デル、初のオブジェクトストレージプラットフォーム「Dell DX6000シリーズ」を販売開始

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デル初の大規模な非構造化データの保管に最適なオブジェクトストレージプラットフォーム
Dell DX6000 シリーズ」が10月中旬に発売されました。「Dell DX6000シリーズ」は、
DXクラスタサービスノード「Dell DX6000」およびDXストレージノード「Dell DX6012S」「Dell DX6004S」より構成されます。

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急速に増加する非構造化データ

調査会社IDCによると、ストレージが扱うデジタルデータ量は、2009年から2020年の間に
44倍という爆発的な勢いで増加すると予測されています1。そして、増加するデータの
ほとんどは非構造化データであると言われています。

従来、ファイル、ビデオ、画像などの非構造化データにはファイルシステムベースの
ストレージが使われてきました。しかし、ファイルシステムはスケーラビリティや大規模環境での
管理性に課題が残ります。また、企業におけるコンプライアンスの動きの活発化などにより
各種データの保管が増え、ストレージ容量は圧迫される傾向にあります。そこで、大規模な
非構造化データを管理する新たな仕組みが必要とされていました。

オブジェクトストレージの特長

オブジェクトストレージは、ファイルシステムのような階層構造ではなく、フラットな
ネームスペースを採用しています。それにより、ストレージシステムにアクセスする際の
処理がシンプルになり、ファイルシステムよりも優れたスケーラビリティが実現できます。

また、ファイルシステムとは異なり、オブジェクトに豊富なメタデータを付与できる構造に
なっています。そのため、ストレージシステムがメタデータ情報を用いることにより、
必要なオブジェクトのみを選択してリモートオフィスに配信するなど、ファイルシステムよりも
優れた自律管理機能が実現できます。

医療機関での画像管理にも最適

代表的な用途としては、大規模な非構造化データを取り扱うアーカイブシステムや
コンテンツ・マネジメント・システムがあります。その中でも、細やかなデータ管理機能が
求められる規制対応はオブジェクトストレージが特に得意とする分野です。
医療におけるIT活用が進むなか、医療画像などの大容量データの取り扱いも最適です。
また近年、コンプライアンスの視点からも、Eメールアーカイブシステムへの注目が高まっています。

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「Dell DX オブジェクトストレージ」の特長

  • オープンでスケーラブル :
    数TBから数PBまで拡張が可能。数十億ものファイルを一般的なHTTPアクセスを利用して保存できます。
  • 優れたコストパフォーマンス :
    豊富な実績を持つデルのx86ハードウェアと統合ソフトウェアによるコストパフォーマンスの
    よいストレージシステムです。自己管理およびセルフヒーリングシステムも運用管理コスト低減を実現します。
  • 豊富なソリューション:
    Dell DXオブジェクトストレージプラットフォームは、医療システム、ファイル、Eメール、
    SharePointアーカイブなどの分野の独立系ソフトウェアベンダー(ISV)によってサポート
    されています。さまざまなアプリケーションで共有のオブジェクトストレージプールを
    使用することができるため、投資効果を最大限に高められます。

注1)出典:IDC Digital Universe Study, sponsored by EMC, May 2010

About the Author: Dell Technologies

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