4Gおよび5G対応ノートパソコン

モバイル ブロードバンドを使用すると、モバイル信号を受信できる場所ならどこでもノートパソコンやタブレットをインターネットに接続できます。内蔵モデムと物理SIMカードまたは仮想SIMカードを介して、3G、4G、5Gネットワークに接続できます。

モバイル ブロードバンド モデムは、テクノロジーとパフォーマンスによっていくつかのカテゴリーに分類されます。4G LTEは現在主流のテクノロジーであり、Cat 9（標準速度）とCat 16（高速）の2つのバージョンが利用できます。後者は最大1ギガビット/秒のパフォーマンスを発揮します。

5Gは今後数年間で主流となる新しい標準です。5Gによって帯域幅は大幅に増加し、レイテンシーはさらに減少します。5Gモデムは、5Gまたは4Gネットワークに接続できます。

4G/5GとWi-Fiは、モバイル接続を提供する相互補完的なテクノロジーです。Wi-Fiは電波の届く範囲が狭いため、主に建物内や人口密集地域で使用されます。一方、4G/5Gは広い範囲に対応し、全国規模のネットワークが構築されているため、遠隔地でも利用可能です。

パブリックWi-Fiは、接続を維持するための便利な選択肢に思えるかもしれません。しかし、パブリック ネットワークのみに依存すると潜在的なリスクがあるということを考慮に入れる必要があります。パブリックWi-Fiネットワークは、セキュリティが確保されていない場合があります。そのためサイバー犯罪者にとっては、比較的容易に機密情報を傍受したり攻撃を仕掛けたりできます。

コネクテッドPCを利用すれば、潜在的なリスクのあるパブリックWi-Fiネットワークに依存することなく、安全性と信頼性に優れたインターネット接続を利用できます。

モバイル ホットスポットへの接続には手間がかかり、技術的にあまり詳しくない社員にとって容易ではありません。Eメールの送信など短時間で終わる単純な作業には便利ですが、ビデオ会議のように長時間にわたり安定した接続を必要とする業務の場合は、スマートフォンのバッテリーがすぐに減ってしまう可能性があり適しているとは言えません。

モバイル ブロードバンド対応のノートパソコンと有効なデータ通信プランがあれば、瞬時にネットワークに接続でき、より快適に業務を行うことができます。

SIM（Subscriber Identity Module/加入者識別モジュール）とは、モバイル通信事業者が顧客のデバイスとアカウントを照合し、自社のネットワークに接続できるようにするためのチップを搭載した物理カードです。

eSIM（Embedded SIM/組み込み型SIM）は仮想SIMとも呼ばれます。デバイスに直接組み込まれたプログラム可能なSIMカードであり、物理SIMと同じ役割を果たします。