電子書籍サービス「BookLive!」を支える
仮想化技術を取り入れたクラウドサービス基盤を構築
~デルのソリューションで物理環境と仮想環境で効率的かつ容易な管理を実現~
デル株式会社は、トッパングループの一員である株式会社BookLive(以下、BookLive)が、デルのソリューションで電子書籍サービス向けのIT基盤を構築し、今年1月より稼働開始した事例を公開いたしました。BookLiveはPC、スマートフォン、タブレットといったマルチデバイス向けに電子書籍ストア「BookLive!」を運営しています。当初「BookLive!」のサービスは、親会社のシステムで運営されていましたが、自前でIT基盤を構築することとなり、デルのソリューションが選択されました。
IT基盤の構築にあたっては、取り扱う電子書籍や顧客の増加に柔軟に対応でき、さらに少人数のスタッフでも効率的かつ信頼性の高い運用管理が可能なシステムが求められていました。BookLiveでは、電子書籍の配信や顧客情報の管理を担うデータベースサーバなど高パフォーマンスを必要とするシステムについては物理サーバでの運用を基本とする一方、各種サービスを提供するWebやアプリケーションサーバ、開発・検証用のサーバについては、サーバ仮想化を活用した柔軟性の高いシステムを求めていました。
採用にあたりデルのソリューションが評価された点
– ハードウェアからOS、仮想化ハイパーバイザーまでワンストップで提供、サポートが可能な点
– 仮想化インフラの効率的な運用管理が可能なDell™ Virtual Integrated System (VIS)
特にDell VISを構成するソフトウェアであるAdvanced Infrastructure Manage (AIM)ならびにVIS Creatorが高く評価されました。AIMとVIS Creatorにより、物理環境から仮想環境にわたるIT基盤のオペレーションが効率化・自動化されました。
AIMについて
物理・仮想環境に関わらず、管理者が自由にワークロード(OS)を移動できます。さらに、リソースの「プール化」という概念を有しており、サーバリソースの柔軟な割り当てを可能とするだけでなく、障害発生時には、物理・仮想を問わず他のサーバで処理を引き継ぐといった冗長構成も実現します。これにより、ITリソースとワークロードの動的な管理が可能となります。
VIS Creatorについて
仮想化環境のセルフサービスポータル化(自動化)を実現し、オペレーターの管理負荷を軽減します。ポリシーに基づいて仮想マシンを展開する自動プロビジョニング、不要になったリソースの回収ならびに再活用、テンプレート化されたワークロードの自動展開などの機能を備えています。これにより、業務部門から次々に寄せられる新規サーバの要求に対して迅速に対応できます。
導入効果
– 物理環境から仮想環境までの運用オペレーションを簡易かつ標準化
– 仮想環境の構築により、新規サーバの調達リードタイムを大幅に短縮
– 将来的なシステム拡張を見据えた、コスト効果の高いインフラを構築
システム構成図
今回導入されたシステム構成
ハードウェア
Dell™ PowerEdge™ M1000e
Dell™ PowerEdge™ M710HD (15台)
Dell™ PowerEdge™ R610 (4台)
Dell™ PowerConnect™ 8024F (2台)
Dell™ EqualLogic™ PS6510E
Dell™ EqualLogic™ PS6010XV(2台)
ソフトウェア
Del l Advanced Infrastructure Manager(AIM)
Dell VIS Creator
VMware vSphere®
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