フルキャストホールディングス、デル・ソフトウェアのバックアップソリューションで、データベースから仮想マシンまで安定したバックアップ環境を構築

2015年11月12日

デル株式会社

 

フルキャストホールディングス、

デル・ソフトウェアのバックアップソリューションで、

データベースから仮想マシンまで安定したバックアップ環境を構築

 

デル・ソフトウェア株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:中村共喜、以下、デル・ソフトウェア)は、人材総合サービスの株式会社フルキャストホールディングス(本社:東京都品川区、代表取締役社長CEO 坂巻 一樹、以下、フルキャストホールディングス)が、「Dell DR4100 Disk Backup Appliance」導入により、エラーが多く不安定だったバックアップシステムの安定化を実現し、事業の継続性を向上させた事例を発表しました。

フルキャストホールディングスは人材サービス会社として、短期人材紹介、給与計算代行、長期人材派遣などの事業で業績を伸ばしています。同社の2016年1月実施予定のマイナンバー制度への対応としては、IT総合サービスのITBook株式会社と提携し、各企業で雇用されるアルバイトを中心に、マイナンバーの収集・管理といった業務を代行し、セキュアな環境で運用を行えるサービスを提供するほか、マイナンバー制度対応セミナーなどを開催しています。

導入背景
フルキャストホールディングスの幅広い事業では、個人情報などの重要なデータを扱う必要があり、業務でのIT活用は必要不可欠です。しかしながら、従来の社内・業務システムがどちらも十分に機能していなかったため、システム停止などのトラブルも生じていました。会社全体でシステムの見直しを検討し始めたところ、非常にコストがかかることが予想されました。そこで情報システム部はまず、不要な保守契約やハードウェアなどを最適化して整理することで、無駄なコストを数千万円規模で削減できると示した上で、システム再構築のコストを捻出してきました。

コスト面、導入の容易性、安定性を考慮し、アプライアンス製品DR 4100を採用
システム全体の見直しの中で、事業継続性を支えるバックアップシステムも再検討され、最適なバックアップ用ハードウェアとバックアップソフトウェアとして、「Dell DR4100 Disk Backup Appliance(以下、DR4100)」が導入されました。DR4100は、アプライアンスソリューションであるため、導入が容易かつ安定して利用できることや、必要なライセンスの一括購入が可能で、コスト削減を実現します。また、他社のバックアップ用のアプライアンス製品がSATAを採用しているケースが多い中、DR4100ではSATAに加えてSASもラインアップされており、ディスクの信頼性の高さも評価されました。

フルキャストホールディングスでは、社内と業務のシステムが2つのデータセンターに分かれているため、DR4100を2台導入してそれぞれのデータセンターに設置しました。社内システムの環境と、人材の業務システム双方をバックアップするために、仮想マシンのイメージとデータベースもバックアップできる環境を構築しています。

安定稼動と信頼性の高いバックアップが大きなメリットに
DR4100導入後は、バックアップがエラーで停止することがないため、情報システム部が割いていたエラー対応やメンテナンスの時間が削減されました。また、信頼できるバックアップデータを蓄積できるようになったことも、DR4100導入による最も大きな改善点と言えます。
Oracleデータベースのバックアップが安定して行えることも高い評価を受けています。データベースは冗長構成となっているため、プラグインオプションを導入して、どちらの構成がアクティブになっていても自動的にバックアップを取れる点が、それに関わる手間の軽減につながっています。また、DR4100の重複除外機能によって、仮想マシンのバックアップで約8割の圧縮を可能にしています。

現在、2台のDR4100が利用されていますが、将来的には、社内システムと業務システムを1つのデータセンターに集約し、バックアップの分散化のためにDR4100をもう1台追加することも検討しています。その際にも、アプライアンス製品でセットアップに手間がかからず、すぐに追加できることが大きなメリットになると期待されています。

将来的にはディザスタリカバリも検討
フルキャストホールディングスは、システムを1つのデータセンターに集約した後、将来的な計画として、DR4100でバックアップを取るだけでなく、2つのデータセンター間でディザスタリカバリ(DR)を行っていくおとも視野に入れています。また、ストレージの重要性が非常に高くなってきている中、データベースのパフォーマンスを向上させるためにフラッシュストレージの導入も予定しています。ストレージの可用性、信頼性、パフォーマンスをどれだけ担保していけるのかが、今後の事業継続性に大きく関わってくると考えられています。

これらの計画を実現していくために、情報システム部 担当部長 日向野 渉氏はデルへの期待を次のように述べています。「デルは製品ラインアップも増え、ハードウェアだけでなくソリューションも提供するようになったため、さまざまシステムでデル製品を活用できるようになってきています。情報システム部としては、種々のシステムを1つのメーカーの製品にまとめることができれば、保守や運用管理、さらにコスト面でも利点があります。今後、(総合セキュリティコンサルティングサービス)Dell SecureWorksさんにもお世話になる予定ですが、ラインアップを広げて、コストパフォーマンスと信頼性の高い製品、サービスを提供していただけるとありがたいです。」

「Dell DR4100 Disk Backup Appliance」については以下をご参照ください。

http://software.dell.com/jp-ja/products/dr4100-disk-backup-appliance/

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