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Integrated Dell Remote Access Controller 9 Version 3.21.21.21 User's Guide

電力上限ポリシーの表示と設定

電源上限ポリシーが有効になっている場合、システムにユーザー定義の電力制限が適用されます。電力上限が有効になっていない場合は、デフォルトのハードウェアの電源保護ポリシーが使用されます。この電源保護ポリシーは、ユーザー定義のポリシーとは独立しています。指定されたしきい値付近に電力消費量を制限するため、システムパフォーマンスは動的に調整されます。

実際の電力消費量は、作業負荷によって異なります。パフォーマンス調整が完了するまで、一時的にしきい値を超過する場合があります。たとえば、潜在的電力消費量の最小値と最大値がそれぞれ 500 W と 700 W のシステムを考えてみます。電力バジェットのしきい値を指定して、消費を 525 W に抑えることができます。この電力バジェットが設定されている場合、システムのパフォーマンスが動的に調整され、電力消費量が 525 W 以下に維持されます。

電力上限が非常に低く、周辺光が通常よりも高い場合、システムの電源投入時またはリセット時に電力消費量は一時的に電力上限を超える場合があります。

電力上限値が推奨される最小しきい値よりも低く設定されると、iDRAC は要求された電力上限を維持できないことがあります。

この値は、ワット、BTU/ 時、または推奨される電力上限に対する割合で指定できます。

電力上限しきい値を BTU/ 時に設定すると、ワット数への変換で最も近い整数に丸められます。電力上限のしきい値がシステムから読み取られた場合のワット数から BTU/ 時の変換も切り捨てられます。切り捨てにより、実際の値はわずかに異なる場合があります。


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