2020年10月9日
デル・テクノロジーズ株式会社
デル・テクノロジーズ、データのビジネス活用を加速するサーバー新製品「PowerEdge XE7100」とシステム管理ソリューションの機能強化を発表
1.6PBの最大ストレージ容量を誇るラックサーバーを本日より提供開始
2020年10月9日
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:神奈川県川崎市、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.delltechnologies.com/ja-jp/index.htm)は、企業内データのビジネス活用に新たなイノベーションをもたらす、サーバーの新製品「Dell PowerEdge XE7100」と、システム管理ソリューション「Dell OpenManage」ポートフォリオの機能強化を発表しました。今回の新製品および新機能は、お客様企業のデータのビジネス活用に関するイノベーションと、データに関するビジョンの確立を支援します。また、Splunk社とのコードレベルの新たな協業は、データに秘められたインサイトの発掘と、インサイト ドリブン型のIT運用への移行を支援するものです。
データからのインサイト取得を高速化する「Dell PowerEdge XE7100」
「PowerEdge XE7100」は、業界最高クラス*1のストレージ容量を誇る5Uラック型サーバーです。同種の他社製品より67%多い*2最大100本の大容量ハードドライブと、筐体内の1台または2台の2ソケットサーバーとの組み合わせにより、インテリジェント ビデオ アナリティクス(IVA)、メディア ストリーミング、オブジェクト ストレージなどに最適な、複数の構成の選択肢を提供します。また、AIの推論性能を強化するアクセラレーターを最大4基までサポートします*3。
本製品は、2400Wのパワーサプライ2基で冗長構成が可能なため、4基のパワーサプライが必要な他社の大容量ストレージ サーバーと比べて電源ケーブルは50%少なく*4、電力消費も最大40%少なくプロビジョニングできるため*5、運用コストとCO2の排出を抑制します。
また、「PowerEdge XE7100」は「Flex On Demand」による従量課金サービスを利用した導入も可能なため、お客様はビジネスの成長に即応したキャパシティーの追加や、実際の利用量に準じた支払いなど、柔軟な運用が可能です。
「Dell OpenManage」ポートフォリオの機能強化
デジタルトランスフォーメーションを加速するために課題となるセキュリティーの強化、自動化によるIT管理者の負荷低減、障害への予防対応やダウンタイムの短縮といった点を継続的なテーマに掲げる「OpenManage」ポートフォリオでは、複数の新機能を追加しました。
- VMware環境の物理ホストと仮想ホストを一元管理する「OpenManage Integration for VMware vCenter(以下、OMIVV)」は、5.2より新たにエッジ向けサーバー「PowerEdge XE2420」をサポートします。これにより、例えば8ノードのクラスターではサーバー ファームウェアとハイパーバイザーの一括アップデートを4分未満で完了させるOMIVVの能力*6を、エッジでもハイブリッド クラウドでもシームレスに活用できます。
- ライフサイクル管理の自動化と迅速なシステム拡張を実現する統合管理コンソール、「OpenManage Enterprise」には、以下の新機能を追加します。
- システムのダウンタイムを最小化する新機能:プロアクティブなアラートやインテリジェントな予測分析、サポートケースの自動オープンを可能にする自動通報サービス「SupportAssist Enterprise」を、「OpenManage Enterprise」にプラグインして「OpenManage Enterprise Support Assist」として提供
- システムアップデートの作業と管理のためのカタログとリポジトリー運用の一元化・自動化:BIOS、ドライバー、ファームウェアの更新パッケージの入手ツール「Dell Repository Manager(DRM)」の機能を「OpenManage Enterprise」にプラグインして、「OpenManage Enterprise Update Manager」として提供
- 利用率の低いリソースの検知および可視化:「OpenManage Enterprise Power Manager」は引き続き、IT管理者の最適なリソースプラニングをサーバー電力消費の視点で支援
洗練されたデータセンター環境のための、インフラストラクチャーからのインサイト取得
デバイスのテレメトリー(稼働データ)など、IT業務に関わるデータをAI技術でビッグデータ解析することで、IT運用の自動化や効率化を図る、いわゆる「AIOps (AI for IT Operations)」に向けた取り組みを実施しています。「PowerEdge」サーバーではすでに、標準搭載の「iDRAC9」にテレメトリー ストリーミング機能を追加して、メモリー、ストレージ、ネットワーキングなどの詳細なサーバー テレメトリーを解析用に入手可能にし、システムの最適化、リスク管理、予測分析に貢献しています。
このインサイト ドリブン型のIT運用への移行を支援するさらなる取り組みとして、このたび、データ アナリティクスの業界リーダーであるSplunk社とのパートナーシップにより、Redfish準拠のiDRAC9テレメトリーデータをSplunk Enterpriseでビジュアライズするためのアドオンツール「Dell iDRAC Redfish For Splunk Enterprise」を共同開発しました。現在Splunkユーザー向けに公開中です。
価格と提供について
■「Dell PowerEdge XE7100」(1サーバー搭載12TB ×50 HDD構成):15,315,241円~(税別)。2020年10月9日より提供開始。
■「Dell OpenManage」ポートフォリオ
- 「OpenManage Integration for VMware vCenter」ライセンス(1ホスト3年ライセンス):16,300円~(税別)。すでに提供開始。
- 「OpenManage Enterpriseアドバンスト」ライセンス(「OpenManage Enterprise」のプラグインである「OpenManage Enterprise Power Manager」の利用に必要):32,600円~(税別)。すでに提供開始。
- 「iDRAC9 Datacenter」ライセンス(iDRAC9xのテレメトリー ストリーミングに必要):94,000円~(税別)。すでに提供開始。
- 「OpenManage Enterprise Support Assist」:OpenManage Enterpriseの無料プラグインとして2020年10月24日より提供開始予定
- 「OpenManage Enterprise Update Manager」:OpenManage Enterpriseの無料プラグインとして2020年12月下旬に提供開始予定。
本日発表のすべての製品は、デル・テクノロジーズおよびビジネスパートナーから提供します。
■製品写真:「Dell PowerEdge XE7100」
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注釈
*1 : ラック奥行きが標準の5Uサーバーとして業界で初めて内蔵ハードドライブ100台をサポート(2020年4月のDellの分析に基づく。)AD# G20000114
*2 : 最大60ドライブ搭載の他社の4Uラック型ストレージ サーバーとの比較。(2020年4月のDellの分析に基づく。)AD# G20000105
*3 : アクセラレーターのサポートは2020年第4四半期開始予定。
*4 : パワーサプライが4基必要な他社の4Uラック型大容量ストレージ サーバーの最大構成との比較。(2020年4月のDellの分析に基づく。)AD# G20000107
*5 : 42Uラックへの最大搭載で比較。2400Wパワーサプライを2基稼働するPowerEdge XE7100 ×8台(計38kW)と、1600Wパワーサプライを4本必要とする他社の4Uラック型大容量ストレージ サーバー ×10台の最大構成(計64kW)との比較
*6 : 第3者によるOMIVV 5.1の実機検証に基づく。https://www.principledtechnologies.com/Dell/vSphere-7.0-update-compatibility-check-0820-v3.pdf
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
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