデーモン。
dsm_sa_snmp32d DSM SA SNMP デーモン — DSM SA Data Engine サービスによって開始される Server Administrator SNMP デーモン。
dsm_om_shrsvc32d DSM SA 共有サービス — Server Administrator コアデーモン。
SA-WebServer ディレクトリの RPM 用
dsm_om_connsvc32d DSM SA 接続サービス — Server Administrator Web Server デーモン。
DRAC 4 をサポートしているシステム:add-RAC4
racsvc DRAC 4 Administrator デーモン。

Server Administrator が起動するときにロードされるカーネルモジュールはどれですか?

これは、システムの計装のタイプによって異なります。次の表に、Server Administrator が起動するときにロードされるカーネルモジュールを示します。

表 4. Server Administrator サービスの起動時にロードされるカーネルモジュール
ドライバ名 説明
IPMI を使用するシステム向け
dell_rbu BIOS アップデートドライバ
ipmi_devintf IPMI デバイスドライバ
ipmi_msghandler IPMI デバイスドライバ
ipmi_si IPMI デバイスドライバ — Red Hat Enterprise Linux または SUSE Linux Enterprise Server を実行しているシステム向け
TVM システム向け
dcdbas Systems Management ベースドライバ
dell_rbu BIOS アップデートドライバ
ESM システム向け
dcdbas Systems Management ベースドライバ
dell_rbu BIOS アップデートドライバ
Server Administrator ストレージシステムのサポート用
mptctl LSI RAID 用デバイスドライバ

srvadmin-cm(Server Administrator Inventory Collector)を実行すると、エラーメッセージが表示されます。どうすればいいですか。

サポートされている 64 ビット Linux オペレーティングシステムを実行している、第 11 世代より前のシステムを使用している場合は、srvadmin-cm RPM は 32 ビットの依存 RPM のみをインストールします。そのため、64 ビットオペレーティングシステムで実行されると、srvadmin-cm RPM がエラーメッセージを表示します。srvadmin-cm の機能が正しく動作するには、サポートされている 64 ビット Linux オペレーティングシステムを実行している、第 11 世代より前のサーバーに、次の RPM が事前にインストールされている必要があります。

glibc.i686

compat-libstdc++.i686

libstdc++.i686

zlib.i686

libxml2.i686

Red Hat Enterprise Linux オペレーティングシステムで Emulex ネットワークアダプタが検出されません。どうすればよいですか。

Red Hat Enterprise Linux 5.9(32 ビット)オペレーティングシステムを実行するシステムを使用している場合、次の RPM のいずれかが欠落していると、システムで Emulex ネットワークアダプタの検出問題が発生します。
  • kernel-headers-2.6.18-346.el5.i386.rpm
  • glibc-headers-2.5-107.i386.rpm
  • glibc-devel-2.5-107.i386.rpm
  • gcc-4.1.2-54.el5.i386.rpm
Emulex ネットワークアダプタについての詳細は、関連する Emulex ネットワークアダプタまたはドライバマニュアルを参照してください。

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