vProxy：すべてのクライアントで「データストアを作成できません」というエラーでFLRが失敗する

概要: NetWorker VMware Protection統合は、vProxyアプライアンスを使用して構成されています。Network File System(NFS)データストアを作成できなかったことを示す、NetWorker Management Consoleを使用したファイル レベルのリカバリーが一貫して失敗します。

この記事は次に適用されます： この記事は次には適用されません： この記事は、特定の製品に関連付けられていません。 すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。
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現象

NMC(NetWorker管理コンソール)とリカバリー ログには、次の情報が表示されます。 
nsrvproxy_flr: vProxy Log: YYYY/MM/DD HH:MM:SS INFO:   [@(#) Build number: ##] Unmounting after mount failure: Unable to create datastore '[VPROXY_NAME]-1487848168' using '[DATA_DOMAIN]:/data/col1/coral/[VPROXY_NAME]-[SESSION_ID]': ServerFaultCode: An error occurred during host configuration.
または 
nsrvproxy_flr: vProxy Log: YYYY/MM/DDTHH:MM:SS INFO: [@(#) Build number: 123] Unmounting after mount failure: Unable to create datastore 'EMC-FLR-[VPROXY_NAME]-026473-1645810870' using 'DD_NAME:/data/col1/networker/FLR-[VPROXY_NAME]-[SESSION_ID]': ServerFaultCode: An error occurred during host configuration. Operation failed, diagnostics report: Mount failed: Unable to complete Sysinfo operation. Please see the VMkernel log file for more details.: Unable to connect to NFS server.

原因

「ServerFaultCode」は、エラーがVMwareからvProxyに報告されていることを示しています。
FLRワークフローは、ターゲットESXiホストでVMwareデータストアとして使用されるNFSエクスポートをData Domain上に作成します。  
ファイアウォールは、VMwareクラスター内の1つ以上のESXiホストがNFSサーバー(Data Domain)に接続してNFSデータストアをマウントできないようにしています。

解決方法

クラスター内のすべてのESXiホストからData DomainへのTCPアクセスが、NFSポート3009、2049、2052を介して使用可能であることを確認します。

ESXiポート接続をテストするには、次のフラグを付けて netcat (nc)を使用します。

TCPテストの場合:

nc -zv address port
Example: 
[root@esxi:~] nc -zv ddve.amer.lan 3009
Connection to ddve.amer.lan 3009 port [tcp/sunrpc] succeeded!

[root@esxi:~] nc -zv ddve.amer.lan 2049
Connection to ddve.amer.lan 2049 port [tcp/nfs] succeeded!

[root@esxi:~] nc -zv ddve.amer.lan 2052
Connection to ddve.amer.lan 2052 port [tcp/*] succeeded!

ネットワーク ファイアウォールでポートが開いていても、ESXiホストのOSファイアウォールでブロックされている場合があり、「接続がタイムアウトしました」というメッセージが表示されます。ESXiファイアウォールを一時的に無効にして、これを検証します。ESXiファイアウォールは、次の手順で無効にすることができます。

[root@esxi:~] esxcli network firewall get
   Default Action: DROP
   Enabled: true
   Loaded: true
[root@esxi:~] esxcli network firewall set --enabled false
[root@esxi:~] esxcli network firewall refresh
ファイアウォールを再度有効にするには、 --enabled true を設定し、ファイアウォールを再度更新します。
 
メモ: ネットワークおよびVMwareチームは、NetWorkerの外部で発生するESXiホストとDD間の接続に関する問題を解決する必要があります。


vProxyアプライアンスは、DD上のNFSポートにもアクセスできる必要があります。これらは、curlコマンドを使用して確認できます。

curl -v address:port
使用するポート: 22, 111, 131, 161, 2049, 2052, 3009

その他の情報

ポート要件については、『 NetWorker VMware統合ガイド 』に記載されています。NVP vProxy：バックアップ/リストア操作のためのネットワーク接続のトラブルシューティング」

 

対象製品

NetWorker
文書のプロパティ
文書番号: 000065252
文書の種類: Solution
最終更新: 17 3月 2025
バージョン:  4
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