Webカメラを使用すると、同じ部屋にいないときでも、Microsoft Teams、Skype、Zoomなどのビデオ通話によって(仮想的に)対面で会話できます。カメラがWindowsで動作しない場合、最近のアップデート後にドライバーが失われた、ウイルス対策やプライバシーの設定によってアプリによるカメラの使用がブロックされている、使用するアプリに問題があるといった可能性があります。
Webカメラは通常、ノートパソコン、All-in-One、および一部のDell製モニターに内蔵されています。外付Webカメラは、USBケーブルを使ってデスクトップやノートパソコンで使用されます。
次のいずれかの症状が発生した場合は、以下の手順に従ってWebカメラをテストしてください。
- ビデオ通話において他のユーザーから自分が見えない。
- Webカメラの画面が黒い、画面に何も表示されない、または画面が暗い。
- カメラの映像が暗い、粗い、またはぼやけている。
- Microsoft Teams、Skype、Zoomを使用してビデオ通話を行うことができない。
Webカメラの問題を解決するために試すことができるいくつかの簡単な手順を紹介します
修正1:コンピューターを再起動する
再起動するだけで、多くの問題をほぼ即座に解決できます。コンピューターを再起動すると、メモリー(RAM)が効果的にクリアされ、開始された無効なプロセスやサービスがすべてシャットダウンされます。
コンピューターを再起動すると、コンピューターで実行されているすべてのアプリケーションとソフトウェアが終了します。これには、タスクバーで実行されているアプリケーションと、バックグラウンドで実行されているサービスが含まれます。
警告:コンピューターを再起動する前に、開いているWebページをブックマークに追加し、開いているドキュメント、スプレッドシート、その他の保存されていない作業を保存してください。
修正2:カメラの設定を確認する
Windows 11またはWindows 10では、プライバシー設定によってアプリでWebカメラを使用できない場合があります。Webカメラを使用する権限がアプリに付与されていることを確認してください。
メモ:部屋の照明が明るいことを確認します。薄暗い部屋では、Webカメラの画像が暗くなったり粗くなったりします。
メモ:プライバシーの確保のために、デバイスのカメラにスライド式シャッターが付いている場合は、開いている位置にスライドさせて、カメラがふさがれていない状態にしてください。
メモ:一部のノートパソコンには、カメラのオン/オフを切り替える物理的なスイッチまたはボタンがキーボードに採用されています。オフにすると、カメラが取り付けられていることをノートパソコンが認識しなくなります。また、カメラに斜線がかかった画像がカメラに表示される場合もあります。キーボードのレイアウトとショートカット キーについては、Dell製ノートパソコンのユーザー マニュアルを参照してください。
- Windowsで[スタート]をクリックして[設定]アプリを開きます。
- [設定]アプリで、[プライバシーとセキュリティ](Windows 11)または[プライバシー](Windows 10)をクリックします。
- [アプリのアクセス許可]の下の[カメラ]をクリックし、[アプリにカメラへのアクセスを許可する]がオンになっていることを確認します。Windows 10では、[このデバイスのカメラへのアクセスを許可する]の下の[このデバイスのカメラへのアクセス]をオンにします。
- カメラへのアクセスを許可するアプリを選択します。Windows 10では、[デスクトップ アプリがマイクにアクセスできるようにする]をオンにします。マイクへのアクセスを許可するアプリを選択することもできます。
修正3:BIOSまたはUEFIでWebカメラを有効にする
一部のDell製ノートパソコンには、BIOSまたはUEFIにWebカメラを無効にするオプションがあります。BIOSまたはUEFIでWebカメラを無効にすると、Windowsやその他のオペレーティング システムでWebカメラを検出できなくなります。システム管理者はこのオプションを使用することで、セキュリティ上の目的でWebカメラへのアクセスを無効にすることができます。
BIOSまたはUEFIを工場出荷時のデフォルト設定にリセットすると、カメラを機能させなくする可能性があるBIOSまたはUEFIの問題の解決に役立ちます。このビデオで、BIOSまたはUEFIを工場出荷時のデフォルト設定にリセットする方法を確認してください。
メモ:BIOSインターフェイスはお使いのDell製コンピューターによって異なる場合があります。製品固有の情報については、お使いのDell製コンピューターのユーザー ガイドを参照してください。
- コンピューターの電源を入れます(または再起動します)。
- Dellのロゴ画面で、BIOSセットアップまたはシステム セットアップが開始するまでF2キーを数回押します。または、ワン タイム ブート メニューが表示されるまでF12キーを数回押して、メニューから[BIOS Setup]または[System Setup]を選択し、Enterを押します。
- BIOSまたはUEFIでWebカメラのオン/オフを切り替えるオプションを探して、有効になっていることを確認します。
メモ:BIOSインターフェイスはお使いのDell製コンピューターによって異なる場合があります。製品固有の情報については、お使いのDell製コンピューターのユーザー ガイドを参照してください。
修正4:SupportAssistを使用してコンピューターを最適化する
SupportAssistアプリケーションを使用すると、コンピューターを迅速かつ簡単に最適化できます(最新のDellドライバーのインストールやハードウェア テストの実行など)。SupportAssistはハードウェア テストも実行し、結果と推奨されるアクションを提案します。
- Windowsキー(Windowsボタン)を押しながらQキーを押します。
- 検索ボックスに「SupportAssist」と入力します。
- 検索結果の一覧で[SupportAssist(アプリ)]を選択します。
メモ:SupportAssistが検索結果に表示されない場合は、SupportAssist for Home PCsのページにアクセスし、SupportAssistをダウンロードしてインストールします。 - [今すぐ開始]をクリックして、SupportAssistがお使いのDell製コンピューターをスキャンして最適化できるようにします。
このビデオで、SupportAssistを使用してDell製コンピューターを最適化する方法を確認してください。
修正5:Webカメラのドライバーを確認する
別のUSBポートを試す
外付USBカメラを使用している場合は、コンピューターの別のUSBポートに接続してみてください。それでも問題が解決しない場合、またはカメラが内蔵されている場合は、以下の手順をお試しください。
メモ:Windows 11、Windows 10、Windows 8 (8.1)では、Dell製ノートパソコンの内蔵カメラ用ドライバーが自動的にインストールされます。
- [スタート]をクリックし、「device manager」と入力します。検索結果から[デバイス マネージャー]をクリックします。
- [カメラ]、[イメージング デバイス]、または[サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー]でお使いのカメラを探します。
- カメラが検出されない場合は、上部の[操作]メニューをクリックし、[ハードウェア変更のスキャン]を選択します。
- Windowsがスキャンを実行し、最新のドライバーが再インストールされるまで待ちます。
- コンピューターを再起動し、[カメラ]アプリを開いてWebカメラをテストします。
- これでもWebカメラの問題が解決しない場合は、次の手順をお試しください。
カメラ ドライバーをアンインストールし、ハードウェア変更をスキャンする
- [スタート]をクリックし、「device manager」と入力します。検索結果から[デバイス マネージャー]をクリックします。
- [カメラ]、[イメージング デバイス]、または[サウンド、ビデオ、およびゲーム コントローラー]でお使いのカメラを探します。
- お使いのカメラを右クリックし、[プロパティ]を選択します。
- [ドライバー]タブに移動し、[デバイスのアンインストール]を選択します。
- [このデバイスのドライバーを削除しようとしました]チェック ボックスをオンにして[OK]をクリックします。
- [デバイス マネージャー]の上部の[操作]メニューをクリックし、[ハードウェア変更のスキャン]を選択します。
- Windowsがスキャンを実行し、最新のドライバーが再インストールされるまで待ちます。
- コンピューターを再起動し、[カメラ]アプリを開いてWebカメラをテストします。
修正6:Windowsをアップデートする
Windowsを最新の状態にしてください。最新のアップデートをダウンロードすると、カメラの問題を解決できる場合があります。
- [スタート]をクリックし、[設定]アプリを開きます。または、Windowsロゴ キー + Iショートカットを押すと、[設定]アプリをすばやく開くことができます。
- [設定]アプリで[Windows Update]をクリックします(Windows 11)。Windows 10の場合は、[更新とセキュリティ]に移動して、左側のページで[Windows Update]を選択します。
- 右側のページで[更新プログラムのチェック]をクリックします。更新プログラムが利用可能な場合は、ダウンロードしてインストールします。
- 更新プログラムがインストールされたら、コンピューターを再起動し、[カメラ]アプリを使用してWebカメラをテストします。
修正7:ウイルス対策ソフトウェアを確認する
一部のウイルス対策ソフトウェアやサード パーティー製セキュリティ ソフトウェアには、アプリがWebカメラにアクセスできないようにするプライバシー設定が付属しています。
ウイルス対策ソフトウェアまたはセキュリティ ソフトウェアの設定で、カメラへのアクセスをブロックする設定、またはカメラを使用する権限を探します。詳細については、ウイルス対策ソフトウェアの会社のWebサイトを参照してください。
依然としてWebカメラが動作しない場合はどうすればよいですか?
上記のトラブルシューティング手順により、Webカメラに関連するほとんどの一般的な問題を解決できます。問題が解決しない場合は、Webカメラの問題を解決するためのその他のトラブルシューティング手順をお試しください。