起動またはPOSTの問題からコンピューターを回復させる方法

Dell製コンピューターの電源をオンにしても応答がなく、起動に失敗したように見えますか？電源投入時のセルフテスト（POST）の問題は、BIOSの破損、ハードウェア コンポーネント間の接続不良、ハードウェア障害が原因で発生することがあります。電源投入時のセルフテスト（POST）の失敗を示す症状には、次のようなものがあります。

• コンピューターがDellのロゴ画面で停止する。
• コンピューターのビープ音が鳴るか、または、LEDが反復的なパターンで点滅する。
• コンピューターの電源はオンになるが、画面に何も表示されない。ただし、ファンは動作している。
• コンピューターの電源はオンになるが、起動に失敗し、Caps Lock、Scroll Lock、Num Lockキーを押しても応答しない。

コンピューターの電源は入るものの、コンピューターがWindowsのロゴで停止するか、起動処理がWindowsのロゴから先に進まない場合は、コンピューターを起動関連の問題から回復させる方法をご確認ください。

このビデオを見て、お使いのDell製コンピューターで電源投入時のセルフテスト（POST）の問題が発生しているかどうか (英語で)を確認してください。

Dell製コンピューターを起動またはPOSTの問題から回復させるには、次の簡単な手順を実行します。

修正1：最小限のハードウェアで起動する

ハードウェア デバイスに障害が発生すると、コンピューターで起動またはPOSTの問題が発生する可能性があります。問題の原因となっているデバイスを特定するため、必要最小限のハードウェアでコンピューターを起動しましょう。

1. コンピューターの電源を切ります。
2. キーボードとマウスを除くすべてのデバイス（USBドライブ、プリンター、Webカメラ、メディア カード（SD/xD）など）を取り外します。
3. コンピューターの電源を入れます。

---

修正2：ハード リセットを実行する

ハード リセットは、電源の問題を引き起こしている可能性がある静電気を放電するのに役立ちます。ハード リセットを実行するには、次の手順に従います。

1. コンピューターの電源を切ります。
2. 電源ケーブルを外すか（デスクトップ コンピューターの場合）、ACアダプターを外してバッテリーを取り外します（取り外し可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンの場合）。
   メモ：取り外し不可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンの場合は、リアル タイム クロック（RTC）をリセットしてDell製ノートパソコンを回復させる方法をご確認ください。取り外し可能なバッテリーを搭載したDell製ノートパソコンは、Dell製ノートパソコンのユーザー ガイドを参照し、バッテリーを安全に取り外す手順の詳細をご確認ください。
   メモ：一部のDell Latitudeノートパソコンでは、強制ePSAを使用してPOSTまたは起動エラーから回復させる方法をご確認ください。
3. キーボードとマウスを除くすべてのデバイス（USBドライブ、プリンター、Webカメラ、メディア カード（SD/xD）など）を取り外します。
4. 電源ボタンを15～20秒間押して、待機電力を放電します。
   
   
   
   
5. 電源ケーブルを接続するか（デスクトップ コンピューターの場合）、ACアダプターを接続してバッテリーを取り付けます（ノートパソコンの場合）。
6. コンピューターの電源を入れます。

---

修正3：リアル タイム クロック（RTC）をリセットする

BIOSが破損すると、起動関連の問題が発生することがあります。RTCリセットを行うことで、BIOS設定がリセットされ、お使いのDell製コンピューターが電源、起動、POST、ビデオに関する問題から回復することがあります。

1. Dell製ノートパソコンで起動の問題が発生している場合は、リアル タイム クロック（RTC）をリセットしてDell製ノートパソコンを回復させる方法をご確認ください。
2. Dell製デスクトップで起動の問題が発生している場合は、リアル タイム クロック（RTC）をリセットしてDell製デスクトップを回復させる方法をご確認ください。

---

修正4：ハードウェア診断を実行してハードウェアの潜在的な問題を特定する

システム メモリー（RAM）またはシステム ボード（マザーボード）に潜在的なハードウェア障害があると、POSTの問題が発生することがあります。起動前診断を実行すると、起動の問題の原因となっている可能性があるハードウェアの潜在的な問題を特定できます。

1. コンピューターの電源を入れます。
2. Dellのロゴの画面で、ワン タイム ブート メニューが表示されるまでF12キーを数回押します。
3. ブート メニュー画面で、［診断］オプションを選択してEnterキーを押します。
   
   
   
   
4. 診断テストが開始します。
   
   
   
   メモ：起動前診断インターフェイスは、お使いのDell製コンピューターによって異なる場合があります。製品固有の情報については、お使いのDell製コンピューターのユーザー ガイドを参照してください。
   
   メモ：テスト中はマウスがアクティブになりません。
   
   メモ：Dell製ノートパソコンでは、LCDテスト中にユーザーの応答が必要です。
5. 問題がある場合は、エラー コードが表示されます。エラー コード、検証コード、サービス タグをメモしてから、エラー コードを検索します。

上記の手順を実行してもコンピューターが起動しないか、POSTを完了できない場合は、Dellテクニカル サポートに連絡して、現地で利用可能な修理オプションを選択してください。