デル・テクノロジーズ、2023年の抱負を発表 マルチクラウド時代がもたらすさまざまなチャンスをつかむ

当資料は、2022年12月9日にシンガポールで発表されたメディアアラートの抄訳版です。

2022年12月9日、シンガポール発:
12月7日、デル・テクノロジーズは「“2023 Resolutions” Asia Pacific and Japan(APJ)」(「2023年の抱負」アジア太平洋および日本)と題したメディア ブリーフィングを行いました。オンライン形式で行われたこのブリーフィングでは、APJ(アジア太平洋および日本)グローバル デジタル シティーズ 事業プレジデントのアミット ミダ(Amit Midha)とグローバル チーフ テクノロジー オフィサーのジョン ローズ(John Roese)がホストを務め、2023年に新しいテクノロジーを最大限活用するために、組織が取り組むべき新年の抱負について語られました。また、APJ地域でデジタル ソリューションがどのように社会の未来を形作るのかという部分にも重点が置かれました。

アミット ミダは、次のように述べました。「2022年は、デジタル トランスフォーメーション(DX)とイノベーションが、これまで以上に欠かせない存在であることが示された年でした。特に2022年は、さまざまな業種が真のマルチクラウド アーキテクチャーにシフトして活用するようになり、当社は、お客様の進化するニーズと幅広さを増すDXの目標を支援することに、確固とした姿勢で取り組んでいます」。

2023年、CIOの最優先課題:クラウドの長期的なコストの管理とマルチクラウド エッジ アーキテクチャーの本質を定義

ジョン ローズは、新しいテクノロジーと、2023年にCIOがこれらのテクノロジーをどのようにアクションにつなげることができるのかという点について、概要を説明しました。ローズは、お客様にとって、IT能力をクラウドで非効率的に配分することによる予算オーバーは、もはや許容することができないもので、長期的なコストを把握する必要があることを強調しました。

ローズは、次のように述べました。「現代の企業にとっては、データとアプリケーションを最も価値を発揮する場所に置き、これらを最適にコントロールすることが可能なマルチクラウド アプローチを採用することが不可欠です。このアプローチは、より費用対効果が高く、クラウドに伴う全体的な複雑さも軽減してくれるでしょう」。

さらにローズは、お客様とパートナーが長期的なマルチクラウド エッジ アーキテクチャーのあるべき姿を決めるためのサポートを行う重要性を指摘しました。「2023年は、これまで以上に多くのデータと処理が、現実世界で必要とされるようになるでしょう。現在、エッジはあらゆる場所に存在し、エッジ コンピューティングの可能性は無限に広がっています。長期的に見て、自分たちが求めるエッジ アーキテクチャーを決定しなければ、複数のエッジが混在する状況に陥ってしまうでしょう」。

「アーキテクチャーに取り組む際には、戦略的な視点を持たなければなりません。現行のモデルを評価して、複雑さや目に見えないコストを増やすことなく、複数のクラウド環境にわたり、データとワークロードを管理して調整することができるよう、最適なアーキテクチャーを明確にすることが重要です」。

データセンター、クラウド、エッジにわたる、お客様とパートナーのサイバーセキュリティー戦略の調整をサポート

ローズは、エンタープライズ環境全体を通じて一貫したアイデンティティー、ポリシー、脅威の管理を実現するために、組織としてのゼロトラスト コントロール プレーンを定義することの重要性を強調しています。高度に分散しながら、それぞれが連携しているマルチクラウドの世界では、ゼロトラストが、データのセキュリティーと信頼に欠かせない基盤になります。

アミット ミダは、世界経済のDXの加速に伴い、潜在的なアタックサーフェス(攻撃対象領域)の数も増えると指摘しました。デル・テクノロジーズの『2022 Global Data Protection Index』(2022年グローバル データ保護インデックス)調査によると、APJ(中国を除く)の回答者の74%が、今後12カ月の間に破壊的事象を経験するのではないかという懸念を持っていることが明らかになっています。ミダは、次のように述べました。「当社は、お客様およびパートナー様と連携して、各社のセキュリティー トランスフォーメーションの簡素化を支援し、データが置かれている場所に関係なく、そのセキュリティーを高める適切な戦略の実装をサポートしています」。

組織にとっての耐量子暗号のリスクを把握し、量子コンピューティングを活用するためのスキルセットを早期に確立

「量子コンピューティングは、すでに現実のものになってきており、数年のうちに十分大規模な量子システムを利用できるようになるでしょう。これは、パブリック ネットワーク上の暗号化データにとって、非常に大きなリスク要因となります。ただし、現時点において耐量子暗号を実現するツールも存在しています」(ローズ)。企業は、まず自社全体を通じて暗号化資産をカタログ化するとともに、直面するさまざまな脅威を特定する必要があります。次に、量子シミュレーションに投資して、社内のデータ サイエンス チームとAIチームが、量子の新しい言語と能力を学び、量子コンピューティングに伴う諸課題へ対応する準備を整えなければなりません。

引き続きテクノロジーは、APJ地域の社会の未来を牽引する重要な要因

アミット ミダは、次のように述べました。「テクノロジーは、これからも、トランスフォーメーション、デジタルの統一、人類の進歩の促進において最前線にあり続けるでしょう。マクロ経済環境は不透明ですが、APJは引き続き成長していくことが見込まれ、この地域の人口も右肩上がりで推移するでしょう。テクノロジーをより効果的に活用するために、私たちは、テクノロジーに対する考え方をより大きく広げる必要があります。そうすることで、社会の未来に向けて歩を進め、形作っていくことができるでしょう」。

「持続可能な未来の都市の推進を含め、人類の進歩を促進する上でデジタル ソリューションは不可欠な存在です」(ミダ)。デジタル ツインなどのテクノロジーを通じて、都市はエネルギーの消費パターンと排出量をモデル化して理解を深めることで、持続可能性や気候変動対策の目標に向けた都市づくりを推進することができます。

最後にミダは、テクノロジーには経済的なウェルビーイングと公平性を前進させる可能性があると述べました。デジタル ディバイド(情報格差)ではなく、デジタルによる結束を基盤に、オンライン化されデジタルで強化された全ての人のための社会づくりを実現することの重要性を強調しました。そのためには、デジタル統合が欠かせないだけでなく、次世代が市場と労働力におけるテクノロジーの原動力となる中で、自らの力を発見して発展させる能力を高める必要があります。

ミダは、以下のように結びました。「当社の持続的な競争優位性および人類の進歩に重点を置いて差別化した戦略を基盤に、2023年にどのような成果を挙げることができるのか、今から楽しみにしています。私たちが、デジタル テクノロジーを活用して、社会の未来を築くとともにデジタルによる結束を促進する中で、APJ地域はこれからも間違いなく変革を遂げ進歩し続けていくでしょう」。

■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

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