レプリケーションPowerScale用のDell Container Storage Modules(CSM)ファミリー: 削除後もレプリケーション アーティファクトが残る

Summary: レプリケーションされた永続ボリューム(PV)およびDellCSIReplicationGroups(RG)は、関連するKubernetes削除コマンドを発行しても削除されない場合があります。PowerScaleアレイのSyncIQポリシーは、関連するRGが削除された後も不適切に保持される可能性があります。

This article applies to This article does not apply to This article is not tied to any specific product. Not all product versions are identified in this article.
Check out other resources

Symptoms

Kubernetesオブジェクト(PB(永続ボリューム)またはDellCSIReplicationGroups(RG)が削除コマンドを発行されると、kubectlコマンドは、問題のPVまたはRGを削除するのではなく、無期限に応答を停止することがあります。RGが正常に削除されると、関連するPowerScaleストレージ アレイ上の関連するSyncIQポリシーが意図したとおりに削除されない場合があります。

これにより、同じKubernetesストレージ クラスでさらにレプリケーションを試行すると、問題が発生する可能性があります。この問題は、不要になった後にストレージ領域が解放されないシナリオを引き起こす可能性があります。

問題はここで報告されます:https://github.com/dell/csm/issues/523

Cause

CSMが管理するKubernetesオブジェクトのファイナライザー タグは、オブジェクトが削除されたときに、コンテナ ストレージ モジュール(CSM)レプリケーションを適切に受け入れ、対処しません。これにより、ファイナライザーの条件が満たされていないため、オブジェクトは無期限に「終了」状態のままになります。
 
CSMレプリケーション コントローラーとレプリケーション サイドカーがRGの削除を処理する場合、SyncIQポリシーの削除が正しく実行されません。これにより、RGが削除された後でも、SyncIQポリシーがストレージ アレイに残されます。

Resolution

解像 度：

エンジニアリングチームは、PowerScale 1.6.0向けのDell CSMでこの問題を解決しました。
回避策:
Kubernetesオブジェクトの場合:
  1. 応答していない削除をキャンセルします(Ctrl+Cなど)。次のコマンドを使用して、削除に失敗しているオブジェクトに手動でアクセスします。
  • RGの場合:
kubectl edit rg
  • PVの場合:
kubectl edit pv
  1. これにより、関連するオブジェクトがテキスト エディタで開きます。オブジェクト内には、次に示すように、いくつかのカテゴリーのタグがあります。
オブジェクト タグ
  1. 「ファイナライザー:」行とそのエントリーを手動で削除します。上記の例では、次のようになります。

削除するファイナライザー行

 

  1. ファイルをテキスト エディタに保存し、エディタを終了してから、削除コマンドを再度実行します。このプロセスは、削除に失敗したすべてのレプリケートされたPVおよびRGに対して繰り返される場合があります。


アレイ上に残っているSyncIQポリシーを削除するには、次の手順を実行します。

  1. Webユーザー インターフェイスを使用して、ソースPowerScaleアレイにログインします。
  2. Data Protection タブに移動し、 SyncIQ を選択します。
  3. SyncIQ ページで、 Policies サブタブに移動します。
  4. 削除する必要があるポリシーで 、 アクション 、 ポリシーの削除 の順にクリックします。
  5. 必要に応じて、ターゲットとデスティネーションのPowerScaleアレイに対して同じ手順を繰り返します。

Affected Products

Container Storage Modules

Products

Container Storage Modules Family
Article Properties
Article Number: 000206294
Article Type: Solution
Last Modified: 03 Jul 2023
Version:  5
Find answers to your questions from other Dell users
Support Services
Check if your device is covered by Support Services.