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選択ガイド:システム管理のアップグレード

iDRACの工場出荷時IPアドレス設定(オプション)

Dell EMCでは、サーバーを既存の環境に導入する際にお客様のニーズに最適となるようにいくつかのオプションを用意しています。これらのすべてのオプションは工場出荷時に設定され、IT管理者はiDRACにアクセスして、リモートからサーバーを設定できます。これらのオプションは無償でご利用いただけます。設定できるのは1つだけです。
  1. DHCP(デフォルト):iDRACはDHCPがオンの状態で工場から出荷されます。この設定は、データ センター環境内にDynamic Host Configuration Protocol(DHCP)サーバーが既に設置されており、自動またはスクリプト形式の導入プロセスの一環としてiDRACを使用するお客様に最適です。
  2. DHCP with Zero Touch:iDRACのサーバー構成プロファイル(SCP)を使用しているお客様に最適です。iDRACはDHCPサーバーに接続して、DHCPサーバーにより提供される追加のファイル/設定を使用して自動設定されます。サーバー構成プロファイルの詳細については、当社のホワイト ペーパーをお読みください。
  3. 固定IP:iDRACは、iDRACのユーザー ガイドに記載されているように、固定IPアドレスに設定されます。
  4. プロビジョニング サーバー:PowerEdgeサーバーへのOSの導入またはアップデートにおいて、Microsoft System CenterまたはOpenManage Integration for VMware vCenterのいずれかとともにサード パーティー製コンソールをIT環境で使用しているお客様に最適です。PowerEdgeサーバーで[プロビジョニング サーバー]オプションを有効にすると、サーバーの最初の起動時に管理機能を持つプロビジョニング サーバーが検索され、導入またはアップデートの自動化されたプロセスが開始されます。

共有マザーボード内蔵LAN(LOM)設定

iDRACのネットワーキングには、専用の外部ネットワーク ポートを割り当てることも、メインのオンボード ネットワーク ポート(LOM)を共有で割り当てることもできます。この設定は、必要に応じて変更できます。ただし、システム管理者の権限が必要です。

専用(デフォルト):「iDRAC」というラベルのある専用のネットワーク インターフェイス ポートを使用します。このインターフェイスは、ホストのオペレーティング システムまたはアプリケーション トラフィックとは共有されません。Dell iDRACのセキュリティに関するベスト プラクティスでは、この設定を使用します。[専用]オプションを使用すると、iDRACには、ホストLOMまたはNICに割り当てられているIPアドレスと相対して同じサブネットまたは異なるサブネットからIPアドレスを割り当てることができます。モジュラー型サーバーやブレード サーバーでは、[専用]オプションは[Chassis (Dedicated)]と表示されます。

共有LOM:iDRACは共有LOM上の同じ物理接続を共有しますが、VLAN実装を介して、OSおよびアプリケーション トラフィックからは分離されます。

MACアドレス レポート サービス

MACアドレス レポート サービスは、Dell Digital Lockerポータルを使用してiDRACとサーバーLOM0のMACアドレスとサーバーのサービス タグを提供する安全な方法です。iDRAC EnterpriseまたはDatacenterライセンスが必要です。以下のメリットがあります。

• 配信前および/またはサーバーの開梱前にMACアドレスを提供することで、管理者が物理的な導入前に環境をプロビジョニングおよび計画できる
• 手動でラベルをスキャンしてMACアドレスを識別する必要がなくなり、導入時間が短縮される
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