vCenter/ESXi: Command Lineを使用したvCenter/ESXiサポートバンドル取得方法

概要: Command Lineを使用したvCenter/ESXiサポートバンドル取得方法を紹介します。

この記事は次に適用されます: この記事は次には適用されません: この記事は、特定の製品に関連付けられていません。 すべての製品パージョンがこの記事に記載されているわけではありません。

手順

目次

  1. Command Lineを使用したvCenterサポートバンドル取得方法
  2. Command Lineを使用したESXiサポートバンドル取得方法
  3. Command Lineを使用したESXiサポートバンドル取得方法(ESXiの暗号化モードが有効のケース:crypto safe mode)

1. Command Lineを使用したvCenterサポートバンドル取得方法

  1. SSHでvCenterにログインします。

  2. アプライアンスシェル(デフォルト)の場合、Bashシェルに切り替えます。

    shell
    shellコマンド実行例
  3. vCenterサポートバンドル取得コマンドを実行します。

    #vc-support -l
    サポートバンドル取得コマンド実行例
  4. サポートバンドルの生成が完了すると保存先が表示されます。
    ファイル名:vc-vCenterName-yyyy-MM-dd-hh-mm-ssss.tgz
    サポートバンドル保存先

  5. SCPツールを使用してvCenterにログインし、vCenterサポートバンドルを取得します。

    メモ:Winscpを使用する場合はBashシェルにてchsh -s /bin/bash rootを実行し、デフォルトのシェルを切り替える必要があります。
    BroadcomKB#324261 WinSCP を使用してvCenter Server Appliance に接続すると、次のエラーで接続に失敗する:Received too large (1433299822 B) SFTP packet. Max supported packet size is 1024000This hyperlink is taking you to a website outside of Dell Technologies.
  6. サポートバンドルが正常に解凍ができることを確認したら、vCenter上のサポートバンドルを削除します。

    #rm "/vcenterサポートバンドルファイルパス"
    サポートバンドル削除コマンド

2. Command Lineを使用したESXiサポートバンドル取得方法

  1. SSHでESXiにログインします。

  2. ESXiサポートバンドル取得コマンドを実行します。

    #vm-support
  3. サポートバンドルの生成が完了すると保存先が表示されます。
    ファイル名:esx-HostName-yyyy-MM-dd-hh-mm--ssss.tgz
    サポートバンドル保存先

  4. SCPツールを使用してESXiにログインし、サポートバンドルを取得します。

  5. サポートバンドルが正常に解凍ができることを確認したら、ESXi上のサポートバンドルを削除します。
    削除確認が表示されたら、"y"を入力し、Enterキーで削除します。

    #rm "/ESXiサポートバンドルファイルパス"
    サポートバンドル削除コマンド

3. Command Lineを使用したESXiサポートバンドル取得方法(ESXiの暗号化モードが有効のケース:crypto safe mode)

ESXiホストの暗号化モードの確認方法はESXi: ESXiホストの暗号化モード(crypto safe mode)の確認方法をご覧ください。

ESXiの暗号化モードが有効の場合、vm-supportコマンドを実行した際に以下のメッセージが表示されるため、本手順を進めてください。

# vm-support
yyyy-MM-dd hh:mm:ss WARNING main.py:583 Command cannot succeed because this host is in crypto safe mode and the vm-support incident key is missing.
To collect useful coredumps, perform these tasks:
1. Generate a vm-support incident key by running:
crypto-util keys vm-support --password prolog
2. Run vm-support:
vm-support [options]
3. Perform cleanup:
crypto-util keys vm-support epilog
  1. SSHでESXiにログインします。

  2. 暗号化セーフモードのvm-suppportキー作成コマンドを実行します。
    任意のパスワードを2回入力します。

    メモ:パスワードを指定しない場合は暗号化されたコアダンプが復号化することができません。
    #crypto-util keys vm-support --password prolog
    vm-supportキー作成コマンド
  3. ESXiサポートバンドル取得コマンドを実行します。

    #vm-support
  4. サポートバンドルの生成が完了すると保存先が表示されます。
    ファイル名:esx-HostName-yyyy-MM-dd-hh-mm--ssss.tgz
    サポートバンドル保存先

  5. 暗号化セーフモードのvm-suppportキーをクリーンアップします。

    #crypto-util keys vm-support epilog
    vm-supportキークリーンアップ
  6. SCPツールを使用してESXiにログインし、サポートバンドルを取得します。

  7. サポートバンドルが正常に解凍ができることを確認したら、ESXi上のサポートバンドルを削除します。
    削除確認が表示されたら、"y"を入力し、Enterキーで削除します。

    #rm "/ESXiサポートバンドルファイルパス"
    サポートバンドル削除コマンド

 

その他の情報

 

対象製品

VMware ESXi 7.x, VMware ESXi 8.x
文書のプロパティ
文書番号: 000339428
文書の種類: How To
最終更新: 15 7月 2025
バージョン:  7
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