グローバルホットスペアとしての物理ディスクの割り当てまたは割り当て解除
グローバルホットスペアは、ディスクグループの一部になっている未使用のバックアップディスクです。ホットスペアはスタンバイモードになります。仮想ディスクで使用されている物理ディスクに障害が発生すると、割り当てられたホットスペアが有効になり、システムに割り込みされたり介入要求されることなく、故障した物理ディスクと置換されます。ホットスペアが有効になると、故障した物理ディスクを使用していたすべての冗長仮想ディスクのデータが再構築されます。
注: iDRAC v2.30.30.30 以降からは、仮想ディスクが作成されていないときにグローバルホットスペアを追加することができます。
ホットスペアの割り当ては、ディスクの割り当てを解除し、必要に応じて別のディスクを割り当てることで変更できます。複数の物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てることができます。
グローバルホットスペアの割り当てと割り当て解除は手動で行う必要があります。グローバルホットスペアは特定の仮想ディスクには割り当てられません。仮想ディスクにホットスペアを割り当てる(仮想ディスクでエラーが発生する物理ディスクの代替)場合は、「専用ホットスペアの割り当てまたは割り当て解除」を参照してください。
仮想ディスクを削除する場合、コントローラに関連する最後の仮想ディスクが削除されると、割り当てられたグローバルホットスペアがすべて自動的に割り当て解除される可能性があります。
設定をリセットすると、仮想ディスクが削除され、すべてのホットスペアの割り当てが解除されます。
ホットスペアに関連したサイズ要件とその他の考慮事項を把握しておいてください。
物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てる前に、次のことを行います。
- Lifecycle Controller が有効になっていることを確認します。
- 準備完了状態のディスクドライブがない場合は、追加ディスクドライブを挿入し、そのドライブが準備完了状態であることを確認してください。
- 仮想ディスクが存在しない場合は、少なくとも 1 つの仮想ディスクを作成します。
- 物理ディスクが RAID モードでない場合は、iDRAC ウェブインタフェース、RACADM、WSMAN などの iDRAC インタフェース、または <Ctrl+R> を使用して RAID モードに変換します。
保留操作への追加モードで物理ディスクをグローバルホットスペアとして割り当てた場合は、保留操作は作成されますが、ジョブは作成されません。その後、同じディスクのグローバルホットスペアの割り当てを解除すると、グローバルホットスペアの割り当て保留操作はクリアされます。
保留操作への追加モードで物理ディスクのグローバルホットスペアとしての割り当てを解除した場合は、保留操作は作成されますが、ジョブは作成されません。その後、同じディスクをグローバルホットスペアとして割り当てると、グローバルホットスペアの割り当て解除保留操作はクリアされます。